▲なんというかなぁ。
日本で、憲法九条を守れば平和が守れる—とかなんとかという「机上の空論」が見事に破壊された一日ではある。
刀をもって振り回すヤクザが襲ってきたとき、憲法9条なるものを振りかざして、自分の身が守れるのか—そんな問いが、まさに自分の身に直接、及んだとも言える。
9条の会なるものの、胡散臭さが白日の下に曝されたといってもいいか。
まず、表題の米軍の動きをニュースから抜粋。
【国際】米爆撃機が中国設定の「防空識別圏」を事前通報なしで飛行
★:2013/11/27(水)
米紙ウォールストリート・ジャーナル(電子版)は26日、米軍のB52戦略爆撃機2機が中国側への事前通報なしに、東シナ海上空に設定された防空識別圏内を飛行したと報じた。
「領有権争いのある島しょ部」としており、沖縄県・尖閣諸島上空も含まれているとみられる。
同紙は、中国による防空識別圏設定に対する米側の「直接的な挑戦」としている。
次に、上の米軍の行動に対して、中国はどう動いたか。
26日に東シナ海の防空識別圏において米国の2のB-52爆撃機が飛行した件について
中国国防省のコウ・ヤンシェン広報官は
「中国軍は米国の航空機を確認し、全過程を適切にモニターしていた。」と述べた。
米国の爆撃機は防空識別圏の東側、
釣魚台の約200キロ東の空域を23時00分から翌01時22分まで南北方向に飛行したといいます。
広報官は東シナ海における防空を強調し、
「中国はその空域を効果的に制御できる能力がある。」と述べました。
そして、日本政府は次のような行動にでた。
中国が東シナ海に防空識別圏を設定すると発表したことに対し、菅義偉官房長官は、「中国の措置は効力を持つものではない」とし、航空各社に対して中国に飛行計画書を提出しないよう改めて要請した。
菅官房長官は、「中国の防空識別圏設定は公海上空を飛行する自由を侵害するものであり、わが国に対して何ら効力を持つものではない」と述べ、航空各社に対して「これまでどおりの運航」を呼びかけた。
さらに、岸田文雄外務大臣は、「日本の意思を示すために官民が協力することが重要だ」とし、航空各社に対して中国に対する飛行計画書の提出を撤回するよう要請した。
乗客の安全確保を理由に中国に対して飛行計画書を提出していた航空各社だが、政府の要請を受けて提出しないことに決定した。
記事は台湾人学者の孫明礼氏の発言を引用し、「日本政府の航空各社への要請は乗客の安全を自らの政治カードとして利用する行為だ」と批判した。
▲補足、感想など
自分で自分の身を守るしかない—ということがよく分かる。憲法9条を振り回して、自分の身が守れるものか。
自衛隊を国防軍に格上げし、原潜の所有に踏み切る時期が来たようだ。