2016年4月2日土曜日

日本人客の激減が、韓国の観光業界を直撃。

さて、韓国の李元大統領の天皇陛下侮辱発言、朴大統領の就任以後、韓国を訪れる日本人観光客が激減した。
 そのダメージが、韓国の観光業界を深刻な事態に陥らせているようだ。

 以下、新聞から抜粋。

 この3年、韓国を訪れる観光客が激減し続ける。
 日本人の“韓国離れ”により、韓国では深刻な事態が起こっていた。

◇日本人客激減のダメージは、韓国の観光業界を直撃した。

 航空会社。
 済州島と大阪を結ぶ大韓航空の直行便路線は将来、廃止を余儀なくされる。
 2015年、済州島を訪れた日本人は約51900人。前年同期(約72000人)と比較して3割減り、完全な赤字路線。

 影響が深刻なのは、高級ホテルだ。
 日本人客が激減する一方、中国人客が増えている。ため、免税店などの売り上げは彼らによってカバーされ、さほど落ちていない。

 しかし、中国人と日本人ではツアー目的がまったく違う。
 韓国を訪れる中国人は、買い出しが目的で韓国を旅行している。
 中国人の多くはビジネスホテルなどに泊まって出費を抑え、買い物に回すのが主流で、宿泊費の高いホテルなど、利用しない。

 そのため、高級ホテルの惨状を盛んに報じている。
 ほとんどの高級ホテルで日本人観光客が30%以上減少、以前と比べて半分になったホテルもあり、がら空き状態の現象が起きている。

 業績も悪化。韓国の「新羅ホテル」は2014年、206億ウォンの赤字となり、「ロッテホテル」も業利益が、2014年は243億ウォンに激減した。
 昨年以降、韓国の高級ホテル業界は「ダンピング競争」を始めている。
 中には、55%も割引する高級ホテルもある。

 訪韓日本人の減少は、韓国の旅行代理店にも影を落としている。
 韓国の国内観光協会の加盟会社は、ソウルだけでも5000社を数える。
 ほとんどが中小零細業者で経営基盤は脆弱だ。

 それでも、日本人観光客の減少を中国人観光客の増加が相殺しているのであればいい。
 訪韓中国人をアテンドする中国の旅行業者は、何から何まで儲けが自分たちの懐に入る仕組みを作り上げているため、中国人が増えても韓国の旅行業者にカネが落ちないのが現実。

 そのため、日本人観光客の減少はダメージとなっており、小さくなったパイを奪い合う過当競争が激化。その中で、中小零細業者が何社生き残れるのか、はなはだ疑問だ。

補足、感想など

 なにを今更の話ではある。
 これに対する韓国側の対応を見よう。

--ここから--

 日本社会で広がった反韓感情の影響で減少した日本人の韓国観光を活性化させるとともに、政治的対立が民間交流に及ぼす影響を防ぐための戦略が必要だという主張が提起。

 韓日文化交流会議の鄭求宗委員長は、国立外交院外交安保研究所の日本研究センターが「新たな韓日関係に向けた民間交流」をテーマに開催した公開セミナーで発表し、「低迷する日本人の訪韓を活性化するための多層的な対策が必要だ」と。

 鄭委員長は韓国人の日本訪問が2013年以降、増加を続ける一方、日本人の訪韓は12年以降毎年減っているとした上で、「12年8月に李明博大統領が独島を訪問し天皇に謝罪を求める発言を行ってから日本で反韓感情が高まったことと決して無関係ではない」と指摘した。

 また、昨年末に両国首脳が関係改善で一致したことに伴い、今年韓国を訪れる日本人観光客が増えるかが今後の関係改善と発展のあり方を示すバロメーターになると見通した。

 さらに、鄭委員長は「政治状況の影響を受けない民間レベルの交流に対する政府の積極的な関心が不可欠だ」としながら、韓日民間交流団体に対する政府や財界の支援が減少していると指摘した。

 セミナーでは鄭委員長と早稲田大韓国学研究所の李鍾元所長、在韓日本大使館の森本康敬領事部長、趙世暎東西大日本研究センター所長が「韓日民間交流の現況と課題」について意見を交わした。

 --ここまで--

 ふ~ん、という感じだな。
 また、日本にいる朝鮮系洗脳工作員達もなんやらかんやらと蠢いている。

 --ここから--

 木×武宏が、現代ついて学ぶ対談。2回目は、韓国について。
 外交官出身の美×慶樹さんにお話をうかがいました。
 「従軍慰安婦」問題がなぜ改善の方向に向かったかなど。

■慰安婦問題の合意はコペルニクス的転回

 美×:朴大統領は、北朝鮮との関係で怒っている。
 木×:なにに対してでしょうか。

 美×:北朝鮮の振る舞いです。政権についたのは2013年。最初のころは前向きに交渉する姿勢でしたが、核実験やミサイル発射をきっかけに怒っていて、非難する言葉も強くなりました。
 ほぼ同時に日本との関係に協力的になりました。

 木×:いつから。
 美×11月の安倍首相との会談から。年末に慰安婦問題について日韓合意ができた。
 よく韓国政府が同意したと思います。

 木×:大きな譲歩だったということですか。
 美×:譲歩です。この合意の後は、日韓両政府が同じ方向を向いて、「両者が協力しながら慰安婦問題を解決しよう」、となった。私はコペルニクス的転回と思っている。

 木×:それほど大きな変化だった。
 美×:はい。問題はあって、慰安婦が数十名残っていて、支援する人たちのパワーがすごい。
 支援者たちが合意に反対しています。韓国政府はそういう人たちを説得にかかっている。
 
