▲フランスで開催していた、ビートたけしの展覧会を日本でも開催するようだ。
ビートたけしの絵とか歌とか…様々な引き出しがあるなぁ。
筆者と同世代なのだが、あの引き出しの多さの根底にあるものはなんだろう。
以下、新聞から抜粋。
昨年パリで開催され、反響を呼んだタレントで映画監督、ビートたけし(64)の絵画、オブジェなどを集めた展覧会「BEAT TAKESHI KITANO 絵描き小僧展」が、来年4月に上陸する。
“アーティスト・たけし”にとって日本初の個展で、新たに制作した作品を含む60点以上を展示。 ぜひ多くの方に楽しんでもらいたいと呼びかけている。
昨年3~9月にパリのカルティエ現代美術財団で開催され、フランス人を夢中にさせた展覧会が、日本にやってくる。
さまざまな顔を持つたけしが、画家としての一面を世界に披露した同個展。
独特なタッチの絵画、花のオブジェなど、ユニークな作品からシュールな作品まで、彼の感性が体感できる内容は話題を呼んだ。
半年間で13万人を動員し、館長は「パリの人々は、北野氏の作品が持つ発想の自由さに強くひかれた」と振り返る。
来年4月13日から9月2日までの約5カ月間、東京オペラシティアートギャラリーで開催される展覧会は、版画などの新作を含め、60点以上を展示する予定。
ペンキ職人の父を持つたけしは、バイク事故時にリハビリを兼ねて描き始めて絵画に目覚め、「HANA-BI」「菊次郎の夏」「アキレスと亀」など監督作品の劇中画で腕前を披露してきたが、日本で個展を開くのは初めて。
自らの感性を多種多様な作品で表現したたけしは、「アートって特別なものじゃなく、型にはまらず、気取らず、みんながスッと入っていきやすい、気軽なものであるべきだと思う」とコメント。
▲補足、感想など
そうだなぁ。
ビートたけしで最初にびっくりしたのは、小説かな。
1980年代の後半頃に、「たけしくん、ハーイ」とかいう本を見て、こんなことができるんだ…と驚かされた。
以後、テレビの企画ものが様々あって、企画力とかに驚かされた。
1990年代になって、「今夜は最高」なんて番組があって、そこでは真面目に歌を歌っていたし…。
なんなのかなぁ、この感じは?
育ってきた、昭和20年代の末から昭和30年代という時の日本の空気のようなものが影響しているような気がしてならない。
日本は、昭和31年に「最早、戦後ではない」という悲惨な敗戦という出来事からの影響を脱却した…という宣言をした。
昭和30年代半ばから、日本は年率10パーセントを越える成長率で経済が成長しはじめた。
それと軌を同じくして、言わば、日本の復興という追い風を背に受けながら、団塊の世代は大人になっていった。
それら一連のことが、多くの知識を求め、様々なことをしてみたい…という動機づけをしているような気がする。
因みに筆者のモットーは、「知識は力だ」だ。
まぁ、ビートたけしの作るものがすべて一流という訳ではあるまい。
そんなことではなくて、とにもかくにも、力を抜いて色々やってみろよ…ぐらいのことを言っているのだろうなぁ。