2011年11月19日土曜日

日本のマンガ、アニメが衰退していると。中国マンガとの比較して。

▲中国人って賢いなぁと思う。

 掲示板に日本語で書き込んでいるのだが、日本人と違いが見えない。

 ただ、文章に中国人の癖がでる。

 そう、あれだ。

 中国人の「尊大ぐせ」だ。

 中華思想というのは、いわば、選民思想なのだな。

 世界で一番優秀なのが「中国人」だと心底思っているのだなぁ。

 そのあたりが朝鮮民族との違いか。

 朝鮮民族の場合、確かに表面は、尊大というか、オレが一番という感じでしゃべるが、それは、自分でも直視できないほど惨めな朝鮮半島の歴史を嫌悪し劣等感に苛(さいな)まれるがゆえに、その反動としての「尊大さ」だからだ。

 いや、話がとんでもないところへ。

 要は、中国人が日本のアニメは衰退する一方だ。それに引き換え中国のアニメは…といいはっているのだが。

 さて、その根拠を中国人はどう考えているのか…みてみよう。

 以下、掲示板の書き込みから抜粋。

 >ちなみにアニメで必要なのは技術もそうだけど、何よりもアイディアが重要。
 そのアイディア自体が最近の日本のマンガ・アニメで枯渇しているんだがな。

 しかも枯渇しているだけでなく、内容も安易で低俗な萌えに偏っているし、萌え以外のマンガ・アニメもワンパターンな内容やぐだぐだなストーリーだけでなく、合間合間に下らないエロシーンやキャラ萌えシーンいちいちいちいち投入してくるんで、非常にうざったくて仕方ない。

 中国が日本と同じ日本調の漫画アニメを作っていったとしても、中国の方が遥かにキャラクター・ストーリー・演出の基礎技術がしっかりしているから、今はそれらが日本に劣っていたとしても、ここ数年以内で急激に上達し、平均レベルが日本と同等か、日本を追い越すであろう。

 実際、今現在急激にレベルアップしているのを実際に中国人にあって目撃しているからな。

 日本と同じ日本調の漫画アニメという素材で料理しても、今の堕落した日本が平均完成度が10、中国が4の料理を作れたとしても、数年後には日本が8、中国が25の料理を津作れるように、中国は急激に成長し、日本は緩やかに衰退していっている。

 日本と同じ日本調の漫画アニメと素材でも、今は中国が劣っていたとしても、数年後には中国は日本よりも遥かにいい内容のマンガ・アニメを作り出すことが出来るだろうから、日本と同じ日本調の漫画アニメという条件でも全くといっていいほど不利になることは無い。

 それどころか、今までの日本が作った日本調の漫画アニメに慣れている世界中の人々というインフラを利用して中国が作った、日本よりも遥かに内容がいい日本と同じ日本調の漫画アニメを流して迅速に視聴者を獲得できるのだからむしろメリットの方が非常に大きい。

 絵柄のオリジナリティもよく見れば徐々に中国独自の絵柄が生まれているし、発想力も今の萌えに汚染され貧困な日本に比べて荒削りだが、ストーリー・キャラクター・演出等でかなり面白いのが続々生まれている。

 色々長々とかいたが、今の日本が能天気に「日本のマンガ・アニメ・ゲームは世界一!!!」
といえる状況じゃなく、むしろ非常に脆弱な基盤の上に乗っかっており、しかもその基盤が

「長年のメンテナンス・設備投資・人材への教育等の将来の成長の為という組織的・長期的な投資をしなかった」という怠慢であらゆるところがひび割れており、今にも崩れて瓦解しそうな状況に
あるところをネットで少し調べれば解りそうなものだがな。

 既に、今まで日本の得意分野だったゲーム業界ではアメリカだけでなく、中国にも負け始めているからな。

 ここの連中だけでなく日本のマンガ・アニメ・ゲーム業界の視野狭窄・現実逃避・自己陶酔加減にはいい加減うんざりしてくるな。

▲補足、感想など

 どうだろうか。異国の言葉を使っての文章とは思えない。

 なるほど、中国人は賢い。

 それはそうとして、中国人の主張の核心部分はなんだろう。

1.中国人の方が人間が多い分、人材も多い。

2.日本のアニメは「萌え」に偏りすぎる。

3.中国のアニメが日本調だとしても、それで世界は慣れているのだから、より優れたものをつくれば、そのまま受け入れられる筈。

 --ぐらいかな。

 う—ん、と思う。

 まぁ、中国人がどう思おうといいさ。

 じゃ、その自信のある作品をしめしてみよ。

 そういえば、日本の新開誠の「秒速5センチメートル」をぱくった作品が、なにかで一位になったとかだったなぁ。

 上の中国人の自信と現実にできる作品との乖離を認識せよ。

 意識する、しないにかかわらず、中国人は日本人への対抗心から、過剰な自信を示してしまう癖があるのだな。

 それは、胡錦濤国家主席が「5千年の歴史」と発言したことと同根なのであろう。

 上で、日本のマンガ、アニメは「萌え」ばかりだと批判があった。

 しかし、「萌え」という表現を新しく創出できた…という事実を直視せよ。

 今までになかったものを新しく創りだしたという事実を直視せよ。

 じゃ、中国人は「萌え」と違うなにか新しいもの、現象を創りだしたか…。

 そう日本人に問われたら、中国人は答えられまい。

 いや、10年後に見ていろ…とか中国人なら言い始めるだろうなぁ。

 そのあたりだ。日本と中国との違いの核心は。

 歴史とか文化を含んだ「混沌」の大きさ…の差だ。

 中国なら三国志か。

 ならば、三国志を「ネコ」の形態でアニメ化できるか。それとも少女もので「三国志」をアニメ化できるか。

 そんなこともできなくて、日本のアニメをどうこう言うなよ。

 言うには数十年早いさ。