2013年4月18日木曜日

北朝鮮は、追い詰められつつある。


中国から北朝鮮へ石油のパイプラインがあるらしい
 300ミリぐらいのパイらしいのだが。
 それでも北朝鮮としては、大きなエネルギー源の確保方法だ。

 しかし、中国にそのパイプラインのバルブを閉められるということが過去、なんかいか—あったような気がする。
 このところ、中国と北朝鮮との間の「疎通」がどうもおかしい。
 北朝鮮の金第一書記が若気の至で、中国のいうことを聞かないようだ。

 これは-と思う。
 中国はいよいよパイプラインのバルブを締めるのかな。
 すると。
 北朝鮮は、食料不足、エネルギー不足に一層苦しむなぁ。
 食料もエネルギーもない。あるのは「核兵器」だけか。

 以下、新聞から抜粋。

 北朝鮮国営の朝鮮中央通信は、祖国平和統一委員会の談話として、韓国や米国を非難する文章を発表した。
 文章中、核武装や長距離ミサイル保持を改めて主張し、朝鮮半島の非核化を「寝言」と決めつけた。

 中国は「いかなる情勢が出現しても、半島の非核化は堅持する」と表明、 「核の保持」を巡る両国の言い分は、真っ向から対立している。
 北朝鮮は、韓国や米国が自国への敵対行動をエスカレートしていると主張。

 韓国側が、「対話提案を北朝鮮に拒否された」として北朝鮮を非難したことについて「鉄面皮きわまりない」と主張。
 「空論に過ぎない対話提議を受け入れないといけないと喧伝していることこそ、図々しいのか」、 「愚かさの極み」と、韓国側を非難した。

 金日成主席の誕生日である太陽節に、最高指導者の地位にある金正恩第一書記の写真を燃やしたことには、腹を立てており、 金正恩について「生命より貴重なわれわれの最高の尊厳」と表現した上で、 「悪らつに中傷、冒とくする天罰を受けるべき挑発行為を働いてあえて対座することができると考えるのか」と糾弾した。

 開城工業地区の操業停止に追い込んだことについては、同工業地区を「戦争の発祥地につくろうとしながら、『運営正常化に向けた対話』だの何のというのは、単なるき弁に過ぎない」と。
 韓国や米国が主張する朝鮮半島の非核化については「寝言のようなこと」と中傷し、 北朝鮮側を対話のテーブルにつかせようとする考えを「愚かな妄想は、最初からしない方がよかろう」と言い切った。

 北朝鮮と同国の“後ろ盾”とされてきた中国は、言葉の内容としては真っ向から対立するようになった。
 中国政府の報道官は、 「いかなる情勢が出現しても、半島の非核化(という目標は)必ず堅持する」などと断言した。
 さらに、中国政府は関係各国へのパイプを維持し、「冷静さと自制を保持」、「相互に刺激し威嚇する言論をしない」よう促していると説明した。

 中国はこれまで、北朝鮮が中国の意向に反する言動をした場合でも、北朝鮮に対して相当に配慮した反応をしてきた。
 しかし現在は、両国の主張が180度異なるケースが目立つようになった。

 北朝鮮が「中国の支援」なしに立ち行かない国であることは周知の事実だ。
 北朝鮮は「わが国は緩衝地帯として、中国にとって絶対に必要」と計算した上で、 ミサイル発射や核実験、“超強気発言”を繰り返していると考えてよい。
 しかし中国は、北朝鮮に対する制裁を強化した国連安保理決議にも賛成。
 その後、北朝鮮を批判する意見表明も目立つようになった。

 北朝鮮は国家を維持するために、中国からの食料や重油の支援が、必要とみられている。
 さらに、北朝鮮では化学肥料の生産量が絶対的に不足しており、中国からの肥料がなければ、ただでさえ疲弊している農業が、立ちゆかなくなる。
 このままで推移すれば、夏以降の端境期に、北朝鮮の食糧事情は、極めて厳しい状況に追いつめられる可能性がある。


▲補足、感想など
 記事にあるように、北朝鮮は中国の支援なしには立ち行かない国家だ。
 それが、-- わが国は緩衝地帯として、中国にとって絶対に必要—なる「思い込み」に立って、曲芸的な対応を中国に対してとっているということか。

 なんという国際感覚の無さ。なんという自己肥大の感覚だろう。
 どうやら、北朝鮮は「終末」へまっしぐらだな。

 このブログでなんども触れた。
 貧乏な、教育も受けていない非熟練な「北朝鮮国民」を受け入れるような国家はどこにもない。
 韓国が北朝鮮と統一する—可能性すら極めて低かろう。
 そして、周辺の国家は、どこも、この非熟練な・教育を受けていない人々が自国へ難民として流入してくることを嫌がる。

 すると。
 上でふれた「終末」とは。
 金第一書記がある日、起き上がろうとするとどうも頭がボーとする。なんだろうなぁと思っていると、アレ、手足が動かなくなってるぞ—てなところにいくのかな。
 そして、いつの間にか、金一族がどこか消え去ってしまって-----