▲女子サッカーのワールドカップで、日本のナデシコジャパンが優勝した。
まぁ、つきというか、試合中に神様が降臨してそっとアシストしてくれたようなプレーがあって、「奇跡」に近いような優勝であった。
優勝した日本側のコメントもさることながら、敗れたアメリカのチームからのコメントも実にいい。
人間ってものは、全力で戦って勝ったとき・負けたとき、その個人のもつ「精神の気高さ、卑しさ」が露呈してしまう。
今度のアメリカのチームの負けた時のコメントからは、学ぶべきことが多いようだ。
以下、新聞から抜粋。
サッカーの女子ワールドカップ(W杯)ドイツ大会の決勝で敗れた米国は、PK戦の末に初優勝を果たした日本代表「なでしこジャパン」を祝福した。
日本は準々決勝で前回王者の地元ドイツを下すと、続く準決勝では強豪スウェーデンを撃破。
決勝では全選手が身長で勝る米国に2回リードされたが、驚異的な粘りを発揮し、最終的にPK戦を3─1で制した。
米国のGKホープ・ソロは同国代表チームのウェブサイトで「わたしたちは偉大なチームに敗れた」とコメント。
また、「何か大きな力が日本を味方していたと感じた」とし、「勝ちたかったけれど、他のチームが優勝するなら日本が良かった」と述べた。
また、FWアビー・ワンバックは「日本はいいプレーをしたし、最後まであきらめなかった。
敗戦の悔しさはしばらく残るけれど、日本におめでとうと言いたい。日本国民は彼女たちを誇りに思うだろう」と祝福の言葉を述べた。
▲補足、感想など
--GKホープ・ソロは「わたしたちは偉大なチームに敗れた」とコメント。
また、「何か大きな力が日本を味方していたと感じた」とし、「勝ちたかったけれど、他のチームが優勝するなら日本が良かった」と。--
→こういうコメントができることが、選手として一流かそうでないかの分かれ目なのだろう。
「負け方」には偉大な負け方と卑しい負け方がある。当然、勝ち方にもあるのだろう。
アメリカのチームの負け方には、そのもつ精神の高さを感ずる。
人として、そうありたいものと思う。