2016年1月6日水曜日

我々韓国人は愚かなのか—と。

さぁ、どうだろうなぁ。
 それは、自分で自問自答するしかあるまい。

 昨年末、日韓両国で最終的かつ不可逆的に合意したことで、慰安婦騒動は韓国国内の問題と切り替わった。
 <結局、韓国には日米両国から、ゼロか、マイナスか--という選択を迫られて、マイナスよりはゼロがまだ、マシという選択をしたということだろうな>

 ご不満なら、どうぞ、韓国政府へいくらでも言えばいいこと。
 日本・日本人は、もはや関係がない。
 謝罪? 賠償? なにそれ、美味しいのか?

 以下、韓国の新聞から抜粋。

■慰安婦問題25年、憎悪がとうとう内部に逆流
■「日本に魂を売った」という激しい非難が始まった

 韓国政府の従軍慰安婦問題妥結について、野党代表は「政府は10億円で韓国人の魂を売った」と言った。
 彼は本当に「韓国人の魂が日本に売られた」と思っているのか。
 私は今回の妥結内容に同意しない。しかし、尊重はする。

 元慰安婦のためにしてきた韓国人の奮闘が、韓国社会の分裂と反目で締めくくられるのが悲しい。

 慰安婦問題が争点に浮上して25年になる。
 元慰安婦のキムさんの証言が飛び出したのは1991年。

 92年、日本の首相が謝罪し、93年には日本政府が慰安婦動員の強制性を認めて謝罪した河野談話が発表された。 盧泰愚政権と金泳三政権の成果だった。

 日本が元慰安婦に謝罪していないと思っている人に、私は河野談話を読むよう勧めている。
 慰安婦問題解決の軸を謝罪と賠償とするなら、1つは解けたとして前進すべきだった。

 かみ付き合っているのだから、そうした言葉通りなら、この国の政界は今「売国奴」だらけということになる。

 現政権は歴史を重視しているように見えるが、実は歴史の「思惟」がないようだ。
 慰安婦問題解決のもう一つの軸・賠償は、謝罪よりも難しい問題だ。
 
 私たちはこれまで、あまりにも多くの憎悪を募らせてきた。
 相手を理解しようとせず、日本の政治家の一言や、メディアの記事の一言に「あら」を探し、怒り、興奮した。

 怒りを支えに25年間を過ごした今、周囲を見回してみると、韓国のことを理解してくれていた応援団たちは離れていき、内輪もめしている韓国人だけが残っていた。
 励ましといたわりは消え、怒りだけが逆流している。
 韓国人の長い長い25年間の奮闘を、このように愚かな形で締めくくるわけにはいかない。


補足、感想など

 もう、なにを言っているやら、さっぱり分からない文章ではある。

 冒頭でふれた。
 慰安婦問題? なるものは、日韓という国の間でどうこうする問題ではなくなった。
 韓国政府とこの記事を書いたような「不満の持ち主」との間で、どうこうする問題となった。

 どうぞ、ご自由に思う存分、協議でも抗議で、デモでもすればいいことではないか。

 もし、日韓基本条約にご不満なら、国際司法裁判所へ申し立てされればいいこと。