2013年4月16日火曜日

アメリカは譲歩などしない。対北朝鮮。


アメリカは譲歩などしない。
 アメリカにとって、北朝鮮などどうでもいい国だ。
 心配しているのは、北朝鮮の製造した原爆がどこか中東あたりの国に流れ込む—という心配だけだ。
 そこさえ、防止できれば—あとのことなど、どうでもいい。

 そんなアメリカが北朝鮮に譲歩すると思うか。
 日本のイエローペーパーがそのあたりのことを書いている。

 以下、新聞から抜粋。

 メディアが北朝鮮の“暴発危機”を報じている。
 ところが、北朝鮮はつい最近、国民に「戦争はない」と伝えたという。
 すでにアメリカと北朝鮮は水面下での交渉を開始し たという情報も飛び交っている。

 <首相官邸はノンビリムード>

 日本のメディアは「戦争前夜」のように報じているが、首相官邸はまったく緊迫していない。
 「安倍政権はノンビリしたものです。首相はこの間、コンサートを楽しんだり、高級イタリアンに舌鼓を打っていたし、小野寺防衛相も、女性記者とテニスを楽しんでいる。とても戦争を心配している雰囲気ではありませんよ」(官邸関係者)

  安倍首相は北朝鮮を「許しがたい」と罵っているが、ミサイル発射は、安倍政権にとって、むしろ好都合だという。

(中略)

 北朝鮮とアメリカの交渉も水面下で進んでいるという話も流れている。
 「アメリカのハート6カ国協議担当大使と、北朝鮮の韓成烈国連次席大使は、ニューヨークで頻繁に接触しています。
 米国務省のベントレル副報道官代理も『北朝鮮との対話の手段はある』とコメントしている。
 ミサイルを撃つなら公海上に落と せ、と交渉しているのではないか」(政界事情通)

 北朝鮮の暴発危機は、壮大な茶番劇、出来レースなのではないか。

▲補足、感想など

 筆者はどこにひっかかってのかなぁ。
 記事での北朝鮮とアメリカの交渉が云々—というところだろうなぁ。
 いや、交渉は当然するさ。
 でもそれはアメリカが譲歩するという意味ではない。

 まぁ、膠着状態ということでしかない。

 北朝鮮として、最後にミサイルは発射するだろう。
 しかし。
 グアム近くに打ち込むということぐらいがせいぜいだろう。
 北朝鮮にとって、見返りはない。

 冒頭でふれた通り、アメリカにとって、北朝鮮がなにをしよう—とまぁ、どうでもいい。
 核爆弾の流出を防ぐということのみにアメリカは注力するだろう。

 で。
 それでお終いなのだ。そこから先はない。

 そういえば、日経で、北朝鮮がアメリカの真意をさぐる—とか書いてあったが、そんなこと決まりきっているではないか。
 「原爆さえ国外へ出さなければ、他のことなどどうでもいい。ほっておく」

 アメリカの「真意」はこれ。