2024年3月10日日曜日

アメリカ市場での日本アニメの需要は既にディズニーを凌いでいる」と専門家が指摘

 

アメリカ市場での日本アニメの需要は既にディズニーを凌いでいる」と専門家が指摘 実はディズニー作品よりも需要がある…「呪術廻戦」「進撃の巨人」が証明した日本アニメの世界的人気2024310日 プレジデント   日本のアニメは海外でどのように見られているのか。エンタメ社会学者の中山淳雄さんは「世界中のファンが日本のアニメを欲している。呪術廻戦や進撃の巨人といったヒット作の続編はもちろん、ゾンビモノや学園モノなどマイナーなジャンルの新作も人気だ」という――。■世界のアニメファンの評価も高かった「呪術廻戦」  世界中にいるアニメファン約2000万人が集う「MyAnimeList」は、アニメ好きのためのWikipediaのような存在だ。3カ月ごとに6070本放送される新作アニメのページが新設され、Members(アニメをリストインしている人)、Score(アニメ評価)、PopularityMembers数の歴代ランキング)、RankedScoreの歴代ランキング)の4つがトップに表示される。当然海外のアニメファンのためのサイトであり、すべて英語。ここはエンタメを研究する私のような立場の人間にとって宝の山だ。67割が1020代の若者世代、56割が欧米ユーザー、あとはアジア・南米などで日本人はほんの1%未満、という純粋な「日本人以外のアニメファン」サイトだ。ネットフリックスや海外における最大級のアニメ配信サイト・クランチロールによって世界中に配信されたアニメをどう受け止めているかのリアリティが、ここにある。今回注目したのは、『呪術廻戦 懐玉・玉折/渋谷事変』である。当然ながら2023年夏(79月)クールで最初から1番人気の作品。期間増加したメンバー数25万人は堂々の2位。アニメの評価となるScore8.86でダントツの1位。呪術第1期となる2020年秋のScore8.61を上回っており、3年ぶりとなったこの第2期がいかに期待を超えるものだったかが数字に表れている。■「2023年に最も求められたテレビ番組」 「最後の3エピソードはアニメ化においてMAPPAの純然たる傑作と言える。特にエピソード3は私的には1010点満点だった。天内理子の水中シーンは一番好き」「これほど厳しいスケジュールでMAPPA(放送の1週間前まで翌エピソードを制作していた)が作っているのをみると、もうハラハラして客観的には見れなかった」 サイトには絶賛コメントが並ぶ。さらにはYouTubeには「呪術×海外の反応」動画が無数に上がっている。これだけでも十分かもしれないが、私自身が海外の反応で最も衝撃を受けたのはParrot Analytics社が選ぶGlobal Demand Awardsの「Most In-Demand TV Series in the World 20232023年に世界で最も求められたテレビ番組)」として呪術廻戦が受賞した瞬間だった。■ディズニーのキラータイトルに勝利 これは「アニメシリーズ」の受賞ではない。ドキュメンタリー、ドラマ、ホラー、アジアオリジナルなどサブカテゴリーそれぞれでの受賞はあるが、呪術廻戦は「世界のすべてのテレビ番組の中でのトップ」だった(昨年の受賞作は『Stranger Things』、一昨年は『進撃の巨人』だった)。しかもこれは、映像業界のなかで批評家やプロデューサー同士が選び合ったものではない。実際のファンデータの数値をたどり、ギネスレコードにも認定されるオンデマンドでアクセスされた実績の結果として年間を通して選ばれるのだ。オールジャンルでノミネートされていた全5作品は他に『The Last of Us』(同作はドラマ部門で受賞、他に第75回プライムタイム・エミー賞も受賞)とスター・ウォーズ派生でDisney+のキラータイトル『The Mandalorian』、そして『ワンピース(アニメ)』と『進撃の巨人』である。ただ本当にすごいのは、呪術と進撃の制作を手掛け、両作品をランクインさせているアニメ制作会社のMAPPAである、というべきかもしれない。<後略>----------中山 淳雄(なかやま・あつお)エンタメ社会学者、Re entertainment社長1980年生まれ。

<以下、日本人からの反応>

6:単にディズニーがポリコレに塗れてエンタメ性無くしたから

63>>6もう完全にポリコレ運動家に占拠されて立ち直れないよ。ディズニーは終わった。

7:アメリカのキャラクターはディズニースターウォーズマーベルぐらいで新キャラほとんど無く使い回しだからな。

8:変に意識高いこじらせて勝手にコケただけだと思う。

9ディズニーハリウッドが凋落した今がチャンスだな。

13:ディズニーは質が落ちたよね。

14:アメリカは巨大資本が支配してて競争が働いてないのでは?馬鹿みたいに金掛けた作品は、そりゃクオリティは高いだろうけどそれですべての人が満足するわけでもない

20:アメリカの3DCGアニメは見た目が同じだから目新しさが全くない。ピクサーが全部悪いってわけではないけどさ。あとディズニーは黒人意識し過ぎて作品が崩壊してるからアニメ以前の問題かな。

21:量が根本的に違うしな。公式にもっと上手くやって稼げば良いのになあ。

22ディズニーは対象が明確に子供向けだから日本のアニメとは違う。童話と小説を比較してるようなもん。

25>>22ディズニーは最近見る前からお腹いっぱい感でダメ。イメージが最悪。

101>>22だったら良かったんだけど、最近は有名シリーズものスピンオフアニメとかにもどぎついLGBT要素入れてくるからDisney+は子供に見せっぱなしにできない。

28:進撃は別格だけどな。 

33:デズニーの対象が小学生の低学年までで、現在の日本のアニメは原作が漫画で読まれている層が幅広くいるからね。カテゴリーが全く違うよ。

37ディズニーはポリコレがどうというより単純に話がつまらないんだよ。ウィッシュなんて典型だけど完全に話が破綻してるだろ。

43:ディズニーはトイ・ストーリー3で全て出し尽くした。パヤオと一緒で枯れるだけなんよ。

56ディズニーやハリウッドが面白くないのは大人数でプロットシナリオ作ってるからだよ。作劇ってのはチーム合意性になるほどつまらなくなる。創作性は個人>>>>>>多人数なんで個人でストーリーからデザインや演出含めた映像の叩き台(漫画)まで作ってる日本の漫画原作が抜きん出ることになる。

84>>56ディズニーは政治性が問題で、映画や連続ドラマは合議制で脚本を書いた方がヒットが出やすい。

64:ディズニーとアニオタの層は被らない。

74アダムスファミリーでディズニー映画見させられてゲロ吐くのあったけど、ガチ今のディズニーそれだわ。予告だけでポリコレキモイ。

96:ディズニーは昔の中堅くらいで良かったんだよ勘違いしてでかくなりすぎた。

105:世界みんな中二病だったんだよ。

128子供用にdisney+を契約しているけどマーベルズとかまったく見る気にならない。

1 ポリコレ準拠の作品作りって、排他的になるんだよ。我々(左翼リベラルポリコレ厨)か、それ以外か、ってな。

2 さすがにの人は気づいてはいると思うけど、修正できないんだろうな。圧力で

3 ディズニーが子供向けって、今ではスターウォーズやインディジョーンズもディズニーなんだが。

5 ティムバートン作品はヴィンセントとか初期の映画が好きだったなあ。今は覇気がないというか。細かい粗が多いというか。

6 プロパガンダ映像と娯楽を比較するのが間違い。

7 原作の河森正治の年齢的に最後であろう『新作マクロス』~『ちゃんとした作品』に仕上げてください。ラスボスは『初代ヒロイン』の方かな?アメリカンはマクロス大好きみたいだし。

8 ディズニーとアニメって日本人からしたら意味不明な比較対象なんよ。ディズニーも数あるアニメの中の一つというか一社というか…。比べんならジブリとかそういう単位でしょ。それとも「アニメ」と比較しうるほどディズニーがデカいって話なのか?

