2013年2月7日木曜日

習近平国家主席のうめき声を聞け。その2


習近平国家主席が追い詰められ、瀬戸際から一層瀬戸際へ迫られつつあるようだ。
 どういう結末になるのかなぁ。
 日本と小競り合いになるか、なんらかの形で「自ら一線を引くか」だろうな。

 べつに国家主席の任期が10年と決まっている訳ではあるまい。
 能力があれば—10年だろうし、能力がなければ、数月だってありうるのではないのかな。

 仮に、トウ小平さんが生きていれば、失礼ながら、この習近平さんという人に対して、数月で「お前、クビだ」とか言って、国家主席のポストを取り上げていたろう。
 まぁ、それほどの権力者もいない状況だから、逆に「グダグダの状況」が長引くのだ。

 だから。今は。
 習近平さんの「メンツ」だけの問題となっているのだ。
 習近平さんの考えていることは唯一つ、「自分のメンツを守ること」だけなのだ。

 だから、どんな形でもいい。
 日本側の「譲歩」が欲しいのだ。

 ふん、と思う。
 日本人はそんなこと知ったことか。

 以下、新聞から抜粋。


 中国人民解放軍機関紙・解放軍報によると、習近平・共産党中央軍事委員会主席(総書記)は、 甘粛省・蘭州軍区を視察し、「部隊は『招集されれば直ちに駆け付け、駆け付ければ戦争できる状態にし、戦えば必ず勝利する』よう確保しろ」と指示した。

 1月に軍は習氏の指示に基づき「戦争の準備を行え」と命じたが、沖縄県・尖閣諸島(中国名・釣魚島)問題を受けた「臨戦態勢」に向け、 軍内の士気を高める狙いがあるとみられる。
 習氏は空軍試験訓練基地と、有人宇宙船の打ち上げ基地である酒泉衛星発射センターを、4日には蘭州軍区をそれぞれ視察。

 同軍区では「軍事闘争準備の開拓と深化に力を入れ、情報化建設の加速・発展を推進しなければならない」とも訴えた。
 解放軍報はこのほか、「戦争に打ち勝つ」との要求に向け、軍事訓練の実践化水準の向上のため、 軍の政治工作を統括する総政治部が発出した「2013年軍事訓練の政治工作指示」の内容を伝えた。

 それによると、 「指示」は習氏の指示に思想を統一させ、軍事訓練において「情報化という条件下で敵への武力威嚇と実戦能力を高める」よう求めた。


▲補足、感想など

 習近平さんって、なにもかもが古めかしいなぁ。<あぁ、毛沢東を尊敬しているとか--だったな>
 その考え方に柔軟性がない。

 冒頭でふれたように、現国家主席たるポストを掛けて、「メンツ」を守ることだけを考えているのだ。
 メンツを失うこと=国家主席のポストを失うこと---なのだろう。

 いや、思う存分好きなだけ、日本の海保とか海自を挑発すればいいさ。
 日本も自衛隊を国防軍へ格上げしやすくなるし---

 また、日本は、習近平さんの「個人的な」メンツを守ることなどに協力はしないよ。
 冒頭でふれたように、要するに「日本人を舐めきった”決断”がそもそも、この騒動の発端ではないか」
 そんなもの、習近平さんの「自業自得」だ。