2014年5月11日日曜日

軍隊は性的暴行をするものだ—とさ。

なにか異様な歪んだ解釈のしかただな。
 橋下さんが昨年に発言したコメントをどこまでも歪んだ形で解釈して、人をどこにつれていこうとしているのだ。
 この人達は。

 どうやら。戦後レジームを構成していた朝鮮系洗脳工作員の片割れだろう。
 日本人の名前をつかってやるなよ。
 通名ではなく、本名でやれよ。こういう運動を。

 橋下さんの言ったことは。
 「兵役についているからといって、性欲という人間の本能を抑えこむことができるのか」--と米軍の司令官へ問いかけたものだ。

 この問い、おかしいか?

 遡れば、日本の中世のおいて、僧侶に向かって発せられた問いにかぶるなぁ。
 上の問いを次のように言い換えればどうだろう。
 「僧侶だからと言って、性欲という人間の本能を抑えこむことができるのか」--と。

 親鸞は、僧侶ながら妻帯・肉食した。
 それは。

--ここから--

 老少善悪の人をえらばず。ただ信心を要とすと知るべし」(歎異鈔1章)
 阿弥陀仏の本願は”男女貴賎貧富、美醜、老少善悪を問わず、信ずる一念に、絶対の幸福に救済する”とのお誓いです。

 この弥陀の本願まことだった、と体得された聖人は、阿弥陀仏の真意開闡の使命に燃え、公然と、肉食妻帯を決行されたのです。

--ここまで--

 つまり、カッコウではないのだ—ということ。
 「ただ信心を要」で、他のことは二次的なことなのだ—と。

 日本という国は、中世において、この「カッコウだけ」をいう形式主義を打ち破ってしまったのだな。
 対して、キリスト教というものは、この「形式主義」というものを今もって、後生大事に守っていると解すると、上の話のアレコレが納得できるような気がする。


 以下、新聞から抜粋。


■橋下氏の慰安婦観を問う…市民団体が集会

 橋下大阪市長の従軍慰安婦は必要だったとする発言から1年となるのを前に、 市民団体「日本軍『慰安婦』問題・関西ネットワーク」が、橋下氏らの歴史認識を問う集会を開き「歴史の歪曲・被害者の尊厳の否定・女性蔑視を決して許してはならない」と訴えた。

 集会には約150人の市民らが参加。
 講演した「戦争と女性への暴力」n代表が「橋下氏には軍隊は性的暴行をするもの だという発想がある」と批判した上で「慰安婦制度の犯罪性を指摘していかないと同じ ことを繰り返す」と。

 協賛した市民団体のメンバー、yさんは「橋下氏はいまだに撤回も謝罪もして いない。
 おぞましい発言で、許してはいけない」と訴えた。

 橋下氏は昨年に「銃弾が飛び交う中、精神的に高ぶっている猛者集団に休息を 与えようとすると、慰安婦制度が必要なのは誰だって分かる」と発言し、批判された。


▲補足、感想など

 先日かな。
 米軍での性的なトラブルの記事があった。

--ここから--

 ヘーゲル米国防長官は、2013会計年度(12年10月~13年9月) に米軍内の性的暴行件数が前年度比で50%増加したと発表。
 これほどの急増は「前例がない」と述べ、危機感を表明した。

 国防総省が公表した報告書によると、13年度の性的暴行件数は5061件で 、前年度は3374件だった。
 13年度の男性の被害は全体の14%だったが、 被害申告されていないケースも少なくないとしている。件数が急増した理由は不明という。

 ヘーゲル氏は、アルコールの販売や、男性の被害申告の方法を見直すなど6項目の対策を軍に指示した。(共同)

--ここまで--

 アメリカ国内で、聖職者が性的なトラブルを引き起こすことは知られている。

 つまり、米軍にせよ、聖職者にせよ、そういう仕事をしているのだから、「性欲を抑制できるだろう」という建前論が破綻しているのだ。

 冒頭でふれたように、日本では中世において、親鸞を始めとする先覚者がいて、建前論とか、形式主義を乗り越え、「ただ信心を要」とする—という本質に近づいたのだ。
 それが表面的には、仏教が日本化した、仏教が緩くなった—と見えるのだ。

 上でふれたことから「慰安婦がいて当然」だとすると、いかにも牽強付会かもしれない。
 しかし、いわばやむを得ざるものと肯定的に捉えたのだろうな。

 いや、話がアチコチへふれた。

 少し、まとめてみよう。

あ、橋下さんの発言は、米軍の司令官へ向かって、兵役に就いているから、軍隊に所属しているから—といって、性欲という本能を抑制できる訳がないでしょう?--と、中世の親鸞とか一休禅師などの思想を引き継いで、簡単に尋ねたものだ。

い、米軍の司令官は固まってしまったようだ。キリスト教には親鸞も一休禅師も出現はしていないので、「兵役についているものは、当然、性欲を抑制できるはず」という建前論を崩すことができないからだ。

う、こうして、橋下さんの主張と米軍の司令官の応答は、完全に食い違うばかりとなった。

え、しかしながら、米軍内部での性的トラブルの増加でみるごとく、建前論では収拾はできまい。
 なんらかの形で、性欲という本能の部分を充足させる必要があるのであろう。
 従前でも、なんらかの形で、性欲を充足させる手段をもっていたのであろう。

お、橋下さんの主張したことが、なんだっけ。

-- 橋下氏には軍隊は性的暴行をするもの だという発想があるってなんだ?

 なんどでも繰り返したい。
 橋下さんの発言は、「軍隊にいるから、兵役についているから、性欲という本能が抑制できるはず—という建前論はおかしい」と言っているだけだ。

 この主張のどこがおかしいのだ?