 木×:大きな変化が起こっている。

■日韓関係は東西問題でもある
 美×:北朝鮮とは別の意味で、韓国も「わかりにくい国」です。
 日本に対する韓国の注目度と、韓国に対する日本の注目度に、温度差があります。
 
 美×:日本と韓国にあると思います。韓国は日本にとって「西」。日本の「東」は欧米であり、中国なんです。明治以降の近代化の歴史を見ても、常に東に関心が向かっています。
 韓国に学ぶとか、知ろうとか、理解しようとする方向に向かわなかった。

 木×:シビアな場所だった。韓国にとっては、気になる場所なわけですね。
 美×:ものすごく気になる国。でも、韓国の人たちには、日本は韓国が期待するようには動いてくれない、という意識がある。
 慰安婦問題も韓国の思うように日本が動いてくれないのは、日韓関係に横たわる問題点なんです。

 木×:自分たちはベストなことをしていると思いがちですが、韓国のほうを直視してみると、やらなければいけないとことが山積みだと。
 美×:そうです。韓国人に対する意識は変わってくる。
 日本と韓国は長い歴史がありますが、よかった時もある、お互いに学びあったこともある。
 台湾は日本に対して親日的。台湾からは良い言葉が聞こえてきますが、韓国からは嫌な話ばかりが入ってくる。結果、韓国に対するイメージが悪くなってしまう。

■歴代大統領は政権末期に変節してきた
 美×:朴大統領は、就任当初は頑な。“告げ口外交”をしていると批判されました。
 欧米諸国の首脳との会談などで「慰安婦問題」について、態度について言及することも多かったのですが、昨年末から変わってきたのは意味があります。

 李大統領も、盧大統領も対日態度が変化しましたが、逆の変化でした。
 彼らは就任当初は日本を大切にしていた。「これからは未来志向で行きましょう」とね。

 木×:最初は友好的なことを言っていた。

 美×:ところが、盧武鉉は演説で「日本に対して賠償を求める」と公言した。
 後半に反日的になりました。
 木×:政権運営を失敗した。最後には自殺に追い込まれた。

 美×:1965年の日韓基本条約の請求権協定で、「将来のことも解決したことにしましょう」と言う明確な合意があります。李さんは竹島に上陸。
 木×:そういう経緯もあった。

■朴槿恵大統領はなぜ親日になったのか
 美×:今の朴さんは逆で、最初は原理主義で、後半は日本に協力的になってきた。
 今年の3.1演説でも「日本との関係を協力してやっていこう」という雰囲気を示した。

 木×:韓国の変化のきっかけにはTPPの影響があるとも聞きました。経済界の圧力で変化がもたらされた側面もある。
 美×:その側面もあるでしょう。経済界は日本との関係を早く修復したい。
 日本は2008年のリーマンショック後のウォンの危機の時には通貨スワップ協定の枠を増やして、韓国を助けました。

 慰安婦問題を巡って生じた緊張関係のため、スワップ協定の期限延長をせず、昨年に失効。
 韓国経済界は原理原則にこだわる朴大統領に、り圧力をかけたと思われます。
 加えてアメリカとの関係も繋がってきます。

 アメリカはTPPを進めたい意向が強いですが、韓国はまだ加わっていない。
 オバマ大統領は韓国に対し「TPPに入りなさい」と要請しています。
 
 木×:韓国は「すぐに加盟しましょう」と言いそうですが、骨のある国ですね。
 美×:韓国は中国の顔色をうかがっていたのです。
 朴さんは中国語ができますし、中国の古典が好き。個人的にも、政治的にも、北朝鮮がやきもちを焼くくらい、習近平政権と朴槿恵政権の関係がよくなりました。
 そのうえ韓国の対中国貿易は輸出入とも断然一位。

 木×:先送りしてきたのに、頑な態度が前向きになったのはなぜでしょう。
 美×:オバマ大統領の要請と、国内の経済界の要望が効いてきたことが大きい。

■政治より経済のロジックが強いほうがいい
 木×:日本との関係緩和にも繋がっていることですね。
 美×:その通り。政治問題が常に先で、歪んでいました。
 それが無くなると、経済的なロジックが意味を持ってきました。

 しかし、中国と疎遠になるかというとそうではなく、最大の貿易相手国ですから、そこは変わらない。日本との関係でも、日韓貿易は大事で、資本財の輸入は韓国の成長や輸出にとっても必要です。日韓間でも中韓間でも経済関係は重要ですから、政治関係よりも前面に出るのはいいことです。政治からの圧力で歪んでいたものが、重しが取れて正常化したという側面がありますね。

 木×:バランスが取れてきた。
 美×:そうは上手く行かない。
 木×:オバマさんの要請もあったし、タイミングも大事だったのですね。
 美×:北朝鮮の挑発行動で、韓国は中国に対する不信が芽生えた。やるべきことをやっていないと朴さんは思ったのではないでしょうか。
 木×:いろんな条件が重なって関係改善に進展していった。

 美×:日本としては韓国のことを知らないといけません。
 なぜ韓国の態度が変わったのかは大きな問題なんです。
 木×:今回のケースは180度変わりました。

--ここまで--

 なにか奇妙な記事ではある。
 朝鮮系洗脳工作員同士で、他愛もない「日本人を騙してやるぞ」式の記事となっている。

 もう、戦後レジームも完全崩壊している。
 個々の日本人が、朝鮮系洗脳工作員達の他愛もないミスリードに騙されるということもあるまい。

 日本人にとって韓国とは、関わらない、助けない、教えない--どうでもいい国だ。