2018年7月11日水曜日

中国のアニメ界に、宮崎駿は出てこない


中国のアニメを見ていて、絵はうまいなぁと感じる。
 でも、物語としてどうなんだ。
 そこらが、決定的に弱いのだろうな。

 日本の物語創造力をみてみようか。

 --ここから--

2011/06/21()
資源が無くても巨万の富を産む(可能性がある)商売だから
ただし、全世界を見渡しても、 「物語を作ること」を商売に出来ている国は非常に限られている

その数は産油国よりもはるかに少ない

日本では一週間に商業の場で発売される「物語」の数は 漫画、TVアニメ、WEB配信作品も含めると ゆうに200作品を越える たぶん、300作品くらいはある
この圧倒的な「数」が層の厚さとなって日本の創作メディア全体を支えている

この「数」と同じくらいの「何か」を持っている国じゃないと、 日本のマネゴトはできないんだよなぁ

 --ここまで--

 まんが、アニメを取り巻く環境についても

 --ここから--

35:まず漫画雑誌が流通できてることが一番デカイ 雑誌があることで漫画が量産されるし 漫画家は原稿料で食っていけるわけだ
次に、漫画を書いてても生活できるくらいのゆとりがある というのがデカイ
漫画は制作にかなり時間がかかる分野なわけだが そういった手間がかかることに時間を割いても 暮らしていけるゆとりがあるのが日本。

43:アニメについてはちと不思議ではあるよな アニメーターは食えない仕事として認知されてるが それでもアニメーターが多数いるからこうしてアニメが成り立ってるわけで

45:正直、他国より、物を真似る文化+進化させる能力に長けてたからだと思う。パクりだけなら、どこでもできるが、 コミケのごとく、二次三次同人誌が雲霞のごとく生まれる国は無いだろ。

53:大人がみても楽しめる作品が昔からあったから かな?

60>>53 たしかに敷居の高い小説や映画なんかとは違って子供を対象にした単純明快な作品を多く作っていたのはなにか関係がありそう。

63:日本人は平均的に手先が器用だから漫画くらいなら描けるって人材が豊富 西洋人は折り紙もできないクソ不器用か画家になるレベルの超器用しかいないから 漫画家になる人が少ない

268:全年齢に対応する漫画があることが凄いよな 漫画雑誌なんて海外じゃありえないくらい種類が多いし

280しかしよくもまー才能のある人が生まれてきてくれるよな 特に絵 一定数集まってるからこそ、その中の一割に勝ちある天才が生まれる。この一定数が崩れたら下手くそばっかりになると思うわ

 --ここまで--

 と、ここまで、日本の事情を知った上で。
 中国のアニメ事情をみてみよう。

 6月24日、コンサルタント会社エントグループによれば、中国のアニメ市場は2020年には2160億元(約3.6兆円)規模に達すると予想されており、中国のテクノロジー企業は、国産の人気キャラクターを開発・購入する「マンガ軍拡競争」に参戦している。
 写真は、上海で昨年7月に開催された中国国際動漫遊戯博覧会に参加したコスプレ愛好家(2018年 ロイター/Aly Song

 [杭州(中国) ロイター] - 1990年代、中国の港湾都市・大連で育ったチャン・ホンチャン氏は、「ドラゴンボール」や「NARUTO─ナルト─」といった日本のマンガにどっぷりと浸っていた。
 テレビで放映される日本のアニメシリーズやマンガはチャン氏や彼の同世代の人々の想像力をとりこにしたが、それに比べると、中国オリジナルのマンガは色あせて見えた。
 現在、チャン氏は中国で最も人気のある漫画家として、中国アニメの新たなうねりの最前線に立っている。
 この潮流を推進しているのは、国内の巨大IT・インターネット企業だ。
 チャン氏の最新のヒット作は、道教の僧侶として秘密の超能力を持つ高校生を主人公にしたもので、ネット上での閲覧回数は1億6000万回に達している。