9 もっと経営傾いてさっさとスターウォーズの権利手放せばいいのにディズニーこそ思想統制したがる悪の帝国だ。

10 ピクサーだと2015年までのは見たかな。その後のは見てないけどインクレディブルの続編は見たいかなーって思ってるけど。ディズニーじゃないけど、今年カンフーパンダ続編あるみたいやけど見ない。中国絡んでるしで3で終わって欲しかった。ジャックブラックの大ファンなんだけどね。

11 それにしても実写は本当に残念だな。誰も世界に挑戦しないというか。いても「韓国を経由して世界へ」などというだいぶ特殊な人たちの集まりになっとる。

12 ディズニーはポリコレ案件だけど、そもそも大作傾向って本数は少なくなるし、実績のない新人には任せにくくなるし、社内政治に長けたものばかりにになる危険性があるから創作業界的には何かしら対策が必要な傾向だと思う。

13 ところで、今アニメ視聴ランキングで、日本でも世界でも韓国なろうのアニメ化作品が1位なんだけど、全然話題になんない。長期集計だとランキングから消える。

14 以前は映画開始前に流れる予告映像は楽しみに見ていた。今はいつキモい映像に当たるか分からんのでずっと目を逸らしている。

16 13みんな分かってるから、カラクリを。またやってんな~くらいなもんで。作品への反応も、上記のような反応も無いというのが現実。韓国絡みって全てがそう。

17 さすがパヨ作文記事が売りのプレジデント。作品の先頭に出すのが、海外でブームになった進撃の巨人じゃなくて呪術。まじで、日経とかもそうだが、パヨマスゴミは毎回この手口だな。パヨが好きなものを先頭に持ってきて強調するって活動。半世紀以上まえからの古臭い手口。

18 でも、ディズニー経営陣の人が「ポリコレを配慮しすぎた」「もうやめる」みたいな宣言をしてなかったか?実際、もう後戻りも出来ない所に来ているのかもしれんけど、あと、映画中心の大金を掛けた制作をやってたらなかなかフットワークも重くなる。

19 だいたい、呪術なんて、典型的なジャンプステマだろ。しかも海外じゃ、いつものように韓国人がホるホるステマをやってる系。

20 ディズニー単体でアニメ全般に対抗できてたのがおかしいわけで、むしろ頑張ってる方じゃないか。それにファイアボールみたいなディズニーがメインスポンサーの日本アニメもあるやろ。実写×アニメの映画は爆死しそうだけど。

21 虫プロダクションの顛末とまったく同じ。「アカ」の巣窟化。ジブリも。

22 ジョン・ラセターを追い出したら質の維持ができなくなったんだろう。

23 自販機がるろ剣リメイクなみに支持されたのか。ちょっと嬉しい。2023夏アニメは豊作だった。

24 大手相手にゲームとかのポリコレアドバイザーしてる企業があって、そこがシナリオやキャラ設定まで担当してるらしいから。日本の会社もお世話になりつつあるんじゃないの?

25 ジャンルが違うから比べようがないっていうが、自分達が不甲斐ないからヤラれてんのに。豪州でも日本の漫画が人気で、その現状に豪州の作家が警鐘を鳴らしたが、それは自分達が自国民達に漫画のような娯楽を提供出来なかったからだろうが。だったら、日本の漫画やアニメ作品に関税とか掛けろ。そういうの得意だろ外国は。米国議会や南米の政治屋は政敵を攻撃するのに、日本のアニメキャラを勝手に使うんじゃあねえ。ディズニーを使え、ディズニーのヌルヌル動くキャラを。

26 値段じゃねえの。ま、特亜絵師奴隷に感謝でもするんだね。ベテラン声優曰く、韓国無かったら成り立たねえからな!とか、無学浅学な論点ずれな上、くっそどーでもいい脅しと思ってたけど、世界で人気のためには韓国が必要きっしーのスワップはこれかなぁ?まーあとは、中世ヨーロッパごっこで文化勉強が進んだから共有認識増えたんじゃねえの。アンチオタクのバカオタクはくっだらねえ指摘ごっこでぷんぷんしてっけどどーころんでもバカだねほんと。

27 >24環境とか人権とかの利権と同じ構図なんよね。多分中身も一緒。ただのヤクザ。

28 ディズニーはポリコレ活動家向け。日本のアニメは一般大衆向け。パイのデカさが全然違うからな。

29ディズニーなんか見てると(政治的に)バカになるよって言われる時代か。

30 そもそもアメリカは未だにアニメってかカートゥーンは子供が見るものって価値観でハイティーンになってもサブカル好きならアメコミとかにシフトしていく感じでしょ。コミックスコードに縛られてお上品であることを強要されてきたアメコミを読んで育った向こうのオタクにとって日本の漫画・アニメは一種の劇物みたいなもんだろうな。

31 共存共栄でいいじゃん。(興行)収入じゃ、(ディズニーを筆頭にした)アメリカのアニメにはまったく太刀打ちできていないのが日本のアニメなんだから・・・。

32 >>24 Sweet Babyが今ゲーム業界で炎上してるな。CEOのキムや従業員が差別発言しまくってる上に、ポリコレ改悪に従わない企業への脅迫やハラスメントを成果として誇ってたりまんま利権ヤクザ。提携先にスクエニがあるからFF7R次回作はティファの貧乳不細工化が確定。

33 アメリカの有名どころって、日本で捉えればすべてジブリ作品みたいな感じだと思う。凄いのを作っている多くの人に見てもらえる。では面白いかと聞かれると、新しければ(観客が多ければ)いいという感じではない(話題性はあるけど映像美を除いて考えたら、ナウシカ、ラピュタ、トトロが競い合うまんま。本来なら比較自体が間違っているけど、「ジブリ作品」という括りになっている。ディズニーとかはそういう状態の末期にいるんだと思う。敵は過去の自分。窮地に陥りポリコレやルッキズムで味変しても、そうなると比較対象は元の作品で、美女と野獣、リトル・マーメイドとか元々高い人気を得ていたということは、それに対するファンがいたんだよ。当然噛みつかれるわ。じゃあ最初からオリジナルでやれるかとなると、その冒険ができないくらいに図体が大きくなっている。まぁ単純に面白くないと言える。

34 それでも日本をオワコンと決めつける情弱パヨク。

35 ゲーム会社はいくつもあるのに、みんな同じ一つのポリコレコンサルに依頼してて。そこから出てくる提言に従うから爆死が続くみたい。

36 >35ポリコレコンサルは14社あるらしいぞ提携してないゲーム会社の方が少ない状態らしい。ただ、ポリコレはコンサルとしてビジネス化した時点で終わり確定。ビジネスとしてポリコレは爆死確定だから、特に株主の強い欧米企業では、ポリコレコンサル排斥が進みそう。


筆者の感覚では、上記にある「呪術廻戦」より、「薬屋のひとりごと」の方が優れていると思う。薬屋のひとりごとの記事をみよう。

アニメ『薬屋のひとりごと』

大陸の中央に位置するとある大国。その国の帝の妃たちが住む後宮に一人の娘がいた。名前は、猫猫(マオマオ)。花街で薬師をやっていたが、現在は後宮で下働き中である。ある日、帝の御子たちが皆短命であることを知る。今現在いる二人の御子もともに病で次第に弱っている話を聞いた猫猫は、興味本位でその原因を調べ始める。呪いなどあるわけないと言わんばかりに。美形の宦官・壬氏(ジンシ)は、猫猫を帝の寵妃の毒見役にする。人間には興味がないが、毒と薬の執着は異常、そんな花街育ちの薬師が巻き込まれる噂や事件。きれいな薔薇にはとげがある、女の園は毒だらけ、噂と陰謀事欠かず。壬氏からどんどん面倒事を押し付けられながらも、仕事をこなしていく猫猫。稀代の毒好き娘が今日も後宮内を駆け回る。

アニメーション制作:TOHO animation STUDIO×OLM

原作:薬屋のひとりごと 1(デジタル版ビッグガンガンコミックス)

作者:日向夏(ヒーロー文庫/イマジカインフォス刊)

作者の他作品 神さま学校の落ちこぼれ なぞとき遺跡発掘部 ~卑弥呼様はどちらにいますか?

