2013年10月25日金曜日

最高裁は、子どもの立場を考慮し過ぎだ—と。婚外子格差。

▲子どもの立場を考慮しすぎ—か。
 この感覚、男の筆者からすると、なかなか分かりづらい。

 このあたりだなぁ。
 先日、家人から「妾の子どもにも同じように財産を分けるのは、妻としてはなんとも腹立たしい」--という意見を聞いて、「あぁ」とやっと、この「婚外子格差」の核心部分のようなものが分かってきたような気がした。

 婚外子格差の本質は、この本妻からの「腹立たしさ」にあるのだな。

 例えば、夫と水商売の女性との間に子どもができた。
 その子を、夫が認知したとき、自分の子どもと同じ率で財産を分けるのか---と考えた時、妻としては悔しいというか腹が立って堪らないのだ。

 また、この婚外子格差をどうこう言う人間に、朝鮮系の人間が多数いる理由についても納得した。
 上で例示した「水商売の」—という業界に多くの朝鮮系の女性がいるのだろう。
 その女性から生まれた子どもに、多くの財産を与えることを画策したということなのだな。

 以下、新聞から抜粋。

 結婚していない男女間に生まれた「婚外子」の遺産相続分に格差があるのは違憲とした 最高裁判断について、反対する自民党議員が、国会内で勉強会を開いた。
 今後、議員連盟に格上げし、25日から法案審査に入る党法務部会などで主張を強める構えだ。

 非公開での勉強会には、西川京子文科副大臣と木原稔防衛政務官ら衆参議員23人が出席。
 婚外子の相続分に格差を設けた規定を削除する民法改正の政府案に対し、「最高裁は 子の立場を考慮し過ぎだ。法律で認める結婚をどう守るかも大事だ」「司法の暴走だ」との意見が相次いだ。

 また、参院政策審議会(山谷えり子会長)は30日に同改正案を審査する。


▲補足、感想など

 冒頭でふれた「本妻の腹立たしさ」という本音の部分は、記事に書きづらいようだな。

 要するに。
 「妾の子ども」になぜ、これだけ財産をやらなくてはいけないのだ? という本妻からの怨嗟の声を、記事の女性議員達は、世間に訴えようとしているということか。

 確かに。
 本妻からすれば、不貞はされるわ、財産は自分の子ども達へいく部分が少なくなるわ—で、ふんだりけったり--ということか。<この部分が表題に書いた”子供の立場を考慮しすぎだ”という意味であろう>

 妾の子だ—とかおおっぴらに言えるものでもないしなぁ。

 でも、本妻の「腹立たしさ」「言い分」は、充分に筆者も分かるよ。
 なるほど、それがある故に、戦後70年近くまで、この民法での婚外子への相続分が少なくなっていたのだな。(民法では、非嫡出子の持分は、嫡出子の2分の1だ)

 もっと、女性達は声をあげよ。
 
 自分達の感じる「腹立たしさ」を世間に向けて訴えよ。