 コンサルタント会社エントグループによれば、中国のアニメ市場は2020年には2160億元(約3.6兆円)規模に達すると予想されており、中国のテクノロジー企業は、国産の人気キャラクターを開発・購入する「マンガ軍拡競争」に参戦している。「ミッキーマウス」から「アイアンマン」に至るウォルト・ディズニー<DIS.N>の成功を再現するのがその狙いだ。
 こうした取り組みの鍵になるのが、チャン氏のような作家の育成である。
 チャン氏は仕事場である杭州のスタジオで「マンガを書き始めたときは、日本のマンガをまねしていたが、徐々に私自身のスタイルを身につけた」と話す。
 このスタジオで彼が描いた作品は、ゲーム開発も手掛ける中国ポータルサイト運営会社「網易(ネットイーズ)」<NTES.O>のウェブサイトで読者に提供されている。
 「中国の市場を理解し、中国のマンガ読者が何を望んでいるのかを理解するのに時間がかかってしまった」

 騰訊控股(テンセント)<0700.HK>や百度(バイドゥ)<BIDU.O>、ネットイーズなど国内の巨大テクノロジー企業も、チャン氏と同じことを理解しようと努力しているところだ。
 成功の方程式の1つは、中国の伝統的な宗教・文化的なテーマとキャラクターを使うことだ。
 エントグループの試算によれば、こうした戦略と、作画・ストーリー面での品質改善が功を奏し、中国のマンガ・アニメ市場は昨年1500億元規模に達したという。
 日米両国の市場には後れをとっているものの、追いつきつつある。リサーチ・アンド・マーケッツの報告によれば、アニメの制作本数では日本がトップだが、売上高では米国が優勢であり、2016年には世界全体で推定2200億ドル(約24兆円)とされる市場のうち、40%近くを占めている。この年、中国のシェアは約8%だった。
 中国企業にとって、魅力的なシリーズやキャラクターを開発できれば、ディズニーが開拓してきたような新たなビジネスチャンスにつながる可能性がある。シリーズ名を冠したテーマパークやゲーム、映画、テレビ番組、弁当箱や衣料品などだ。
 テンセントの北京支社でアニメ・マンガ著作権担当のシニアマネジャーを務めるXu Zhiwei氏は、「このビジネスを成功させるためには、優れたストーリー、質の高い制作、消費者の心に響くコンテンツが必要だ」と語る。

 テンセントはすでにアニメ・マンガ部門でいくつかの成功を重ねており、同社が急成長と高い株式時価総額を維持するうえでもプラスになる可能性がある。
 ゲーム、ソーシャルメディアで成功を収めたテンセントは、小新と呼ばれる漫画家の作品、人間と妖怪のあいだの恋愛を描いた「縁結びの妖狐ちゃん」の権利を購入した。
 テンセントがロイターに語ったところでは、このマンガを元にしたアニメシリーズは30億回超も視聴されており、6000万人以上の課金加入者を抱える同社の動画配信サイトのなかでも最大のヒット作の1つになっているという。
 このアニメの主要キャラクターである塗山蘇蘇(トサン・スース)は、ファストフードチェーンのケンタッキー・フライド・チキン(KFC)<YUM.N>のCMにも登場している。テンセントは現在、この作品のテレビシリーズや、登場人物を使ったビデオゲームの制作を検討している。

 <求められる国産ヒーロー>
 中国のエンターテインメント産業では、巨大テクノロジー企業がきわめて大きな役割を果たしている。映画からスポーツに至るまで、配信サイトの大半を支配しているのはテンセントとバイドゥと電子商取引最大手のアリババであり、この3社はソーシャルメディアやオンラインゲームでも優位を占めている。
 こうした企業は、アニメ(中国語で「動漫」)を好む若い世代に支えられたサブカルチャー台頭の波に乗ることを目指している。業界幹部によれば、こうした層が強く求めているのは、国産のヒーローが増えることだという。
 またこの世代は、親の世代が若者だったころよりも裕福になっており、使えるカネも多い。