海外での評価 MALでの評価(1話、第2話、第3) 評価(5段階) 割合(%)

5 (Excellent)75,72,77 4 (Great)17,20,16 3 (Good)5,3,3 2 (Mediocre)1,2,1 1 (Bad)3,3,3

海外の反応

素晴らしい初回だった。猫猫大好き。

最高のアニメ化で超うれしい。

オーマイガー、素晴らしい!アートスタイルが大好きだよ。

凄く気に入ったよ。 雰囲気、絵の美しさ、音楽そのすべてが魂と共鳴する。 中国のテーマが大好きなんだよ。

薬学の学位を持ってるからこのシリーズは楽しみだった。次どんな毒が出てくるかなんとなく分かるね。

異世界薬局と後宮の烏を掛け合わせた感じだね。

さらわれる時の猫猫が落ち着きすぎてて笑った。

猫猫は好きな人と普通に会話していても無表情なところが好き。まるで感情がないような感じ。彼女の反応や態度はまさに私が期待していた通りだよ。

蜘蛛子と同じ声優なのが信じられないね。

言われたら分かる。

毒という共通点がある。

悠木碧は何かを嫌々やる状況の女の子役が上手

毛虫を見るような目で見てくる女が好きby壬氏

それなんとなく分かる。

自分を他の人とは違う扱いをする人を好きになるって奴だと思う。

壬氏は女の子に腐ったゴミを見るような目で見られるのが好きなの? 変態だね(笑)。

3話の話が好きだった。幼なじみと一緒にいるためだけに長い間演技をしていたんだね。 結局あの二人にとってすべてがうまくいったのでよかった。

壬氏と猫猫の絡みが大好き。

猫モードの猫猫が好きすぎる(笑)

猫猫探偵の素晴らしい推理が見れたね。そして悲劇的なドラマがより素晴らしいストーリーにしている。

皇帝がミステリーだが、おそらく嫌な奴なんだろうな。。

今のところ凄く美しいね。TOHOは素晴らしい仕事をしてくれた。

期待通りの素晴らしいエピソードだった。OPが傑作ということだけ付け加えておこう

これからが楽しみですね。

主人公は「猫猫」と書いて「マオマオ」と読む。しかし小説でルビが振られてないところは「にゃんにゃん」と読んでしまうのは自分だけだろうか。

個性で押してる部分があるけどまあまあ面白かったよしかし最近印象を強くするためか最初の数話連続放送って増えたなこれからもっと増えるんだろうな

面白いけどチャングムのパクリと隣国から言われそうだ

個人的にはあまり良いアニメ化には感じなかったな。カット割りがスムーズじゃないし、漫画をそのまま映像化したという印象元の話が面白いからそれなりに人気は出そうだけど個人的には漫画版までで良いかなって感じ

初回で3話分は何の意図があったんか分かりづらかったかな一応の繋がりはあったようだけど

>個人的にはあまり良いアニメ化には感じなかったな。カット割りがスムーズじゃないし、漫画をそのまま映像化したという印象いやいや3話は小説、漫画版は「計画通り⦅ニヤリ)」だったのを純愛感動に仕上げるという、素晴らしい変更だったぞ。

日テレ的にはフリーレンよりこっちが本命だろうなあとフリーレンは魔族回で厄介な隣国人共を敵に回したし

なんか淡々としててどこが盛り上がりどころなのか分かりづらかった内容は面白いのに演出がいまいち

主人公が可愛かったわ

元スレにも同意見の人いたけど、悠木碧さんって本当に上手いと思う。今期の楽しみな作品が、更に一つ増えて嬉しい。

エンディングのサビがすごくいい真夜中なのにすぐさまギターとピアノで耳コピーした

ほんとつまらないなこれあと作画はきれいだけどキャラデザが古すぎるという金の無駄遣い

中華ファンタジーあるある: キャラの名前が憶えられない!全員が漢字23文字。愛称系は同じ字の連続か小(シャオ)○の二種類のみ。しかも読みが中国読みだと一覧を見てもどれが誰だか音と結びつかない事も多々。内容は面白かったがここは何とかならないかなぁと思った。

>>漫画をそのまま映像化したという印象何を見ているんだ?オープニングからアニメオリジナル満載だし、所々マンガからも演出変えていたが?フリーレン厨か?

チャングムのパクりって…チャングムがそもそもパクりというか完全に妄想歴史物なんだけどこんな極彩色の朝鮮王朝とか存在しませんから

コメント欄が悪態の吐き捨て場と化しとる

オタクは腐すことしかしないからなそして自分の推しは絶対言わないチキンカス好きな作品ほどャップの感想は読まない方が良い

いや、他のリアクション翻訳まとめサイトの薬屋の記事につくコメントは、もっと一緒に作品を楽しんでいるようなのがたくさんあるよ。もちろん悪態コメントもあるけども。ここだけ腐すコメントばかりなんでびっくりした。

OPえらい貶してる輩がいるな古臭いとかなんとかその辺敢えて狙ってるとかわかんない半頭致小君なのかな?


20240107日中国オタク「薬屋のひとりごとのマンガが日本で売れまくっているのはなぜだ」「実は女性向けの中二病作品として見ると非常に強いのが分かる」

■以前の記事

*中国オタク: 「『薬屋のひとりごと』の影響で日本で中国風の作品が大幅に増加した、ジャンルが生まれたという話を聞いたんだがどこまで本当なんだろう?」に関連したネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた「『薬屋のひとりごと』が日本でとても売れているのはなぜか」などといったことに関するやり取りを、例によって私の訳で紹介させていただきます。

<中国人の反応>

*「薬屋のひとりごと」のマンガが日本で売れまくっているのはなぜだ。あんなにツッコミ所の多い作品なのに……

*そう言えばラノベだけでなくマンガも売上ランキングの上位独占な時もあったな。中国要素部分をスルーしてヒロイン中心で見れば結構面白い作品だし、俺は日本で人気になるのもそんなに不思議ではないと思ったが。

*ウチの国でもオタクが文句つけまくる、ツッコミ入れまくるようなドラマが大人気になったりするし、オタクの好みと一般の好みは違う。ましてやスレ主が気にしている「薬屋のひとりごと」の売上に関しては中国人のネットユーザーと日本人のラノベ読みの違いなんだから、人気に理解できない部分が出るのは当然だ。

*「薬屋のひとりごと」はアニメ化のクオリティではなく視覚情報が増えて評判が落ちた珍しい作品だけど、ストーリーやキャラ自体はかなり良い作品だぞ?

