2011年12月8日木曜日

中国人からけなされる理由はない。日本の女性像。

▲なにか、中国人が上から目線でものをいっているのだが、なにか言いたいのかなぁ。

日本の女性達が少なくとも中国人からけなされる理由はあるまい。

どこらあたりに、この中国人の視点の核心があるのだろうか。

以下、新聞から抜粋。

 世界でもっとも非の打ち所のない人生とは「イギリスの家に住んで、中国の料理を食べて、米国の給料をもらい、日本の女性を妻にすること」と言われている。

日本女性は世界中の男性から柔順で優しいと思われているというが、中国のYahooは、「世界の男性を虜にしてきた日本女性は変わってしまった」と報じた。


 記事では、日本の年若い女性は清純さを台なしにしていると指摘、「東京では肌をわざと黒く日焼けさせ、髪を茶色や黄色に染めた女の子たちが群れを成している」と紹介、美しい10代の時期を台なしにしていると嘆いた。

また「近年の日本社会の退廃と教育制度の失敗によって、性犯罪がますます低年齢化している」と指摘した。
 次に記事は、日本の成人女性は自由気ままに生きていると主張し、「彼女たちの消費感覚は同調性があり、ある流行にわっと群がったと思えばさっと引いていく」と紹介。

そして「多くの女性は独身の気ままな時期を終えるべき頃合いを知っており、うまく出会った人と結婚する」とし、「その時にはもう若くはないので伝統的な貞操はなくなっている」と指摘。

 調査によると「結婚前に純潔を守る必要がある」と考えている人は1968年の53.3%から2002年の31%まで低下していることを挙げ、「日本人女性は昔のような柔順で優しい姿から自己中心的で自由気ままに変化してきている」と述べた。
 最後に「日本の年配女性は『粗大ゴミ』は捨てる」と紹介。

中国では退職した男性はとても元気で毎日のように散歩や水泳に行くが、日本では退職した男性は中国とは正反対で、「子どもが成人し、老後のお金も貯まった妻は、病院に入りびたりで家事も
何もできない夫を『粗大ゴミ』と見なし、離婚することさえある」と報じた。

▲補足、感想など

この記事は一体なにがいいたいんだ?

どこか偏見というか、とんでもない誤解の多い記事だなぁ。

この--昔のような柔順で優しい—という形容詞はどこからくるんだ?

最初から、ボタンをかけ違えたような話だと思う。

そうか、中国人は、日本人が「亭主関白」とか思っていたなぁ。女性が弱々しく虐げられた存在だとか思っていそうだなぁ。

そのあたりから、そもそも間違っているのだ。

日本は戦国時代から、女性も戦っていた。

戦国時代の名家の血族達が今も残っているのは、当時から英雄達を生んだ血を残そうとしたものだろう。その意味で名家の女性達は大事だったのだ。

例として、細川カラシャなんかどうだろう。

彼女は、明智光秀の娘で、明智玉<たま>という。細川幽斎の息子、細川忠興の正室である。

元首相である細川さんの祖先に当たる。

関ヶ原の合戦が始まる前に、石田三成が大阪城に敵方の婦人達を収監しようとした。その時、彼女は大坂方の人質となることを拒否し、屋敷に火をかけ自害した。この時の辞世の歌が有名だ。

散りぬべき 時知りてこそ 世の中の 花も花なれ 人も人なれ」と。

どうだろうか。

これが、中国人のいう、従順で優しい…とか形容される女性の歌だと思うか。

違う。絶対に違う。この歌は、凛とした確固とした意思の表れであり、強い個性が出来上がっていなければ、詠めない歌だ。

夫である細川忠興と日頃、仲の良い夫婦であったという。しかし、いざとなるとこれだけの歌を咏み自害して果てる。

日本人は歴史上、こういう女性達を生みだし続けて現在に至っているのだ。

中国人の皮相な・薄っぺらな視点で、軽々しくけなされてたまるものか。