 バイドゥのオンライン番組配信の「愛奇芸(iQiyi)」<IQ.O>事業担当の上級副社長を務めるGeng Danhao氏は、北京で開催されたイベントで、「特に2000年以降に生まれた若者は、消費にとても意欲的だ」と語った。
 四川省の大学生、21歳のZhang Tuoさんは、プラスチック製フィギュアからTシャツに至るまで、マンガ関連の商品に7000元以上も費やしたという。彼のお気に入りは、「SPIRITPACT─黄泉の契り─」「Monster List」といった国産の作品だ。
 南西部の都市・成都の学生、20歳のタオ・ジエさんは、中国のマンガはストーリー展開やアニメーション技術の点で改善されてきたと話す。国内の物語を使うことも魅力だと彼は言う。

 「中国のマンガ、アニメの多くは、すでに読んだことのあるオンライン小説が元になっている。原作のファンだから、マンガやアニメも気に入っている」とタオさんは言う。

 こうした変化は、テレビのゴールデンタイム枠を国産アニメ用に確保しようとする政府の支援策によっても後押しを受けている。
 巨大IT企業はマンガ、アニメへの投資を始めてはいるものの、まだディズニーの水準には及ばない。ディズニーはピクサー・アニメーション・スタジオを76億ドル、マーベル・エンターテインメントと「スター・ウォーズ」を製作するルーカスフィルムをそれぞれ約40億ドルで買収している。
 公開されている記録によれば、テンセントは昨年以来、マンガ、アニメ関連企業10社以上に投資しており、同社の映画部門は国内アニメ製作を支援するためのプロジェクトを立ち上げている。

 バイドゥが運営する「iQiyi」も国産マンガに巨費を投じつつある。同社が5月に発表したところによれば、中国の漫画家との契約や国産キャラクターの開発に2億元を投じる計画。これ以前にもアニメ関連プロジェクト10件に投資しているという。
 アリババとニュースアプリ「今日頭条」は、複数の制作会社を買収し、自社サイト内でアニメ配信プラットホームを立ち上げている。
 ネットイーズは昨年ディズニーと契約を結び、マーベル風だが中国的なスーパーヒーローを生み出そうとしている。
 ネットイーズ・コミックスでマーケティング・ディレクターを務めるLuo Qiandan氏によれば、同社は自社サイトから取得したビッグデータを用いて、マンガ愛好者が何を求めているか分析し、漫画家にフィードバックしていくという。

 また同社は、その他にも中国風の水墨画技法や宗教的なテーマなどの要素を採用しつつある。
 「中国的な要素、中国的なスタイルを使うことを誰もが試みている」と同氏は語った。

補足、感想など

 ふ~ん。
 で、中国にどんなヒット作があるのだ?
 中国のアニメをめぐる様々なファクターをみてみよう。
 以下でふれる、「爆乳ハイパーバトル」なんてものが中国で可能か?

 --ここから--
 
 『閃乱カグラ』の舞台となるのは、学生数1000人を抱える名門マンモス進学校「国立半蔵学院」だ。それは表の顔で、実は現代にも生き続ける忍のなかでも“善忍”を育成するために 作られた機関「内閣特務諜報部諜報一課付特殊機密諜報員養成所」(通称、忍学科)である。
 この国立半蔵学院忍学科に籍を置く5人の少女たちの愛と勇気の軌跡をアニメでは描く。
 闇の世界に生きる"悪忍"となるべく励む少女たちとの究極の爆乳ハイパーバトルが幕開く。


 中国人は、日本のアニメを最近生まれたポップカルチャーで歴史も伝統もないと言うんだけどさ、 その日本のアニメは囲碁も麻雀もスポーツも料理も題材として取り上げる。
 歴史上の人物も現代の人物も、政治も金融取引さえも題材として取り上げる 間口の広さ、引き出しの豊富さが日本のアニメの特徴であり、そのバックボーンとなってるのは「表現の自由」なんだ
 「抗日戦争を勝利に導いた人民の英雄」を描くことに終始してる中国とは、その基盤が違うのよ
 過去に麻生太郎が「言論の自由がない国に面白い漫画やアニメは作れない」と発言したけど、 これって中国を念頭に置いた発言だよね。
 言論の自由のない国の文化が世界に影響力を示す可能性などほとんどない。


