2014年12月31日水曜日

日本人が屈することはありえない---。

年末にふさわしい表題だと思える。
 今年は、「戦後レジーム」が完全に崩壊した年だ。
 そして、先の大戦の「戦後」というものが終焉を迎えた年だ。

 つまり、日本という国は、太平洋戦争という「呪縛」から完全に抜け出せた—そういう年なのだ。
 別の言葉でいえば、ポスト太平洋戦争—ということかな。

 そりゃ、韓国とか中国とか、「たかりのネタ」として、まだまだ使うだろう。
 しかし、それはもう先の大戦とは関係がない。
 単なる「タカリ国家からのタカリのネタ」であり、日本とすれば、そういうヤクザからの「タカリ」にどう対応するか—という姿勢で考えればいいこと。

 もはや、「視点」が違うのだ。

 2015年は、日本の「新レジームを構築」する元年だ。
 まずは、戦後レジームの中で、日本人の洗脳工作・世論誘導工作に実際に携わってきた朝鮮系洗脳工作員達を、新聞放送業界、義務教育を中心とする教育業界から排除・放逐していこう。

 まず、この業界を「日本人の手に取り戻そう」。
 そして、外務省とか公務員から、朝鮮系の人間を排除していこう。

 日本を日本人の手に取り戻そう。
 日本人が主導する日本なりの「新レジーム」を構築していこう。

 以下、新聞より抜粋。

 歴史戦争に始まり歴史戦争に暮れていく、平成26年とは日本にとってそんな年ではなかったか。 暴風にさらされながら、誇り高く背筋を伸ばそうとする日本人の姿が見られた。
 難局に直面して日本人の真価が発揮されつつあるのではないかと感じている。

外からの戦争

 歴史戦争はこの国の外からと内とで起こった。
 中国、韓国が仕掛けてきた世論戦である。
 平成25年は韓国が反日を振り回し、安倍首相が靖国神社を参拝して以降、中韓が共闘し、目に余る反日路線をとってきた。
 これほどの反日ぶりは戦後、なかっただろう。

 ハルビンに安重根記念館開設、国際漫画祭で慰安婦題材の漫画・アニメ出展、「日本軍が南京で30万人以上殺害」と習近平国家主席が演説--など。
 歴史とは、その国のその国たるゆえんをなすものだ。
 国家とは単なる人の寄せ集めでもなければ統治機構でもない。共通の物語を持った集団として意識されるものであり、その物語が歴史なのである。

 歴史をおとしめることは、その集団の力、国家であれば国力をおとしめることに通じる。
 日本の中に日本を卑しめる勢力があること、さらに、国際社会の中で日本の評価を低からしめる世論があることは、日本の国力を低下させ、国を危うくしかねない。

 中国にとって、自由主義諸国の防波堤として踏ん張る日本はなんとも邪魔である。
 韓国は、建国のいきさつから反日を国是とし、かつ中国に事えるをよしとする事大主義の伝統をもつ。
 歴史戦争による日本たたきは、起こるべくして起こってきた。

 しかし中国・韓国は、日本人が名誉と誇りを重んじる民族であることを知らない。
 現在の世代だけでなく父祖と子孫の名誉にかかわる歴史戦争において、日本人が屈することなどあるはずがないのだ。
 中国、韓国の無礼に対して、日本人の中にわき起こった怒りは、それをよく示している。

内における戦争

 外からの戦いだけではない。朝日新聞の慰安婦問題は、日本のなかで行われた歴史戦争だった。
 先の大戦への反動として終戦までの日本を過度に罪悪視し、おとしめるのが戦後日本の左傾である。
 中韓に対して過剰な自責、おもねりとなって、日本のかじ取りを誤らせてきた。

 社会全体として徐々にこの傾きは修正されようとしている。
 だがこの路線に先鋭化させてきたのが朝日だ。
 慰安婦問題とはその左傾の成れの果てであり、自壊するに至った。
 戦後の左傾路線は、すさまじい怒りを買うまでになったのである。

 朝日は、慰安婦報道に関する第三者委員会の報告を掲載、過去の記事を訂正、おわびし、また新たに2本の記事の全文・一部を取り消した。
 今回は白旗を挙げたに等しい。
 ただし、「広義の強制性」や「女性の普遍的人権」にすりかえ、日本に非を鳴らそうとする姿勢は修正されるとは思えない。

 過去の非を非とすることに異を唱えない。
 しかし常識感覚を欠いた偏った歴史観は国を誤らせるものだ。
 当時は行われていた売春、多くの対価を得ていた行為が、旧日本軍あるいは日本国の罪悪だったという断罪は、歴史に向き合う公平な態度を欠いている。

