▲ブルーレイディスクが売れないようだ。
散々、大容量を誇って企業間で競争していたのだが、東芝が降りて、さて、統一した形式で売りだしてもさっぱりのようだ。
さて、この現象の核心は一体なんだろうか。
筆者でも、欲しいことは欲しいがどうしても—という感じにならない。
だって。
なにを保存するのさ。
テレビなんて殆ど見ないし。
仕事に使おうと思っても、さしあたり、hdの容量が大きいし、昔ほど壊れもしないしなぁ。
以下、新聞から抜粋。
価格下落も止まらず、今年に入って4万円を割り込むケースも出た。
BDレコーダーがDVDに代わる媒体として本格的に普及したのはわずか2~3年前。
そのBDレコーダーが早くもテレビと同様に価格競争の荒波にさらされている格好だ。
BDレコーダーの販売はテレビの需要に左右されるだけに、電機各社にとって テレビ事業と歩調を合わせた事業立て直しが急務になっている。
「週末でも客足は鈍い。テレビ販売そのものが不調なだけに、BDレコーダー需要に期待していたが、それも不発気味だ」 都内の家電量販店のテレビ売り場で、担当者はこう肩を落とす。
電子情報技術産業協会(JEITA)によると、BDレコーダーの国内出荷台数は、 70万台以上だった昨年12月に比べ、年明けは月20万台前後と激減している。
需要減に伴い、レコーダー全体の単価下落も深刻だ。
昨年1~2月に平均5万円台だった価格は、1年後の今年1月には4万円を割り込んだ。
年末年始商戦を終え、現在は4万円前後で推移しているが、調査会社のBCNの アナリストは「BDが各家庭に行きわたり、価格以外に差別化が難しくなって いる」と指摘。
昨年末から3月末にかけて、東芝やパナソニック、シャープなど、大手各社が相次いで新製品を発売。
家庭内のネットワークと接続し、スマートフォン(高機能携帯電話)や タブレット端末と連動して、映像を見ることができる機種も登場した。
予約録画していない番組やスポーツ中継を記録しておき、さかのぼって視聴できる 機能など、各メーカーは差別化を図るが、価格下落に歯止めをかけるにはいたって いない。
「レコーダーは、家庭内サーバーとしてさまざまな映像コンテンツを保存して楽しめる機器となる可能性を持っている。
しかし、十分に満足できる機能をもった製品がある とはいえない」とアナリストは話す。
レコーダーはテレビとの連動が鍵となっており、パナソニック、シャープ、東芝、 ソニー4社のシェアが9割に上る寡占市場。
これらの電機大手にとって、テレビの 周辺機器であるレコーダー需要の喚起にはテレビの復活も欠かせない。
▲補足、感想など
この6月にジブリの「コクリコ坂から」がbdで発売されるそうな。
えっ—と思った。
筆者は、bdに対応していない。こりゃどうかせねばならないのかなぁ。
もし、bdを買うとしたら、そんな理由かな。
冒頭でふれたように、テレビを殆どみないので、録画しようという番組さえない。
こうして、自分の周辺をチェックしてみると、このbd が売れない理由がなんとなく見当がつく。
あ、保存装置としてhd が充分な機能をもっている。2テラで1万円、また、かってほども壊れないし、信頼性が高い。そこから見ると、bd は4-5万円というなら高く感じる。
い、最近、筆者のようにテレビを殆ど見ない—という人間も多いようだ。見たい思うほどの番組がない—ということも大きかろう。→結局、テレビ自体の衰退ということを意味しているのだろう。
むしろ—と思う。
大容量のデータを取り扱う仕事をするものとすれば、外に取り出しておけるディスクというものも欲しい。
火事とか地震のとき、hdを抱きかかえて逃げるわけにもいかない、その時は数枚のbdをもって逃げるという方が便利だ。
そう考えれば、大容量のデータ保存及び持ち運びの容易さという方へ向かうべきではあるまいか。