*国内では宮廷モノはありふれ過ぎているけど外国では中国の宮廷モノが新鮮で大人気なんだろう。日本の作品は欧米系の異世界ファンタジーばかりなわけだし。

*「薬屋のひとりごと」が日本であんなに売れているのは女性向けラノベの選択肢が少な過ぎるからだよ。男性向けラノベなど他のジャンルと比べて良い感じの当たり作品が来たら一気に売れるし、マンガでもその流れで一気に売れる。

*日本の女性向けラノベの市場は日本のオタク関連市場では大きい方だし選択肢も少なくはないぞ?乙女向けもBLも商売として成立している。日本最大手のネット小説サイトでも女性向けの方が強いくらいだ。

*日本のラノベでは「薬屋のひとりごと」のような中華ファンタジーが定番ジャンルになっていると聞くから、強いジャンルで強い作品が出たようにも見える。

*マンガ版の売れ行きについては私も詳しい所は分からないが、ラノベに関しては最近のランキングを見ると女性向け(或いは男性ファンもいる女性主人公作品?)2に対し男性向け1くらいの割合だから日本の女性向けラノベ市場はそれなりに大きいよ。そして「薬屋のひとりごと」はこういった近年の女性向けラノベの流れにおける代表的な作品の一つでアニメ化前からかなり人気が高かったしコミカライズの待遇も良い。日本で売れているのもおかしくはない。

*小説やマンガの時点ではウチの国でもわりと評価高かったのを思い出そう。元々作品のパワーはかなり高い。

*「薬屋のひとりごと」の中国語版、俺の地元の小さな街の図書館にもあったからな。

*あの作品は言ってみれば中華宮廷で名探偵コナンやるようなものだ。こう考えたら人気に納得できないか?

*こっちのネットの評価と一緒にアニメから入った場合は「薬屋のひとりごと」の好調な売上に関して不思議に思えるかもしれないが、原作から追いかけているとそんなに不思議ではないよ。

*原作小説の人気はずっと高いしマンガ版も二つあって好みの方を追いかければ良いという好待遇。それに見合った需要はあるのだろうね。

*あの作品は別に最近急に売れ出したわけではなく、ずっと売れていた作品だよ。人気が高いのになぜかアニメ化されない作品としてよくネタになっていたくらいだ。

*そうそう。アニメ化前の時点で売上ランキング常連だったからアニメ化されたら更に売れる。原作ラノベだけでなくコミカライズも売れまくるのはちょっと珍しいかもしれないが、アニメ化で原作と関連書籍が売れること自体は少年マンガ系でもよくある展開だよ。

*宮廷描写を除けばアニメのクオリティ自体は悪くないから、日本では普通に新規ファンを獲得しているのではないかと原作はネット小説出身のラノベだけど、国産ネット小説のように量で勝負するタイプではないからすぐに面白い部分に入れるのも強いと思う。

*私は「薬屋のひとりごと」は面白いと思っている。中身が濃いのが良い。国産ネット小説は文字数で稼ぐために中身スカスカになりがちだし、初めて読んだ時は中身が濃くて娯楽性もあってというのが結構な衝撃になった。

*あの作品に関してはこっちで公式配信無いからネットの評価やツッコミまとめ動画、キャプ画像のイメージで語られる所もあるからな…マンガ版の「薬屋のひとりごと」がマンガが本体な「葬送のフリーレン」より売れているのがおかしいという話は俺も見かけた。

*私は「薬屋のひとりごと」のアニメも普通に楽しめているんだけどそういう声は埋もれている……

*別に皆が皆きちんとした宮廷モノを見ている、求めているわけではない。こっちでも普通に楽しんでいる人はいる。しかしアニメになると一般層が増えて「合わない」「受け入れられない」人間の絶対数は増えるしアクセス稼ぎで燃やそうとするのが入って来るから現在の環境だと難しくなるのも否定できない。

*国内の宮廷モノはどんどん極端になっているからついていけなくなったけど「薬屋のひとりごと」は久々に楽な気分で見れる宮廷モノだったので楽しんでいる自分のような人間もいるよ。

*「葬送のフリーレン」は良い作品だけどあまりライト層、若い世代向けではないから売り上げ的には大爆発は無さそう。資料集とかも明らかにライト層向けではないネタに走っているし、こっちの空気とはかなり違うのがそこかしこに見て取れる。

*「フリーレン」の「お宝の書」は作っているのが子供向けアニメ特撮雑誌なので子供向けな狙いもあるらしいぞ……あっちもどこに向かっているのか、どこに人気なのかは分からん。俺は「薬屋」も「フリーレン」も実本買い揃えているが、一般ウケするのは「薬屋」の方だと思っていた。「フリーレン」がこっちでも人気爆発したのは正直意外。それはさておき、「薬屋のひとりごと」は日本の若い女のオタク、ラノベ読みにすごい刺さっているらしい。

*正直に言えば私の好みからはややズレる作品だけど人気が出そうな要素の集合体なのは理解できる。キャラ描写は良いしカップリング的にも楽しめるから盛り上がってそう。

*私は「薬屋のひとりごと」に関してはテンプレばかりそうなので避けていたんだけど、実際に読んでみたらテンプレを上手く活用して構成された作品で普通に楽しめてしまったよ。

*「薬屋のひとりごと」はストーリー展開は古いテンプレ的だけど私はキャラクター、特に猫猫に関してはかなり「狙った」設定で作ってきているのが現代向けだと感じる。

*自分は前に出ないで周りの人が動く或いは動かされる、イケメンリア充とは距離を置く、特殊技能持ちで専門分野で評価される、そして「本当は美人だけど化粧で不細工にしている」という女性向け中二病要素が山盛り。

*私もその意見に同意する。あの主人公キャラの造形はかなりそういう所を意識しているように感じる。中国要素に関するツッコミで見過ごされがちだが、実は「薬屋」は女性向けの中二病作品として見ると非常に強いのが分かる。

*あー……なるほど、これは若い子は大好きになるか。男性の読者でも心当たりがあるネタだ。

*実力を隠していて一部の重要人物には評価されている、いざという時に力を披露するのは俺TUEEEEEの基本だしな。

*言っては何だけどある種の真の実力(容姿含む)を隠したムーブだからね……私も若い時に出会っていたら感情移入や自己投影していたかもしれない。

***とまぁ、こんな感じで。現在の中国オタク界隈の作品イメージも含めてイロイロな話が出ていました。ちなみにこのネタを教えてくれた方からは「中国ではネット小説が主に男性向けで稼ぐ市場として発展してきたので、日本のネット小説における女性向け作品の多さや需要の高さを想像するのは難しいです」「中国では日本のラノベを表紙の傾向や主人公の性別で男性向け、女性向けで雑に分けてしまう傾向があります。またそれによって『自分とは関係が無い作品』という認識になる人も少なくありませんし、自分の推している作品と比較して不満に感じてしまうこともあるようです……」などといった話もありました。中国のソッチ系のサイトを巡回しているとたまに意外な作品が女性向け或いは男性向け扱いで括られているのを見かけますし、その辺りに関しても日本における人気や認識とズレている作品があるのかもしれませんね。

<以下、日本人からの反応>

1.あまり作品自体に興味が無さげな書き込みが多い。

2. コナンをネタにしているのが案外当たってるかもな。なろうの感覚で読めるミステリ作品としてはいまだに上位だし男女両方からの支持もあるから売れるのは分かる。てか中国人は女性向け扱いしてるっぽいけど商業化はヒーロー文庫、ビッグガンガン、サンデーGXだからどちらかと言えば男性向けルート。

3. 中国人はあの作品を「中国の後宮はこうじゃない、文化もおかしい」という感想で見るらしい。ツッコミどころとか言ってる意見からもそれが見受けられる。それに反論するなら、あれは「中華風」であって中国の歴史とは何ら関係ないって所かな。漫画の方で世界地図出てくるけど、現実の地球と全然違うから、ある意味異世界だぞ。

4. 中華風ファンタジーアニメと武狭、演義と中国人は区別できる段階にまだ到達してないんだろうな。いきなり歴史考証始める人もいるし。

5. 2それは販売ルートの問題では?大きなマスで売ろうとしたら、結局少年漫画媒体になるからね。あと漫画版はどちらも読んだけど、大概女性向けだよ、コレ。大奥系宮廷女官はドラマとかでも視聴者はほぼ女性なんだよな。

6. 後宮の描写に違和感があるのはわかるけど具体的な話が聞こえてこないな。察するに言語化しづらいプロトコル方面の違和感なのか?