 朝日の一連のキャンペーン報道や自虐的な活動により、結果として日韓関係は悪化し、国際社会での日本の評価は大きく傷つくことになった。

アメリカの反日世論

 外にいる敵は中国、韓国だけではない。アメリカの反日世論もしかり。
 ワシントン・ポストも、日本が過去を忘れ、「性奴隷の国家的利用を糊塗」しようとしていると批判した。
 「性奴隷」とするため日本が戦争中に何千人もの女性を徴集したことは歴史的事実だとし、歴史を見直そうとする動きを難じている。
 このような見方が、アメリカでも広く行き渡ってしまっているのである。

 日本がさきの大戦の敗戦後、アメリカに協力的になったことは、日本文化の特徴だ、としている。
 そしていまは過去の神話化という逆転が進行している。
 このような日本の見方は表面的だ。欧米中心の歴史観といってもよい。

 幕末明治の近代化、そして敗戦と戦後の民主化と、日本が表面は「逆転」を繰り返しているように見えても、く歴史に支えられた日本精神というべきものがこの国を貫いている。

 そんな日本精神を体現した先人を、私たちは何人も持っている。
 幕末に輝いた先人の言葉を引いておこう。

神州は弱国ではない

 「神州豈(あ)に弱国ならんや、ただ衰微あるのみ。
 ここを以て墨使(アメリカの使節)ひとたび来たるや大言横縦し、幕府おそれてこれを聞き、諸侯おそれてこれに従う。豈にこれ有志の士、聴かれずと言いていさめず、益なしと言いて死せざるの時ならんや」

 --神州日本は、どうして弱国だといえようか。今はただ衰えているだけなのだ。
 だからこの時にアメリカの使節が来るや、日本をあなどり大言し、自由勝手にふるまい、幕府はおそれて、ただそのいいなりになり、諸大名もおそれて幕府と同じような態度をとっている。
 このような事態であるのに、どうして有志の士が、聞き入れられないといっていさめもせず、無駄だといって死を逃がれていいのであろうか--

 幕末、吉田松陰の言葉。死をもいとわず、アメリカの大言や勝手にも敢然と向かっていく精神がここにはある。
 このような精神が、日本の歴史には連綿と流れている。
 この独立自尊の精神で、毅然として新しい年を迎えたい。     (大阪正論室長)


▲補足、感想など

 冒頭でふれた。
 今年、先の大戦後69年目にして、戦後レジームが完全に崩壊した。

 70年近くも「戦後」を引きずる—というのは、日本人としてはやや恥ずかしい。ノロマと言われても致し方があるまい。
 でも。
 それは、アメリカ-韓国-日本 という3カ国の枠組みの中で、実に巧妙に構築された戦後レジームという名称の「日本人洗脳工作・世論誘導工作」の賜物であろう。

 日本人を朝鮮系の人間という異民族をもって、洗脳工作させよう—というのは、インドなどの経験を踏まえたアングロサクソン得意の植民地支配の手段であった。

 実に巧妙で、巧みに日本人の目から隠されほぼ半世紀以上も機能したのだ。<顔で区別ができない--ということが朝鮮系洗脳工作員達の手強さだ>
 上のワシントン・ポストの論評など、この戦後レジームを構築した片割れとしての「残滓」のごときものであろう。

 しかし。
 2000年から、2010年頃にかけて、日本全土隅々まで普及したインターネットが、この背徳的な「日本人洗脳工作体制」を破壊せしめたのだ。

 インターネットにより、日本人全員が、自分達が朝鮮系洗脳工作員達によって、戦後半世紀以上も世論操作・洗脳工作を受けてきた—という事実を知ってしまったのだ。
 この事実を知ることによって、日本の「戦後レジームは崩壊したのだ」。

 インターネットの普及初期から少しづつ、この朝鮮系洗脳工作員による洗脳体制は崩壊してきたのだが、2012年、民主党政権が倒れてから、一挙に崩壊が加速し、2014年に完全に崩壊し、終焉したと言ってよいと思う。

 また、このところ、朝鮮系洗脳工作員の母体である在日韓国人に対して、日本側からも韓国側からも制限が厳しくなり、2015年の夏頃には、もっと大きな騒動となっていよう。

 冒頭でふれた。
 大切なことを再度くりかえそう。

 新聞放送業界・教育業界を「日本人の手に取り戻そう」。
 そして、外務省とか国家公務員・地方公務員から、朝鮮系の人間を排除していこう。

 日本を日本人の手に取り戻そう。
 日本人が主導する日本なりの「新レジーム」を構築していこう。