2013年10月6日日曜日

元女子勤労挺身隊の韓国女性の言っていることの不合理さ。

▲表題の女子勤労挺身隊とは、先の大戦時に、男性が軍隊にとられて工場などの働き手が少なくなったために、女子学生等に勤労奉仕をしてもらったものだ。

 これは日本の女子学生も同じだ。
 そもそも勤労奉仕だから、儲かる、儲からない—という話ではない。
 また、朝鮮人だから日本人だからという区別も別になかった筈だ。

 ところが。
 韓国から日本へ女子挺身隊としてきて、報酬がどうのこうの—という話となっている。
 勤労奉仕であり、ウィキペディアによれば、年間30日程度となっているので、そんなに長期のことではない、またそんなに高額の報酬を受取る筈もない。

 なぜ、こんな話となるのだろう。
 不合理というより、悪くいえば、「タカリ」ということなのだろうな。
 慰安婦と同じで、そもそも、一つの仕事として職業として高額の報酬をうけて働いていたのに、いつの間にか、性奴隷に変身して—被害者とかになる--

 そうすれば、日本からお金を巻き上げることができる。お金を受け取ることができる。
 要するに、タカリの方便ということなのだ。

 以下、新聞から抜粋。

 "戦時徴用訴訟 元挺身隊女性が68年間の苦しみ証言"

 太平洋戦争中に三菱重工業の工場などで労働を強いられた元朝鮮女子勤労挺身隊の女性とその遺族が 同社を相手取り損害賠償を求めた訴訟で、元挺身隊の女性らが、韓国・光州地裁で被害を証言した。

 原告の一人の梁さんは、1944年5月ごろ「日本に行けば金を稼げるし上級学校にも進学できる」 と説明する日本人校長に強要された形で、小学6年生のときに日本の工場に連れて行かれた。
 「かえって死んだほうがましと思われる生活」が始まった。

 飛行機部品のさび取りや完成した飛行機の塗装を1日中させられた。
 強い薬品のせいで目と鼻を悪くし、 後に数回手術したものの現在も後遺症が残っている。
 梅干二つにタクアン2切れ、みそ汁という 貧しい食事しか与えられず、日本人が食べ残した残飯をあさってなぐられたこともあった。

 朝鮮半島が日本の支配から解放された翌年10月に帰国したが、夢にまで見た祖国でもつらい生活が待っていた。
 周囲から従軍慰安婦だったと誤解され、非難や嘲笑がついて回った。
 結婚から10年後、挺身隊として日本で働かされていた事実を知った夫からは家を追い出された。

 梁さんは「幼いときに、日本に行って戻るとき一度にお金を渡すという言葉を信じたが、いつの間にか68年経った。韓国政府はこれまで一言も発言せず、とても恨めしい」と述べた。
 また、「朴大統領が締結した韓日協定で政府はわれわれの代わりにお金を受けとり、 道路も敷き工場も建て、国が発展した」として、娘である朴槿恵氏が大統領となったいま、 われわれに関心を持ってほしいと訴えた。

 同日の法廷では梁さんをはじめ5人の原告が証言した。
 市民や学生らのほか、日本人の支援者らも裁判を傍聴した。
 原告は三菱重工を相手取り1人当たり2億ウォン(約1800万円)の損害賠償を求めている。


▲補足、感想など

 いくつかひっかかる点を挙げ、方向性を考えてみよう。

あ、ウィキペディアでみると、1944年から12才以上の女子を—となっている。
 しかし、小学生は義務教育だから、まずありえない。小学校を卒業してから挺身隊となった—という意味であろう。

い、女子挺身隊というものは、基本的に勤労奉仕だ。
 だから、儲かる—などと校長先生がいう訳があるまい。上級学校へも怪しいなぁ。可能性はあるとか言ったかもしれないな。
 食事等は無料であろうから、まぁ、隊員に対しては薄謝—という感じだったのだろう。

う、食事の内容について、別に朝鮮人であろうが、日本人の学生であろうが同じ筈だ。
 梅干しとタクワンというなら、日本人の女子隊員も同じ内容であった筈だ。
 1944年から1945年という当時の話だ。豪華なものである筈もあるまい。

え、女子挺身隊が慰安婦と同じだ—とかいうのは、韓国内部で、韓国人がみずからばらまいたデマであろう。
 それは韓国内だけのことだ。
 日本とは関係がない。

お、1945年までの日本と韓国との一切合切の賠償のことは、1965年の日韓基本条約で完結済みだ。
 だから。
 上の女子挺身隊の報酬(そもそも勤労奉仕であり、薄謝であったろうが)を受け取っていないというなら、それは韓国政府へ「支払いを求める」べきであろう。
 日本とは関係はない。

か、三菱重工業は、上の裁判で「報酬を支払え」という判決がでたとしても、「支払いはしない」。
 既に、三菱重工業は韓国からほぼ撤退済みであろう。(人も金も財産も)<韓国での裁判だから、韓国内に三菱重工業の財産等が残っていなければ、差し押さえできない>

 また、それは、日韓基本条約というものを空文化するものであって、逆に日本人が1945年当時、韓国に残した財産の賠償に応じるのか—というカウンターパンチをくらうことになる。

き、結論。
 冒頭で述べたように、これは「タカリ」そのものなのだ。
 日本は、こんな「タカリ」に応ずる必要はないし、この元女子挺身隊の人達も、韓国政府を相手取って、賠償を求めるのが合理的だし、真っ当な方向性だ。