7. 中国人は悪役令嬢系全部女性向け扱いしている節がある。この薬屋や謙虚堅実の頃から男性読者からの支持もかなり大きいんだがなー。

8. 漫画に比べるとアニメはOPも含めて主人公が美形を強調し過ぎてる気がする。

9. >>3どの辺りで国名(「リー」という造字?ぽい名前)が出てきたかもう忘れたけどどう見ても中国だし、突っ込まれるのは仕方ない。

10.男でも普通に楽しめるけど、どっちかっていうと女性向きだと思う。女の方が共感したり親近感沸きやすい内容、展開な気がする。

11. というか中国では、男主人公か、女主人公で男向けか、女向けか雑に分けてしまう傾向があるってマジかよ。そういった雑な分け方で自分とは関係が無い作品として避けてしまうのは勿体ないわ。

12. 基本的には少女漫画の文脈の作品だけど猫猫のキャラ造形とかで男性にもとっつきやすくしてる印象。中国人が引っかかってるのって多分トンチキ中華味が本格中華と違うみたいな点だろうけど、そこは枝葉や装飾に過ぎないのでそこに引っかかってる人には骨格が見えてこないんだろうと思う。

13. 後宮描写のどこが違うのか知りたい。

15. 知名度があって販売数が多いので他の女性向け漫画に作品に比べて男性読者の数が多く見えるだけで、男性からの支持は割合的には普通の少女漫画を読む男性読者レベルだと思う。

16. まぁこれに関しては日本をベースにしてますって感じの日本もどき作品見せられてる感覚は共感できるが、中国っぽいけど中国じゃないっていうのが理解できないんだろうね。架空って言われても、いやそれ中国じゃんってなるんだろ。

17. 壬氏が「あのような目で見られたのは初めてだ」とニヤける場面で始祖松のツイートを思い出して身悶えした。※どっちが先かは把握してません。

18.どこがどうとは言えないけどガチ中国歴史系の女性向け漫画の後宮とはなんか違うのはわかる。

19. この時代に宦官や纏足が廃されたなんてあり得ない、とか歴史ポリスがうるさいから架空の国にしてるんだろ。ところで、中国で「ふつつかな悪女ではございますが」の評価はどうなんだろう?

20.アメリカで作られたドラマに和風が出てきて中華式の礼とかしてたら突っ込まれまくるだろ。それと一緒よ。

21. この手の中華風って美形の宦官が出て来てヒロインといい感じになるけどそれじゃ宦官じゃなくてもいいような気がする。まあ後宮を描く上で必要なんだろうけど、実は宦官のふりしてるだけ…とかだったりするのかな?

22. なろうに言っても仕方ないが普通に英単語出すのは何とかして欲しいもんだ。

23.中国で配信ないのか 規制に引っかかるような部分はないと思うんだが。

24. なろうの特徴としてってタダで読めるけど面白くて読み応えのある作品が常に不足しているからガチのラブロマンスならともかく、女性主人公で恋愛要素有くらいなら男性読者も普通に手を出しているという事情が有るんだが多分中国のネット小説サイト、ラノベのイメージとは違っているんだろう。薬屋はなろうでの男女両方からの高評価を背景に男性向けのヒーロー文庫で基礎を築いてから女性向け要素の強いビッグガンガンでのコミカライズ、男性読者多数なサンデーGXでのコミカライズというのはかなりクレーバーなやり方だと感じられた。

25. 壬氏のあのキャラだけでどう見ても女が好むラノベだろ。中華ファンタジーに現実のリアリティなんか誰も気にしないよ。

26. これは中華風だのファンタジーだの言っても中国人には関係ないんだよな。中国風は本当に必要だったのかな?

27.結局どういう描写に違和感があるのか書いてないのが残念。中国人だからこそのツッコミどころがどこなのか知りたかったよ。

28. 日本人が見てもなんちゃって中華だろうなってのがわかるんだから、中国人が見たら突っ込みたくなるところ満載だろそりゃ。

29. 俺も違和感について詳しく知りたい。

30. まず「宦官の任氏様」あたりじゃないの違和感。

31.>>25やたら男性支持もあります!アピールしている方がいるが、任氏のキャラクターはどうやっても女性受け狙いで男性受けはしない設定。女性にしてみれば甘くミステリアスで物語に関わる深い設定のキャラクターに見えても、男性視点だと盛りすぎ都合良すぎで胸焼けがする。もっとも、男性向けなろうのヒロインは盛りすぎ属性ハーレムだから、相身互いなのだが。

32. 漫画が二つあるのが違和感だわ。

33.4 正直ラノベには詳しくないんだけど「薬屋のひとりごと」も「後宮の鳥」もアニメで見てると、「暁のヨナ」「王の獣」「ふしぎ遊戯」とか昔からある【少女漫画の大河ロマン,中華ファンタジー】の流れかなと思うのでやっぱり薬屋が人気のきっかけではないよね。ここ数年で「魔道祖師」「天官賜福」「羅小黒戦記」とか本場で作られた中国のファンタジー作品が日本に入ってくる様になって、いざ見てみるともう文化や背景美術の自然や建築、衣装や小物、何もかも日本製中華と別物(なろう系ファンタジーに飽きてた自分には新鮮に感じた)なのは確かだから、薬屋に違和感感じるのも分かる。特に何というか日本製は空間がこじんまりしてるなと感じる様になった。中国人が薬屋に感じる違和感を知りたいという人は、一度中国で作られたアニメを見てみたらいいと思う。今映ったの何??説明なかったけど何の話??っていう、物語の本筋以前に文化的前提知識不足による疑問が連発するので、それが起こらずにすんなり見れるのは日本製中華なんだなという気付きを得たよ。「陳情令」から入って宮廷系含む色んな実写中華ドラマも見る様になったんだけど、謎が謎を呼ぶ様な仕掛けやミステリーの人気も高くて、薬屋~がウケてるとしたらそこじゃないかと。後歴史物は史実に沿ってるかめちゃくちゃ厳しい評価されてるからアニメもそういう視点で見がちなのかもしれない。

34. 多分違和感云々も何らかのまとめを見て言ってると思われる。悪い意味でネットのノリが若い。

35. 忍者や侍を題材にしたハリウッド映画を見て、日本人が違和感を持つのと似たような物だろう。

36. >>31なろうで読んだきりだが壬氏はむしろ男性支持狙いの計算入っていると感じたわ。宦官(と勘違いする主人公)扱いだからなろうの女性向けで引っかかる主人公視点の恋愛感情部分がかなり消えるのが上手いと。内面描写で可哀そうなキャラアピールがちょっと気になるくらいで距離感が男性作品の範囲になっているのも助かったな。なぜか自分の周りでは商業化される前のイメージは横山光輝の曹操顔だった。

37. 昔ミステリーボニータで藤田あつ子先生が書いてた煌如星シリーズ好きだったなあ。近年のはそういうのとはまた別物なんだろうけどね。

38. 作品あまり知らないけど、巨乳強調してるキャラクターデザインだから男性向けだと思い込んでた。結局、~風のなんちゃって宮廷にするのは、例えフィクションでも現実の歴史上の存在をモデルってことにすると創作上の縛りがきつくて持て余すって事情なんだろう。古今東西の都合良いイメージだけをつまみ食いの寄せ集めしたいだけ。でも、もともとその分野に深い造詣があるか、考証担当を費用払ってつけられるプロでもないかぎり、なあなあで許してくれる寛容さが失われてきている近年の読者には太刀打ちできないよ。その最たるものが、中国「風」を許さない現代中国人読者だろ。ネットは、専門外の人間にも容易く付け焼き刃の知識を授けてくれる。創作者にも受容・消費者にも平等に。お手軽に作ったものと見え見えな仕上げに気分よくノセられてくれるほど、人間甘くないんだろうな。

