2011年11月11日金曜日

覚悟しておやりになるならやればいい—と亀井さん。

Tpp 参加問題で、野田さんはゆきつもどりつしているようだ。

新聞テレビでは、参加表明することが決定したような書き方だが、そうでもないのだな。

結局、新聞などマスコミがどうでもこうでも参加する…という方向にもっていきたいのだ。

この全体の動きのどこに核心があるのか…筆者には見えない。

辛うじて推定するに、民主党が日米関係を修復したい…それでなければ來年の選挙には勝てない…と読んでいるのだろうなぁ。

さらに、日本政府へのアメリカからの脅しとか、アメリカからのお金がマスコミ周辺に流れているのかもしれない。

以下、新聞から抜粋、

国民新党の亀井代表は10日、野田首相が環太平洋経済連携協定(TPP)への 交渉参加表明を先送りしたことについて、都内で記者団に、「政権与党が反対する中、国際社会で『交渉参加』なんて言えるはずがない。参加を表明すれば大変な事態になる。 覚悟しておやりになるなら、やればいい」と述べ、参加表明は断念すべきだとの考えを示した。

▲補足、感想など

先に結んだ韓国とアメリカの協定fta について、韓国の国民から植民地化するものだとして激しい反対運動が起こっている。

Tpp をいかにも農業問題に限定したようないいかたをしていたが、これはtpp 問題を矮小化したものだろう。恐らく、上で書いた韓米fta と同様なことが発生すると考えた方がいい。

そんな発生するであろう問題を隠してまで、tpp に参加表明することを急ぐのは何故なのか。

それが、国民が一番不信に思うことであろう。

それに対して、野田さんはなにも答えない。なにも言わない。

それにしても、亀井さんが一番まともだと感じる時代がくるとはなぁ。

筆者は、郵政問題の際、小泉さんが解散総選挙をしない…と判断した亀井さんの能力を疑った。

あれは亀井さんの政治家としての最大の判断ミスなのだな。

こういう民主党という責任政党としての経験の無い閣僚の中で、亀井さんの言葉はキラリと光る。

なるほど、能力もさることながら、経験というか場数を踏むということがどれだけ大事なことか…よく理解できる。