2016年3月15日火曜日

四国南部に核ゴミの最終処分場を。

これはもう、安倍さんが強制的に場所を決めるしかあるまい。
 高知県と愛媛県の境界付近とか---

 火山に近くなくて、地質的に安定していて、海から搬入できて—となればあのあたりであろう。
 もう、核のゴミを地層処分する場所を決定すべき時だ。

 以下、新聞から抜粋。

 原発から出る高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分場候補地の選定をめぐり、政府は2016年中にも適性のある地域「科学的有望地」を提示する。
 2015年12月に経済産業省の有識者ワーキンググループ(WG)がまとめた 「自然科学的観点」の要件を見ると、火山や活断層が少ない高知県を含む四国南部 の沿岸部のほとんどが有望地に含まれる可能性がある。

 国の押し付けを懸念する 自治体の警戒感が根強い中、提示の仕方やその後の選定作業が注目される。
 政府が計画する「地層処分」は、放射性廃棄物をガラスと混ぜて固め、厚い 金属製容器や粘土の緩衝材で覆い、地下300メートルより深い地層に埋める。
 放射線量が安全なレベルになるには、数万年かかるとされる。

 原子力や地質学者らで組織するWGは、地質環境の長期安定性、施設建設や 廃棄物輸送時の安全性などを検討。
 最適地を絞り込むのではなく、問題のある 範囲を除外する形で要件を整理した。

 有望地に適さない基準は、火山から半径15キロ以内▽活断層沿いは断層の 長さの100分の1程度の幅に入る範囲▽10万年間で隆起速度90メートル以上▽ 地中の温度が高い―など。
 これらに該当しなければ「適地」として扱い、海上輸送に 有利な海岸から20キロ以内を「より適性の高い地域」に分類する。

 経産省などが2015年全国で開いたシンポジウムで説明した火山や活断層の位置のほか、日本地質学会がまとめた資料などでも、四国南部は火山や 活断層がほとんどない。
 さらに日本地質学会の資料では、四国南部は地温も低く、 室戸半島の一部を除いて基準を下回る隆起速度のため、沿岸部のほとんどが 適地に含まれる可能性がある。

 政府は今後、土地利用の制約や地権者数などWGが検討する「社会科学的観点」 を踏まえ、適性の高さごとに日本地図を塗り分けて有望地を示す方針。

 ただ、WG委員の吉田名古屋大学教授は「社会科学的観点の マッピングは難しいのではないか」との見方を示している。
 その上で 地域名の明言は避けつつ、「有望地は、処分の議論をする前に地質の状況をまず 知ってもらうことが目的。

 提示後は押し付けるのではなく、国や NUMO(原子力発電環境整備機構)が信頼を得るようなコミュニケーションが できるかが重要だ」と述べた。
 処分地選びは自治体の公募に頼っていたが、2007年に安芸郡東洋町が 文献調査に名乗り出た後に取り下げて以降、具体的な選定は進んでいない。
 政府は2015年、基本方針を改定し、国の主導で有望地を提示して自治体に 調査協力を申し入れる方式に変えた。

補足、感想など

 日本のどこかで処分しなければならないのだ。
 ガラスとか容器とかの安全性を確かめた上で、記事にあるような安定的な場所を決めるべきだ。

 強制的に場所を決定してもいいのではないのか。
 地元の意見を聴いていては、場所が決まるまい。

 エネルギーを享受している日本人が等しく負担を共有すべき問題ではないか。
 どうこう言うなら、47都道府県すべてに小規模な核ゴミの埋設処分場を設置すればいいことだ。