2013年4月17日水曜日

北方領土問題解決へ向けて日本側が提示する。


▲安倍さんは今月末ロシアを訪問する。
 その時、北方領土問題解決へ目処をつけたいようだ。

 北方領土を日本へ返すことで、日ロが、ウイン-ウイン関係となれるような—そんなメニューを提示したい。
 以下、新聞から抜粋。

 経済協力の概要
 あ、双日によるコージェネレーションシステム供給。
 い、日ロ共同で日本企業の直接投資を支援する数億~10億ドル規模の基金の創設を検討。

 首相は「日ロ関係は最も可能性を秘めた2国間関係だ。エネルギー以外の分野にも経済協力の幅を広げたい」と。

 特にロシア側のニーズが強い医療や食品、農業、都市開発の3分野を中心に日本企業の投資を資金面で支援する。

 経済協力は極東での事業が主体となる。ロシア極東では中国からの企業・労働者の流入が著しい。
 極東の主力産業である天然ガスはシェールガスの普及で販売先の確保に苦慮しており、日本企業による開発を進めることで中国へのけん制と資源需要の確保を狙う思惑がある。

 双日は極東ロシアのサハリン、ハバロフスク、ウラジオストクを結ぶパイプライン沿いにコージェネレーションシステムを複数導入する。パイプライン沿いの近隣住民向けに電気と熱源を供給する。
 ロシア全土のガスパイプライン向けに受注額は5年間で百数十億円になる見通し。

▲補足、感想など
 なるほど—と思った。
 かっての北方領土問題・交渉担当者の曰くである「ここでウンと言ってくれ、見返りは充分するから--とは違うなぁ。
 メニューを提示しないて、「結論だけ」を急がす—とはえらい違いだ。<確かにそれじゃ交渉にすらなるまい>

 こうして、ロシア側に向けて、日本もメニューを提示できた。
 やっと、「本格的な交渉」に入れるなぁ—と思う。

 ロシア側から、あれもくれ、これも—とか言うかもしれない。それはこのたたき台から出発すればいいことだ。
 日本側として、「そこまではできない」とか言うかもしれない。
 それでも、これが「交渉」なのだ。
 かっては、そもそも「交渉」ですらなかったのだ。

 後、日ロ平和条約とかも締結したい。
 そうして、日ロがウイン-ウイン関係となれるような「場所」を探って頂きたい。

 将来は。
 ハバロフスクとかウラジオストクあたりに気軽に観光にいけるようになって欲しい。
 あぁ、北方領土であったエトロフ島などが、「最後の秘境」とかになって、観光の目玉になる可能性もあるな。