2016年3月24日木曜日

システムを根本的に変え、経済を蘇らす—と韓国・朴大統領。

いや、スローガンの凄さにびっくりした。
 そりゃ、できたらいいね—という世界ではある。

 それにしても、どこかで聞いたような。
 アメリカのオバマ大統領の8年前の「チェンジ」という感覚か。
 狩猟民族を祖先としてもつ民族は、こういう「なにかを変化させて、肥沃な大地へ無知蒙昧な民を導く」という発想が好きだなぁ。

 でも、と思う。
 今までのやり方を変えて—って、簡単ではない。
 変えたからといって、必ずうまくいくものではない。

 軽挙妄動すれば、ドイツのメルケルさんの二の舞いとなるに決まっている。
 そうではあるまい。

 経済の根底にあるものは、「信用」だ。
 小さな信用を少しづつ積み上げていく—ことこそが、「システムを根本的に変え」という言葉に相当するものではないのか。

 その認識なしの変革など、無意味だし、結果として失敗に終わろう。
 オオボラを吹いても、経済環境が改善されるわけはない。
 まずは、小さな信用をこつこつ積み上げていくしかないのだ。

 以下、新聞から抜粋。

 韓国の朴大統領は、日刊経済紙の行事であいさつし、若者の就職難など深刻化する雇用問題について危機感を示した。
 経済活性化とともに雇用創出は切実な課題と述べた上で、「若者が就職の心配をし、中高年が老後の心配をすることで国の活力が低下し、経済が停滞する状況がこれ以上続いてはならない」と指摘。

 その上で、政府は今が最後の機会という覚悟で改革にまい進していると強調。
 公共、労働、金融、教育部門の4大構造改革について、「経済社会のシステムを根本的に変え、経済をよみがえらせることで雇用を増やすためのもの」と説明し、改革を進めるための法案成立への協力を呼び掛けた。

 また韓国経済が難しい状況に置かれていることに加え、北朝鮮が核実験や事実上の長距離弾道ミサイル発射を強行するなど安全保障上の不安が大きくなっていることに触れ、国民の団結の重要性を訴えた。

 北朝鮮については、核開発などの挑発に対応し、国連安全保障理事会が採択したこれまでにない強力な対北朝鮮制裁決議が世界各国で実施されているほか、国の独自制裁も同時に履行されているとした上で、北朝鮮が変化しなくては生存できない環境を作るとの意思を示した。

補足、感想など

 裏切り裏切られる不信国家か。
 冒頭でふれた「小さな信用を積み上げる」なんて、迂回なことができるか—てなことだろうな。

 でも、それしかない。
 それができなければ、儒教というまっくろな深い深い穴の底で、じっと上の方に見える青空を見つめながら、僻みと恨みと妄想の中でジタバタするしかない。

 ところで、アメリカで捏造慰安婦がなにか叫んでいる。

--ここから--

 訪米中の韓国人慰安婦被害者、李さんは、核安全保障サミットを機に韓日首脳会談の開催が取り沙汰されていることに関連し「慰安婦被害者が望むのはカネではなく歴史的な真相究明と心からの謝罪だ」と。

 李さんは、「韓日政府は昨年合意したとおり、在韓日本大使館前の少女像を撤去する代わりに)財団を設立すると聞いた。考えただけでも胸が張り裂け怒りがこみ上げてくる」と。
 続けて、日本政府への要求事項として▼旧日本軍の慰安婦制度運営の認定▼慰安婦被害者に対する真相究明▼日本の国会による正式な謝罪▼法的賠償▼犯罪者の起訴▼徹底した慰安婦問題についての教育▼慰霊碑建設――などを挙げた。

 李さんは、「東京に少女像を建て、自分たちの先祖が私たちに行った蛮行を後世の人たちが見て記憶できるようにすべきだ」と強調。
 また、ロサンゼルス市議会側に慰安婦被害者のために慰霊碑を建ててほしいと伝え「これは女性の人権を重視するロサンゼルスの象徴になり歴史教育のすばらしい資料になる」と述べた。

 ロサンゼルス市議会は李さんが第2次世界大戦中の旧日本軍による慰安婦の実態を広く知らしめ、女性人権の伸長の先頭に立った功労を評価した。

--ここまで--

 日本・日本人は、未来永劫、捏造慰安婦に謝罪も賠償もしない。

 記事にあるような自称慰安婦達は、文句があるなら、韓国政府へ向かって言えばいいこと。
 何万回でもお好きなだけ言えばいい。

 日本・日本人にはなんら関係のない話だ。

 冒頭の話へ戻ろうか。
 韓国は、自分の信用を少しづつでも積み上げるという努力をしない限り、「システムを根本的にかえ、経済を蘇らす」ということはできはしない。