39. 中国じゃ歴史オタクの突っ込みは自国ドラマでも激しい。共産党も正史歪曲に過敏だからその虎の威を借りて居丈高にな。日本人の感覚でいえばナルトや鬼滅を史実と突き合せるくらいナンセンスだが別に薬屋が日本の作品だからやってるという訳では無い。そういう土壌だから漫画もリアル志向の劇画が強くて池上遼一が鳥山明級の大家扱いとの事。それを知って読むとまぁ分かる反応だわ。合わねえなとは思うけどな。

40. 猫々が主人公だからイケメン要素や色気要素が強く見えるけど、壬氏が主人公だったら普通に男向け作品の主人公になれる設定なんだよ。他の男キャラも男性向けハーレム作品に出れるような設定なので、男性人気がそれなりにあるのも理解できる

41. >>36若い頃の曹操の絵は肌真っ白な美形だったもんね。特にアニメ化されたやつ。

42. めちゃくちゃベタじゃん学校一の美男子が大して目立たない。主人公に片思いみたいなストーリー既視感しかないだろ。王道少女漫画、韓流ドラマもそんなだろ。似非中華は気にならないけど主人公の中二感はどうにもね。

43. とりあえずアンチと設定警察の意見は気にしてもしょうがない、リアリティは中身に厚みをもたらせるけどリアリティなら面白いと言う訳ではない。男性向け女性向けの括りも必要か?と思う。大まかにはジャンル分けもされるけど、別にジャンルは大まかな括りでしかないし、一部の過激派が人気作を自分のジャンルに勝手に括った挙げ句勝手に(自分が考えてた)ルールから外れてる!とか騒いでるの見るとウンザリよ。多様性の時代だよ?

44. 私は「薬屋のひとりごと」に関してはテンプレばかりそうなので避けていたんだけど、実際に読んでみたらテンプレを上手く活用して構成された作品で普通に楽しめてしまったよ。この意見こそがエンタメ作成で的得たものだと思う。

45.>>11セーラームーンの漫画がどんな雑誌に掲載されていたか、中国人のオタクは知らないのかな?

46. 昔から少女小説は比較的大きなジャンルとして生き残ってきた歴史がある。それこそ今や大人気の十二国記でさえ最初に出版されたのは少女向けのホワイトハート文庫だぞ。中華ファンタジーも数ある少女小説向けの一つのジャンルにすぎなくてふわっとした中華要素を取り入れた架空の国程度が多い。それに薬屋は日本で十分に売れてるしアニメで日本語&英語をバシバシ入れてるの見ると元々中国で売れようとして作ってないのがわかるよね。そりゃ自国で2500万部も売れてりゃ中国市場なんてどうでもいいわな。

47.つーか中国で公式配信ないのに文句言ってんのかよ!!本当に気に入らないだけで作者に突進したりするし炎上させようとするし本当に過激でムカつく部分があるよな中国オタクって…。

48. どう考えてもフリーレンはライト層向けだろ。

49. >>2女性向けなら美人にそばかす描いたらブスとはならんよね。そばかすのある美人だわ。

50. >>5女性向け漫画風少年漫画だよ。

51. >>33そもそも中国製アニメの世界観自体が実際のところは歴史考証なんてほとんどなしの非現実的なファンタジーなのに、日本製の中華風ファンタジーと比べてあれが違うこれが違うと違和感を並べても意味がなくないか?日本は中国人の為に作品を作っているわけではないんだから、それぞれのフィクション作品のお国柄の違いだと受け止めるしかないと思うんだが。

52. >>16日本だって銀魂を読んで史実と違う!と怒る人がいるので人種問わずオタクは本筋より枝葉が気になる人が多いんじゃね。多分一通二通のお便りじゃなかったから作者もわざわざ単行本でネタにしたんだろうし。

53.>>33薬屋は籠(後宮や花街)の中での人情噺でしょ。魔道なんちゃら等は仙術バトルやら諸国漫遊やらしまくりでそもそもジャンルが違うのにそれを無理やり並置して「日本製は空間がこじんまりしてる」とか意味不明すぎる。そこと比べるなら小野不由美とか上橋菜穂子あたりでどうぞ。

54. >>50どう見ても少年漫画ではないでしょう。一周回って訳分からなくなってますよ。

55. そもそも中国で公式配信が無いのも共産党から歴史歪曲の咎を受けるのが怖くて忖度したんでしょ?そういう国柄なんだよ。そして国民もそれに文句も言わず黙って海賊版に流れる。そしてその客でもない連中が文句だけ言う。そらアニメ業界が中国市場を見切るのも必然だわな。

57. 彩雲国物語の親戚みたいなもん。

58.>実は「薬屋」は女性向けの中二病作品として見ると非常に強いのが分かる。そこに気付くとは、やはり天才か・・・

59. >>51>>53どうにも中国となるとフィルターかけて文章読む方が多いですね。・空間がこじんまりは、天井が低いとか物理的な建物内の話をしてたのでジャンルとしての違いは全く意図してないです。・【どこに違和感を感じるのか?】に対して、【私が(網羅とは言わずとも日本製も中国製も見た上で)薬屋のどこに日本製中華を感じるのか】について話しており、ジャンルの括りで比較したつもりはないので、小野不由美さんや上橋菜穂子さんの作品と比較したいのであればご自身の意見として別に述べたらいかがでしょうか?読んでいらっしゃるなら。・仰る通り【お国柄の違い】としてどちらも楽しんでますので、違和感を並べて【不平不満を述べた】訳でもなければ【新鮮に感じた】と書きました通りです。・空間がこじんまりしてる日本が劣ってるだとか、中国人の為に彼らの価値観に合わせたアニメを作れの様な事も私は全く言ってないんですが、お二方はさも私がそうとでも言ったかの様なていで論理が飛躍しているのは何でしょうか。結局の所ヘイト感情が根底にある様にお見受けしますので、これ以上は返信せず失礼します。勝手なフィルターで人の意見を歪ませるのは迷惑ですのでやめて頂ければと。

60. ハレムリーグベースボールの続きが読みたい。

61武侠小説を読んで「中国拳法ではこんなことはしない!」と言うようなもんなんだけどなあ…まあ本家本元だから気になるのはわかるけど。

62. >28半笑いで突っ込むのなら分かるけど、ガチで評価を落とすのはわからんな。例えば海外作品で、作中にネオトーキョーなる日本からインスピレーションを得た都市や文化が登場したとしてそれが現在や過去の実際の日本とは異なるなんちゃって日本風だとしても、歴史的に正確ではない!なんて理由で評価を落としたりはしないでしょ。歴史考察なんてしだしたらヨーロッパ風ファンタジー作品も、紀元前ギリシャに近世オスマンと中世のヴァイキングまで混ざり合っていて時代的にも地理的にもおかしい!とかになっちゃう。薬屋は歴史作・時代劇ではなく中華風ファンタジー作品なんだから、背景設定の現実との細けえ整合性なんざいいんだよ!の精神で見るものでしょ。

63. >>55韓国人と言い黒人と言い、文句言えば言う程扱いに困って敬遠されるだけってのが分からんもんかなとは思う。中国も十分面倒臭い部類なんだけど、中華は歴史も文化も豊富でなんだかんだ取り扱われちゃうんだよね。まぁ露骨に特定人種を貶めるような内容だとかってんでない限り、外国人のクレームなんていちいち相手する必要ないわ。燃やしたけりゃ自分の国の中だけで勝手に炎上してろと思うわ。