1)武士道の精神
 日本人は武士道の精神を尊んでいる。
 戦争当時の「天皇のため、お国のため」という精神はまさに武士道の精神の集約と言えるだろう。
 1980年代の人気漫画「聖闘士星矢」はギリシャ神話をモチーフにしているものの、女神アテナを守るために戦う闘士聖闘士(セイント)らの精神は「武士道の精神」だ。
 聖衣(クロス)と呼ばれる防具をまとい、星雲鎖(ネビュラチェーン)などの武器を持つが、各ストーリーの中で首尾一貫して貫かれているのはやはり武士道の精神だ。
 また現在、中国でも圧倒的な人気を誇るアニメ「NARUT―ナルト」に登場する忍者達が、心の中で守っているもの、 夢、最後まで戦い尽くすその姿はいずれも、忠誠を尽くし、勇敢に戦う武士道の精神の表現である。

2)団結精神
 ヒーローが大好きな米国と違い、日本のアニメ作品の中では団結の重要性が強調されている。
 日本の各アニメの主役には、 必ずいっていいほど、息のピッタリあったチームが存在し、チームの成員は主役の引立て役を務めると同時に、個々の個性も備え、 そのストーリー全体に花を添えている。
 例えば、90年代の人気アニメ「SLAM DUNK(スラムダンク)」に登場する、 湘北高校バスケット部の主役は言わずと知れた桜木花道。
 しかし、脇役の流川楓や赤木剛憲、三井寿、宮城リョータ、木幕、 赤木晴子、「桜木軍団(水戸洋平・野間忠一郎・大楠雄二・高宮望)」などは桜木にとって、バスケットチームと友情軍団の2チームを構成している。
 また、「美少女戦士セーラームーン」に登場するセーラー戦士たち、「ドラゴンボール」のクリリン、亀仙人、チチなども同じだ。

 日本のアニメは団結精神や協力する精神を作品の中に盛り込み、若者たちの心にそれを浸透させている。そのため、 人気となるアニメ作品は子供たちを楽しませるだけでなく、生活の知恵や人生哲学なども色濃く含んでいるため、老若にかかわりなく人気となる。

3)伝統的な民俗文化
 日本のアニメにはロマンチックな桜道や美しく舞う桜ふぶき、桜の木の下に集まる人々などのシーンがたびたび登場し、 男女問わず伝統衣装である着物を身にまとっている。
 そして、一面に敷かれた芝生の上に座って、楽しそうに弁当をみんなで食べている。
 このようなシーンが日本人の特徴をさらに鮮明なものにしている。
 美しい着物、おいしいお弁当、詩のワンシーンのような桜道、 高層ビルと対照的に映し出される神社、空中を気持ちよさそうに泳ぐ鯉のぼり、整然と広がる田んぼなど、 日本の漫画家は自身の作品の中に日本の特徴のうち、最も美しい一面を存分に織り交ぜ、日本文化の特色を発信している。


 反日デモに前後して、中国各地の企業などが内部通知した“日系ブランド製品不買命令”が、 今もにらみを利かせているからだ。
 江蘇省蘇州の電機メーカーの場合、社内にある日系ブランド製品をすべて廃棄し、 購買部門や従業員にも今後の購入を一切禁止。
 さらに従業員が個人的に購入していた日系ブランド製品もすべて廃棄するよう命じている。
 不買を命じた「日系ブランド製品(日本品牌産品)」とは、日本からの輸入品のみならず、 日系企業が中国内で生産、あるいは委託生産した製品も含むとのニュアンスがある。
 山東省の建設会社は、購買部門や従業員に日系ブランド車や電機製品などの一切の購入を禁じた上で、 従業員が子弟に日本のアニメや日本の書籍を見せることも禁止した。


2013/05/28()
 文化をはじめ、今の日本を作ったのは、日本人の人間性が根底にあると思うんだよね。
 でも、そこは正確に伝わっていないんだよな。外人と話すと、なんで中韓と仲良くできないんだ?みたいなこと言われるんだよ。 アニメからでも良いから、もっと日本人を知って欲しいと思うよ


2013/05/28()
 そもそも漫画もアニメも別に海外に出そうと思って作ったもんじゃない。
 好きなもの同士が身内で回して気付いたら評価されたってだけだ。
 こういうのは狙って作ろうとするとあざといものになって失敗する。 ほっといて欲しいね。


