2011年7月8日金曜日

原発は必要だ。

九州電力の姑息というか、裏でコソコソ工作するという対応はいかにもまずい。
 社員から応援メールを出そうなんて誰が考えるだろう。

 まず、こんなことをトップは考えない。
 すると、課長あたりがまずアイデアを出して、部長あたりがバレないならやってみよう…とか決断したのだろう。

 恐らく、事務系の中間管理職だろうが、賢くて頭がグルグル回る人間がいるのだな。

 まず、新聞記事から抜粋。

 九州電力玄海原子力発電所(佐賀県玄海町)の再稼働をめぐる「やらせメール」問題で、
九電の幹部社員らが謝罪のため、玄海、川内の両原発が立地する一帯の自治体を訪れた。
 鹿児島県議会には、山元春義副社長らが訪れ、「一番大事なときにご迷惑をかけ、信頼を 失うようなことをしてしまい誠に申し訳ない」と金子万寿夫議長らに謝罪。

 社内で調査を進め、11日の原子力安全対策等特別委員会で結果を報告することを約束。
 今月4日の特別委で問題が取り上げられた際、参考人として出席した中村明・原子力発電
本部副本部長は「そのような事実はない」と否定していた。
 山元副社長の謝罪を受け、金子議長は「議会としても不愉快だし、県民にも申し訳ない」 と苦言を呈した。
 川内原発を抱える鹿児島県薩摩川内市役所には、九電川内原子力総合事務所の古城悟所長 代理ら2人が訪問して岩切秀雄市長らに謝罪。

 古城所長代理らはその後、隣接するいちき串木野、阿久根の両市を訪問した。
 30キロ圏内の出水市やさつま町にも九電社員がおわびに訪れた。


▲補足、感想など

 どこらが核心なのだろう。

 核心は、今の時点では、原発は他のエネルギー源より効率的なものであり、どうしても必要なものだ…ということなのだ。
 こんな当たり前のことが、九電の全社員に行き渡っていなかった…ということだろう。

(このあたり、全社員へ原発のもつ意味・価値というものを社長は声を大にして訴えるべきだろう)
 姑息なことなどする必要が一体どこにあるのか。

 正々堂々と、現時点での原発の必要性(他のエネルギー源と比較しての優位性)を訴えさえすればいいではないか。

 まず、トップはこんな姑息なことを考えない。
 技術者は、こんなことをそもそも思いつきもしない。

 ならば、原発について市民からの苦情を受け付ける部署があるのだろう。
 恐らく、その部署の部課長あたりが考えそうだなぁ。

 よほど頭の回転が早いのだろう。
 この不祥事については、該当部署の責任者と社長あたりが交替して、結末をつけるしかない。

 そして、もう一度、本筋に戻って、上で書いたように、「原発の必要性」を正々堂々と訴えよ。

 そのことこそ、九州電力を、また、日本という国を元気にする真っ当な道筋なのだ。