64. >>21現実ではベビー粉末薬でまた生えてくると信じられてた。宦官のふりをしてるだけなんだろう、宦官は漏らすからその臭い染み着いているので判別できる。

65. >>33非常に分かりやすく読ませて頂いた。しかし、中国ファンタジー歴史アニメは腐系ばかりで見る気がしない。何と言うかお綺麗なイケメンばかりなんだ。刀剣乱舞みたいなマッチョ男性がいないと辛い。

66. >>62このアニメから受ける違和感、ネオトーキョーとかネオサイタマほどはっちゃけてないから受け入れ難いってのはあると思う。架空とはいえ王宮の全体描写がかなり故宮だったりとリアルさとのチグハグが来る人にはかなり来る。自分も小説は楽しんでるけどアニメはnot for meさった

67. コミカライズ前から読んでるけど、シナリオや雰囲気よりキャラが良いから読んでるな。私おっさんだけど女性向け厨二病作品はたしかにそうだわ。

68. 女性向けラノベの選択肢が少ないってのは当たらないな。2011年から今日の女性ジャンル主流状態までを見てきてるから断言できる。そして薬屋は投稿初期から読んでるけど、女性の中二病をくすぐるのは一部当たってると思う。つけ加えるなら彩雲国物語以来くすぶっていた中華宮廷もの需要を取り込んだコロンブスの卵でもあった。

69. プライドが高くて、権力者の美形に選ばれるだけじゃなく自分自身も知的で能力が高くないと満足できない、精神的に男が混じったオタク女子向け。大昔の花とゆめ路線。

70. >>57ナーロッパの中華版という意味なら。

71. ガチロリに対して明確に拒絶をするところや、女主人公が自衛のために女キャラに性の指南をするところでこの作品の根っこは女性向けだと感じたな。男性向けだとそのへんボカすことが多そうというか、ラブシーンの時(じゃなくても)倫理的なことが頭にありすぎると萎える層は一定数存在しそうなので。

72. ニンジャスレイヤーにマジレスする日本人も一定数いたからな

73. 「中華風」って言ってるのに、「これは違う」とか一生懸命突っ込んでるつもりの中国人が沢山湧いているよな。

74. アルファポリスとか女性向けレーベル出てるし、海外ゆえの認識不足だろ。



※2024/4/17 中国「本当に日本人が作ったの?!」日本の中華風ミステリーアニメの完成度に中国から絶賛の声 日向夏さんによる同名ライトノベルが原作の、中華風ミステリーアニメ「薬屋のひとりごと」。架空の中華風帝国、茘(リー)を舞台に、後宮に勤める主人公の猫猫(マオマオ)が、王宮内で巻き起こる事件の謎を、薬学の専門知識で解いていく物語です。第1期は先月24日まで放送され、番組終了後には第2期放送決定を発表。2025年に放送予定だと伝えています。中華風の日本アニメいうことで、この作品は中国でも大反響を呼び、ネット上には多くの感想が寄せられています。その一部をご紹介しますので、ごらんください。

翻訳元■■

■ これほどまでに包括的に、古代中国文化の解釈が出来るとは。国内のコスチュームドラマのような古い感じはない。「中華風」のステレオタイプな印象もなくて、本当にいい感じだった! +482

■ 数話観て、思った以上にいい作品だって感じた。「中華風」もいい感じで、何の違和感もない。個人的に思う欠点はただ1つ。まぁそれが一番耐え難いわけだけど、登場人物が全員普段の日本人の会話で話すから、目上の人が目下の人に敬語を使ったり、「ありがとう」って感謝の言葉を言ったり、不自然なところが出てきちゃうんだ。 +1404

■ 結局のところ外国の人たちは、依然としてフィクションとして描いてる。全体として見栄えが良ければ、細部にこだわる必要はないと思う。 +96

■ あまりにも突飛じゃない限りは問題ない。中華風が感じられれば良くない? +57

■ 日本の女性向けの「中華風」の作品だと、キャラが男女ともに豪華な漢服を着てるんだけど、男性向けの「中華風」になると、なぜかチャイナドレスと唐服しかない‍♀️ +6

■ 自分が最後に観た中国の宮殿要素が強いアニメは、国産の「甜心格格」だった。 +1082

■ 原作のライトノベルも漫画も本当に素晴らしいから、ぜひみんなにも読んで欲しい! +285

■ 観ていない人に背景を説明すると、建物には明と清の紫禁城が使われて、衣装は漢、唐、宋、明が混在して、役人の名前の一部は唐の詩人が使われて、全体的には明の時代って感じ。 +8870

■ 私は日本の中華風アニメは進化してるって感じたよ。中国の衣装がまともに描写され始めてるし、女性の主役も出るようになったし。 +32

■ 中国の要素を取り入れた風景はとても美しい。絵が本当に見事だし、凄く精緻だ。 +44

■ まだ観てない自分としては、どの時代なのかはっきり分からなかったけど、登場人物や服装の特徴を見る限り、清王朝ではないことは確かなようだ。 +13 (※清は漢族ではなく満州族が築いた王朝。 いわゆるチャイナドレスは満州族の衣装が元)

■ 衣装は唐時代。技術は明・清時代がベースで、本筋に関してはフィクション。 +3

■ 1980年代から1990年代にかけて、日本に「中華風」アニメが多かったことを、若者はあまり知らないかもしれないね。最近では珍しくなっちゃったし。ちなみに1958年に製作された、日本初の長編カラーアニメーションは、古代の伝説「白蛇伝」が元になってる。 +2705

■ 最近の日本のアニメ作品で、古代中国風のものは少なかったから嬉しい。 +3362

■ 中国の物語を日本はエンタメに変えてしまう。これが強力なソフトパワーの恐ろしいところだ。中国のアニメーションも発展してきたけど、まだまだ量的にも質的にも日本には及ばない。 +144

■ 助けて!「これは中華風じゃなくて東洋風だ」って言ってる人が結構いるの! +5

■ 微博でこのアニメに対する感想を読んでたけど、7、8割が賛辞のコメントだった。「これは中華風じゃなくて東洋風だ」っていう否定的な意見はほぼなかったな。 +47

■ 個人的に一番心配なのは、世界はこれは中華風って認識できるのかってこと。多くの人は日本文化だと勘違いするんじゃないかね。 +9

■ 日本の中華風アニメはほぼ観た事がなかったけど、これはめちゃくちゃ面白かった。 +612

■ 一番中国色が強い「十二国記*」もオススメ。ある程度歴史を理解してれば、より物語に没入出来ると思う。 +287(*小野不由美氏の小説が原作。 中国風異世界を舞台にしたファンタジー作品)

■ 「彩雲国物語*」も面白いぞ。 +41 (*雪乃紗衣氏のライトノベルが原作。 架空の彩雲国が舞台の中華風ファンタジー)

■ 中国には山と海の古典、逸話、奇妙な記録とか、多くの神話のテーマがあるにもかかわらず、最近はテーマが固定されちゃってるよね。ずっと残ってるのは孫悟空と仙侠*だけ。(*中国の神話に影響を受けたファンタジーのジャンル)