 日本ではアニメが長い伝統となっているよね。
 グラフィックアートは最早kawaiiや架空を飛び越えているんだ。
 これはコミュニケーションの媒体になってるんだよ。それと日本の芸術形式はむしろ深く洗練されてもいる。
 日本人は19歳になるまでに2000以上の漢字を覚えようとしたりね。
 そこには最高にシンプルなシグナルがあり(そう、四角くてかわいいお菓子にさえ)、好きかどうかはともかく、そのシグナルに正しく反応してレスポンスを返せるかどうかのテストになってるんだ。
 ある人達にとってはちょっと深すぎるかもしれないし、洗練さの理解力がちょっと”貧弱”な人達にとっては難しすぎるかもしれない。その答えは教養なんだ。
 例えばアメリカは数百年の歴史しかないうえに、孤立していて自分達の伝統や伝統へのアクセスの両方を制限する傾向にある分裂した文化を持っているよね。


 インドでは日本のアニメ番組が人気です。
 2大キッズTV局であるディズニーチャンネルとCARTOON NETWORKでは世界中のアニメコンテンツを放送していますが、トップ10の7割が日本のアニメです。
 「ドラえもん」、「忍者ハットリくん」、「キテレツ大百科」、「クレヨンしんちゃん」の人気は絶大です。
 最近リメイクされたインド版「巨人の星」である「ライジング・スター」も注目されています
 人口12億4千万人のインドでは、14歳以下のキッズ人口が3.51億人(国連人口基金調べ)と世界最大級の規模。
 可処分所得の高い富裕層・中間層が増えた事により、キッズ市場が急速に拡大する中、テレビを中心としたマスメディアの普及により海外コンテンツや異文化を受容する世代が増え、日本アニメ人気も定着しています。
 地上波テレビの世帯普及率は8割を超え、CATV&衛星放送は9割以上に普及をしています。
 チャンネル数も多く、キッズ系番組は人気のカテゴリーのひとつです。
 その3大ジャンルは「宗教アニメ」、「クリケットアニメ」、「文化アニメ」。日本は文化アニメとしてキッズ市場に受け入れられており、ディズニー系のハンガマチャンネル上位番組は全て日本のアニメです。
 視聴者から高い評価を受ける理由は、「道徳観」と「創造力」の高さ、そして「子供たち日常生活が舞台」である事です。特に番組の選択に影響を与える親世代や教師からは、日本のアニメは教育に良く、教材としても期待されています。


2014/12/21()
 中国の子供が最も好きなアニメ、日本の作品が6割占める―中国メディア
 20141218日、子供関連の消費は一般家庭の収入の30%を占めるが、児童消費層はまだそこまで重視されていない。
 北京市文化芸術委員会委員の馬[日斤](マー・シン)氏が提出した「首都における児童向け文化クリエイティブ産業についてのいくつかの思考」によると、 2010年北京市常住人口のうち、0歳から14歳の児童人口は1687000人、新生児は2012年に20万人に達し、 子供関連の消費は一般家庭の収入の30%を占める。
 このデータと比べ、中国の児童向け文化クリエイティブ産業の商品力の脆弱さは明らかだ。
 例えば、中国の子供が最も好きなアニメのうち、日本アニメが60、欧米アニメが29%を占める。

 作品が売れたら続編をどんどん作って、超展開を繰り返した挙句にグダグダに終わったり、開始当初の重要で根本的な設定を覆すなんてこともあっさりやる。
 日本の作品にもそういう所はあるけど、ある程度の所でちゃんとキレイに終わらせるんで、安心してファンでいることができる。
 俺達がアメリカのアニメや作品に関して語るときはせいぜい数十くらいの作品しかないけど、日本ではそれくらいの数の作品が毎年出てきている。
 しかも、作品の中身に関しても様々な内容のものがあるから、見る方は自分の好きなモノを探せる。

 --ここまで--

 百年河清を待つ—てなことわざがあるが、中国から中国版手塚治虫がでてくるとか中国版宮崎駿がでてくるとか---まずまず無理な話であろう。