▲九州電力のやらせメール問題で、副社長が関わっていたことを会社が認めたようだ。
しかし、なぁ…と思う。
副部長あたりが、部下が独断で…と発言したことはどうなるんだ?
こういう言葉を口に出すことの恐ろしさが分からないのか。
一旦、口から出してしまうと、世間からは、「九州電力という会社は、自分の地位を脅かされると、部下へ弱い人間へ責任を押し付ける会社だ」というイメージが出来上がってしまった。
今後、同種のことがおこれば、九電だから…とか思われるに決まっているじゃないか。
この副社長(及び、副部長)は、子会社への転出なんて処分では済まないな。
自分の所属する組織の名誉を・信用を汚した責任は重い。もう、自分で自分を懲戒免職にしろ。
それなら、部下も世間さまも納得するだろう。
以下、新聞から抜粋。
九州電力玄海原発(佐賀県玄海町)2、3号機の運転再開を巡る「やらせメール」問題で、 九電は、一連の経緯をまとめた報告書を経済産業省に提出し、公表する。
報告書では国主催の説明番組を周知するよう命じた段上(だんがみ)守・原子力担当副社長(6月末に子会社社長に就任)の指示が課長級社員による 「やらせ」を引き起こしたと認定。
副社長を頂点とした組織ぐるみの行動だったと公式に認める内容になる模様だ。
▲補足、感想など
だから、この段上守という副社長(今は小会社の社長か)は、自分で自分を処分すべきだ。
辞任して、会社の経営から離れよ。
基本的に経営者として失格だ。
どういう指示の仕方をしたのかは、筆者はしらない。
しかし、やらせメールを指示しようとする意思の根底に「精神の卑しさ」を感ずる。
社会に向かって真っ当に、自分の会社を正当性を主張するのではなく、ウラに回って世間を誑(たぶら)かそう・誤魔化そうとした…その部分に、この段上という副社長個人がもっている「精神の卑しさ」が露呈している。(ついでに、こういう醜聞が世間におおやけになったとき、大衆がどう反応するだろうか…という想像力にも欠けている)
地位が上がろうが、その個人のもつ「資質」は変化はしない。
つまり、この段上という副社長も、部下が独断で…と発言した部長も、「資質」として人の上に立てるような能力をもっていないことを意味している。
そういう人間が、副社長なり、部長にあがれるということがこの「九州電力」という会社の体質だ…ということだ。
現社長は、この九州電力という会社の体質にメスをいれよ。
それなくして、会社の信用は回復しない。