■ 全話観たけど本当にいい経験だった。キャラクターがみんな凄くいい人ばかりで、繊細な描写と鮮やかな色彩が相まって、近年では珍しい傑作だったよ。 +180

■ 今日本のアニメを観てる層は、00年代か10年代生まれが多いだろうから、「十二国記」とかは知らないんだろうなぁ……。 +12

■ 「古代〇〇風」の作品は色々な国が作るし、違和感があっても驚く必要はない。架空の世界の粗探しをしてもしょうがないし。+1120

■ うん、中国風の日本の漫画は沢山あって、その中には名作も沢山あるしね。 +70

■ 日本の「中華風」アニメって、舞台は中国がモデルだとしても、キャラクターの性格とかは日本人だよね。 +21

■ 中国風アニメは昔から多数存在していて、もはや1つのジャンルと言える。 +14

■ 日本には中国風のアニメのファンが常にいる。その多くは空想ファンタジーだけどさ。 +8

■ これが中国発の作品だったらどれだけ嬉しかったか。なんだったら昔の方がいい作品は多かったな。今は制約が多くて優れた作品が少なくなってる。 +160

■ 原作者は古代中国のことに凄く詳しいと感じた。でもこれを本当に日本人が作ったの?! +723

■ ようやく質の高い中華風アニメに出会えて、めちゃくちゃ満足してる俺がいる。 +31

■ ステレオタイプなものではなくて、完全な「中華風」で良かった。中国人として、日本の製作陣に感謝したい。 +84

****「中華風」が舞台の日本アニメに対して、古くからのアニメファンは懐かしさを、若者世代は斬新な印象を抱いたようでした。



※2024年3月10日 福井健策「君たちはどう生きるか」のポスターを掲示した東京都内の映画館 宮崎駿監督のアニメーション映画「君たちはどう生きるか」が米アカデミー賞長編アニメーション賞を受賞した。宮崎監督が「千と千尋の神隠し」で同賞を受賞した約20年前と比べ、日本アニメは世界で躍進した。その一方でアニメーター不足や安い賃金といった課題もある。アニメ市場を10の数字で分析する。

*1億6000万ドル  君たちはどう生きるかはスタジオジブリ作品の北米のオープニング成績(2023年12月8〜10日)として過去最高の1280万ドル(約19億円)を記録した。2月29日時点で北米での興行収入も4598万ドルとなり、ジブリ作品としてトップになった。海外では約50カ国で公開し、米映画情報サイトのボックス・オフィス・モジョによると足元での世界興行収入は1億6000万ドルを超えた。国内での興収から計算すると6割を海外が占め、宮崎監督やジブリの世界的な人気や高い知名度をうかがわせる。

*2205カ所  順調な興行収入は現地での公開スクリーン数が支える。君たちはどう生きるかの北米での公開時の劇場数は2205だ。ボックス・オフィス・モジョによると千と千尋の神隠しは26劇場で始まり、受賞後も約700劇場だった。米ウォルト・ディズニーの100周年記念作「ウィッシュ」の3900劇場には及ばないものの、ジブリ作品の興行規模が広がったことが分かる。アニメ産業に詳しいジャーナリストの数土直志氏は「千と千尋の神隠しのころはまだニッチだった日本のアニメが、メインストリームのジャンルとなった」と話す。ハリウッド系の配給会社の力が強い北米市場の中で、非ハリウッド系の配給会社が劇場と交渉し、実績を重ねてきた。君たちはどう生きるかの北米配給を担うのが米GKIDSだ。「となりのトトロ」といった歴代作品を定期的に集中上映するなど、ジブリの米国での普及に一役買ってきた。ジブリ以外の作品も紹介する祭典を開くなど、アニメを大人にも楽しんでもらうことを目指している。

*83歳  人気作品を生み続け、日本アニメを世界に広げた宮崎駿監督は83歳だ。同監督の作品の中で君たちはどう生きるかは4回目のアカデミー賞のノミネートとなった。米ゴールデン・グローブ賞、英アカデミー賞も今回初受賞した。宮崎監督は高齢となったが、日本では次を担うアニメ映画監督も育っている。19年に細田守監督(56)の「未来のミライ」がジブリ作品以外で初めて米アカデミー賞長編アニメーション賞にノミネートされた。湯浅政明監督(58)の「夜明け告げるルーのうた」(17年公開)も国際的に権威があるアヌシー国際アニメーション映画祭で最高賞を受賞した。新海誠監督(51)の「すずめの戸締まり」(22年公開)はアジアなど海外でもヒットした。受賞は逃したものの、アニメ界のアカデミー賞と呼ばれる「アニー賞」の候補に入った。新海監督は同作で、ベルリン国際映画祭を皮切りにインドやメキシコなど9カ国13都市を訪れた。「監督が現地ファンと交流してメディアに対応することで、各国でサポーターが増え続けていることが成功要因の一つ」(東宝)だ。

*トップ4独占  国内映画市場もアニメ優勢が続く。日本映画製作者連盟によると、23年の国内興行収入の上位4作品はアニメ映画が占めた。首位は「THE FIRST SLAM DUNK」で「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」、「名探偵コナン 黒鉄の魚影」「君たちはどう生きるか」が続いた。

*ほぼ0  君たちはどう生きるかは、宣伝が「ほぼ0」だった点も注目を集めた。劇場での予告編の上映やテレビCMはなく、試写会も開かれなかった。パンフレットの発売も劇場公開の約1カ月後だ。内容がほぼ分からないからこそ消費者の関心をひきつけたという側面に加え、最小限の事前告知でも集客できるのは、やはりジブリや宮崎監督のブランド力の証明ともいえそうだ。

*2兆9277億円  映画を含む日本のアニメ市場は世界で拡大している。日本動画協会によると22年の日本のアニメ産業市場(アニメ関連商品に利用者が払った金額の推定値)は前年比7%増の2兆9277億円で過去最高を更新した。10年間で約2倍に成長した計算だ。動画配信の普及により世界でアニメファンが増え、約50%を海外向けが占める。

*20兆円  アニメは日本経済のけん引役としても期待がかかるようになった。経団連は23年4月の提言で、漫画・アニメ・ゲームなどを含む日本発コンテンツの海外市場規模を33年に21年の最大4倍超となる20兆円に引き上げる目標を打ち出した。達成すれば自動車の輸出額(23年は17.2兆円)を超え、日本の輸出額全体(23年は100兆円)の2割を占める。一方、提言では「挑戦機会やサポート環境、制作資金の不足などがボトルネックとなって、優秀なクリエーターが十分に成長と活躍の機会を得られていない」と日本のコンテンツ産業が抱える課題も指摘した。

*76本  国内アニメ映画の公開本数は22年で76本と03年(25本)の約3倍になった。過去最多だった19年の91本より少ないが高水準が続く。16年に新海監督の「君の名は。」がジブリ以外のアニメ映画で初めて国内興収100億円を突破し、251億円を記録した。同作のヒットをきっかけにアニメ映画製作への関心が高まった。一方、制作本数の急増にアニメーターの育成が追いつかず「アニメの需給バランスが崩れ、制作現場は疲弊し破綻寸前といっても過言ではない」(日本アニメフィルム文化連盟の植田益朗代表理事)との指摘も出ている。

*3割   アニメ産業の盛り上がりに比べ、アニメ制作会社やクリエーターへの利益還元が十分ではないとの課題もある。帝国データバンクによると、22年はアニメ制作会社の31%が赤字だった。求められるクオリティーが上昇してコストがかさんだり、人手不足によって人件費や外部委託費用が重荷になったりして収益を圧迫するケースがある。作品に出資せず著作権を持たない会社が制作収入だけで利益を確保するのは難しいとされる。不十分な利益還元は業界の健全な発展に影を落としかねない。

*300万円未満  若手アニメーターの待遇改善も待ったなしだ。アニメ業界で働くフリーランス1132人を対象とした植田氏らの22年の調査では、全体の51%、年代別では20代の約8割が21年の年収が300万円未満と回答した。アニメ業界はフリーランスが多い。新人アニメーターが手がける動画は1枚あたり数百円程度の単価に基づく出来高制が多い。一方、高い技術を身につけたり、作画監督やキャラクターデザイナーに就いたりして年収が1000万円を超える事例もある。海外アニメは子供向けが主流だったが、日本アニメの浸透で2D風の大人向けアニメが米国やフランス、中国でも製作されるようになってきた。次世代のアニメーターや監督を育成し、日本アニメの地位を維持できるか、正念場を迎える。

-ここまで-