▲まず、ボーカロイドというものをご存じだろうか。
ここから出発した。
日本の地方でソフト会社が、音符と歌詞がついたものを、自動的に歌ってくれるというソフトを開発して、「初音ミグ」という名称で売りだした。
うーん、このあたりの知識は筆者もあやしいので、ウイキペディアで肝心な部分だけを抜粋・転記する。
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初音ミクは2007年8月31日にクリプトン・フューチャー・メディアから、ヤマハの開発した音声合成システム『VOCALOID2』を採用した女声の歌声を合成するMicrosoft Windows専用のソフトウェアとして発売。
声に歌い手としての身体を与えることでより声にリアリティを増すという観点からソフトウェア自体をバーチャルアイドルと見立ててキャラクター付けしている「キャラクター・ボーカル・シリーズ(CVシリーズ)」という製品シリーズの第1弾であり、初音ミクは「未来的なアイドル」をコンセプトとしてキャラクター付けされている。
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と、ここまでは、要するに個人的に歌詞と楽譜さえつくれば、勝手に音声合成し、うたってくれるソフトだったのだ。
ところが、昨年、セガが協力して、ホログラムでこのキャラクター化された初音ミクが三次元で歌っているようにして公演した。--この画像は、you tube にもある。
→この3次元の画像には、いささか、圧倒される。
まるで、アニメのフィギュアが広い舞台の上で、3次元として踊り歌っているようにみえる。
この3次元で、初音ミグ他のキャラクター達が、踊り歌うというイベントが、国外で始めて、アメリアのアニメエキスポで行われたというニュースだ。
以下、新聞から抜粋。
日本で生まれた架空の歌手「初音ミク」の初めての海外公演が2日、 米ロサンゼルスであった。
映像の歌手が歌い踊る姿に、ファン約6千人が総立ちになり、「ミク! ミク!」と熱狂的な声援を送った。
チケットは2週間で完売。
髪や服のなびく様子や指先の動きまで精密に作られたミクの映像が、人間のバンド10人による生演奏に合わせ、24曲を歌った。
ほとんどの曲は、日本のアマチュア音楽家の作曲で、歌詞も日本語だ。
「初音ミク」は、札幌市の音楽ソフト会社が、歌声を合成するパソコンソフトとして
2007年に発売。
アマチュア作曲家らが、ミクに歌わせる自作曲を動画サイトに投稿し、曲に感動した別のユーザーが曲に合わせた動画をつけて再投稿するという創作の連鎖が続き、オリジナル曲は約3万曲にのぼる。
▲補足、感想など
別に、人間の歌手でなくても、充分に人を惹きつけることができる…ということを上記の記事は意味している。
これが、一過性のハヤリモノとして、廃れていくのかどうかは、筆者には分からない。
また、歌手として、顔も衣装も異なるものをいくらでも用意できる。
人間と違い、pcのソフトの延長上にあるものだから、いくらでも進歩が可能だ。
▲追記。
アメリカ人?で、このコンサートを見て、感想を書いている。ご紹介したい。
--ここから--
カナダからすっ飛んできたことや、ホテルを6日間も予約したことを
俺はこれっぽっちも後悔してないぞ。
これまでの人生でベストのコンサートだったからな。
きっと今後の人生でもこれを超えるものには出会えないだろう。
彼女はまるで触れることができるかのようだった。
俺は前列中央の良い席で観れたんだがマジで凄い体験だったわー。
今直ぐ車に轢き殺されても「我が生涯に悔い無し!」ってレベル。
だが、これで毎年ミクのコンサートに行くという野望に火がついて
しまったからまだ倒れるわけにはイカンか。
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このコンサートの前の方は、セガ、トヨタ自動車などの関係者がいたらしい。
トヨタ自動車?
こんなところにも、資金等を出しているのか。
未来を掴むためには、アチコチにアンテナを張っているのだなぁ。