2014年12月20日土曜日

パナソニックがロシア経済特区へ進出。

えっ、今のタイミングでロシア進出か—と感じないか。
 なにか、裏側で安倍さんあたりが動いているような気がしないか。

 日本がロシアに対して、一番苦しい時に「手を差し伸べた」という形にしたいのだろう。
 それも、表に日本政府が出るということを避けて--

 先日、朝鮮系の会長・社長による東レの韓国への3000億円の投資なんていう、「ナンジャコレ投資話」が記事になっていたが、そんな話より、この記事を読んで健全な感じがするのは筆者だけだろうか。

 プーチンさんの国民に向けての2年間我慢してほしい—という言い方、このパナソニックのロシア進出話---どうも、安倍さんとプーチンさんとの間で、なにか対応策が協議されたような気がしてならない。

 以下、新聞から抜粋。

 パナソニックは、ロシア政府が整備を進めるハイテク産業の経済特区「スコルコボ」に来年、研究開発(R&D)拠点 を設けると発表。

 エネルギー効率が低いロシアで今後、大きな需要を見込める省エネ関連技術の開発に当たる。 
 スコルコボへの日系企業の 進出は初めてという。

 同社と特区の運営を担う財団の代表が、設置に関する協定書に調印した。
 計画によると事業の総予算は1億6千万ルーブル(約3億円)超 で、2017年までに30人以上の研究体制を整える予定だ。

 調印式にはメドベージェフ首相ら政府高官も出席した。
 プーチン政権は資源依存からの脱却や産業の近代化の観点からスコルコボを重視しており、日本側に進出を呼びかけていた。


▲補足、感想など

 3億円の投資話か。
 いかにもオッカナビックリ・いかにも瀬踏みという感じではある。

 そんな進出話に、ロシアの首相がでてくる—というところにロシアの期待のようなものが見て取れる。
 まぁ、記事を読んでいると、相当前からの話のようだから、急遽決まったという話でもないようだ。

 ただ、これだけのルーブル暴落の中での話だから、ロシアの政府も喜んだということだろうな。
 冒頭でふれたように、安倍-プーチンの間で、発表のタイミング等でなんらかの話があったのかもしれない。

 日本としても、アメリカの目もあるので、おおっぴらには「助ける」という姿勢もとれないし---
 こんな形で、ボツボツ、ロシアに手を差し伸べて—という対応をロシア国民に向けてアピールしているのだろう。