▲北朝鮮が、2000年代始め頃に中国に留学していたアメリカ人学生を拉致した疑いがでたようだ。
アメリカは、今、中東から撤退中だ。
アフガニスタンなどから、手を引けば、北朝鮮の問題に取り組める余裕ができる。
スワットのような特殊部隊を出動させて奪還するという可能性も高そうだ。
事件そのものが真実であれば、動くとすれなら、來年くらいかな。
さて、どうなることか。
以下、新聞から抜粋。
中国に留学していた米国人学生が2004年に北朝鮮に拉致された疑いがあることが、米民間調査機関「北朝鮮人権委員会」の調べで分かった。
真実だとすれば、北朝鮮が公式に拉致を認めた2002年以降も、拉致を続けていたことになる。
調査機関の事務局長、チャック・ダウンズ氏は取材に、「失踪直前の状況が、北朝鮮の拉致と疑わざるをえない。自国民の拉致が濃厚となれば米国政府は本気になって動くだろう」と述べた。
拉致の可能性があるのは、米ユタ州出身のデイビッド・スネドン氏=当時(24)。2004年8月、留学中の中国の雲南省で失踪した。
スネドン氏は中国語と韓国語に堪能だった。
調査機関の調べだと、中国の警察当局が便宜上、スネドン氏が渓谷を散策中に転落死したとする書類を作成していた。
雲南省は当時、脱北者が東南アジアへ脱出するルート上にあり、北が工作員を派遣していたとされる。
さらに、失踪の1カ月前には米下院が脱北者の支援などを定めた北朝鮮人権法を可決。
これに反発した北が、「脱北者を支援する米国人に対して行動を起こす」と警告していた。
ダウンズ氏は「北朝鮮が、スネドン氏を脱北者を支援する組織と関係があると疑っていた
可能性がある」と分析。
▲補足、感想など
まだ、アメリカがどう動くかさっぱり分からない。
ただ、アメリカ政府というところは、日本のような腰の引けたような対応はしない。
確実に拉致されたとなると、居場所を探査して、特殊部隊を出動させることも厭わない。
また、前にもやったが、世界中で北朝鮮絡みのお金を凍結してしまう…というような威しも使える。
そのあたり、拉致の対象としてアメリカ人を選ぶという考えかたが理解できない。
北朝鮮という(いや、金総書記の発想がもはやなにを考えているんだ?というレベルだが)国家の異常さを表しているのだろうなぁ。(ついでのことだが、現在の金正日という総書記は、外国へ留学した経験がないのだなぁ。金日成という人は、なぜ、自分の息子を外国へ学ばすということをしなかったのだろう。そのあたりに、大きな判断ミスがあったのだろうな)