2013年10月26日土曜日

安倍政権はどうせ1年で潰れる—と中国指導部。

▲まぁ、ずっと1年交替だったからなぁ。
 そう思うのは無理もない。

 しかし。
 いつも思うのは、中国人の日本人・日本に関する事象への「分析の甘さ」だ。

 そこに、”中国人のもつ日本人及び日本への根深い「劣等感」”と”知的正直への軽視”を感ずる。
 劣等感を持つゆえに、日本よりオレが上だということを強調したいばかりに、相手(日本)を矮小化し、自分を肥大化させてしまうのだ。

 このブログでなんども指摘した。

 なぜ中国人は、英国の産業革命から200年も遅れるのか。
 なぜ中国人は、日本の明治維新から100年も遅れるのか。
 なぜ中国人は、日本の敗戦時から35年も遅れるのか。

 なぜなんだ?
 中国人も、上の問いに答えられまい。
 中国人であるから—だろうなぁ。

 漢字ばかりのあんな文字を使っているからだろうなぁ。毛沢東が戦後日本の「かな」を取り入れることを提案したが、周囲から猛烈な反対にあったそうだ。
 せめて、毛沢東が提案した日本の「かな」を採用することを決断していれば、戦後35年も遅れるわけはないのだが。

 自らの言語が「欠陥言語」であることも、中国人には理解できないか。

 以下、新聞から抜粋。

 日中関係について、険悪な関係が長期化し、改善は安倍政権後になるとの見方が出ている。
 中国の外交政策を統括する中国共産党中央外交指導小組は9月に入り、対日政策を見直した。
 今後も沖縄県尖閣諸島などの領土問題では妥協しないとしながらも、 経済面を中心に対日交流を拡大するという外交指針を打ち出したという。

 なぜ、習近平政権は今になって方針を見直すのか。
 「中国指導部は、安倍政権は1年程度で退陣を余儀なくされると予測していたが、そうならないと考え始めた」と。
 民主党の鳩山、菅、野田、自民党の安倍、福田、麻生という6代の政権は、ほぼ1年で交代してきた。
 安倍氏は首相に返り咲いたわけだが、実際にはその間に自民党の改革が進んだわけでもない。

 「自民党の体質が変わったわけでもなく、東日本大震災による被害からの復興、福島の原発問題の解決、 さらに日中関係など、難問も多く抱えていることから、安倍首相は前回同様、1年くらいで政権を投げ出すのではないか」
 中国社会科学院や中国外務省などの対日外交専門家の多くはそう予測していた。

 習指導部はそれらの予測をもとに、安倍政権退陣後に、尖閣問題を含めた新提案を行ない、日中関係を中国主導で立て直す青写真を描いた。
 ところが、安倍政権はスキャンダルもなく、株価も上昇、 さらに2020年の東京五輪開催まで決めて順風満帆。

 習指導部は完全に予想が外れた。
 そのなかで、日本企業の対中投資が激減し中国指導部は慌てた。

 日本の国際収支統計によると、今年上半期の日本企業の対外直接投資で、東南アジア諸国連合(ASEAN)向けは約1兆円に達し、前年同期比の4倍と伸びを記録。
 一方で対中投資は4701億円で、同18%減と1990年以来最大の落ち込みとなった。

 中国社会科学院の徐副研究員は 「これまでは日中間の政治関係が冷え込んでも経済交流は活発な状態を維持するという『政冷経熱』が続いてきたが、 昨年の反日デモ以来、『政冷経冷』に変化している。
 この新局面を両国の指導者は認識しなければならない」と。

 しかし、中国側は振り上げた拳をどのように下ろすかに苦慮しているようだ。
 安倍首相と習主席は9月、G20首脳会談の直前、控え室で言葉を交わしたが、習主席は尖閣諸島と歴史認識などの敏感な問題を正確に処理しなければならない」 と安倍首相を牽制、これまでの姿勢を踏襲した。
 対する日本は「領土問題など元々存在しない」という立場、両者の言い分は、平行線のままである。

 安倍首相は「対話の扉は開いている。ただ、対話を焦るつもりはない」と主張、日中間の意地の張り合いは当分続きそうだ。
 中国側は「ポスト安倍政権」に期待し、新たな日本の政変が起きるのを待っているようだが、 中国政治は現在、腐敗問題や改革の進め方などをめぐって揺れに揺れており、先に倒れるのは案外、習近平指導部である可能性も否定はできない。


▲補足、感想など

 中国の習近平国家主席、李克強首相とも、どうも、頭のキレがもう1つだな。
 つまり、21世紀に入っての国家の指導者としての選出方法が最早、中国は時代遅れなのだ。

 ハッキリ言って、今の習近平国家主席の頭では、アメリカのオバマ大統領、日本の安倍首相、ロシアのプーチン大統領には対抗できない。
 特に、ロシアのプーチン大統領には中国は自分達の味方をしてくれる筈—とか考えているようだが、とんでもないカンチガイだな。

 プーチン大統領は、中国の習国家主席をバカにしているし、嫌っている。
 なぜって、いつでも国を捨てて逃げ出す準備をしているような国家指導者を信頼できるか。ともに仕事ができるか。

 逆に言えば、中国の指導者達は、自分達が他国、上の例示でいえば、ロシアのプーチン大統領からどう思われているか—ということも分かるまい。理解できまい。

 また、中国人には「資本主義」というものが理解できない。
 いま、中国では日本の資本が逃げていかないように様々に邪魔する工作をしている。
 そりゃ、邪魔をされれば、簡単には逃げていかないだろう。

 でも、そのことは、もう「新規に入ってもこない」--ということなのだ。増えることはない--ということなのだ。
 そのことが中国人には理解できない。

 記事にあるように、今、日本企業はアセアン諸国へ資本が流れこんでいる。
 ベトナム、インドネシア、タイ、インド等へ。

 どうも、と思う。
 今の中国の指導部、習近平国家主席、李克強首相では、今後10年という政権を維持することはできまい。
 安倍さんがこれから5-6年持つとするならば、記事の最終あたりあるように、中国の指導部の交替の方が先だろうなぁ。

 まぁ、いいではないか。
 温家宝元首相は、もうオーストラリアへ移住し、リゾート地の浜辺でノンビリ昼寝をしている筈だ。
 習国家主席も、温家宝さんの真似をすればいいことだ。