2017年4月5日水曜日

小池東京都知事は、落とし所が分からない。その3

筆者には、小池さんの決断の鈍さの理由が分からなかった。
 新聞に世論調査が載っかっていて、これかな、と感じた。
 でも。
 筆者に言わせれば、これって判断を遅らせるようなことかな、無駄なことを—と感じてしまう。

 以下、新聞から抜粋。

 朝日新聞社は、東京都内の有権者を対象に世論調査をした。
 築地市場の豊洲市場への移転を目指すべきかを尋ねたところ、 「今後も目指すべきだ」が55%で、「やめるべきだ」の29%を上回った。

 小池百合子知事を「支持する」は74%で、「支持しない」の15%を大きく上回った。
 小池氏の支持の理由は、「改革の姿勢や手法」が45%と最多で、「これまでの知事よりもよい」34%、「人柄や言動」11%、「政策」8%だった。

 小池氏が昨年8月に延期を表明した豊洲移転を「目指すべきだ」としたのは男性63%、女性48%。
 「目指すべきだ」と答えた人のうち、「さらに安全対策をとった上で移転するべきだ」は68%、「今の状態で移転してよい」は29%だった。

 豊洲市場は地下水の有害物質濃度が環境基準を超えている。
 豊洲市場が安心かどうかを尋ねると、「大いに安心」「ある程度安心」が計37%、「あまり安心ではない」「全く安心ではない」は計60%だった。

 「安心」層では82%が豊洲移転を「目指すべきだ」と回答した一方、 「安心ではない」層では「目指すべきだ」(41%)と「やめるべきだ」(43%)に割れており、安心度の違いが移転の賛否に影響したことがうかがえる。
 移転の判断を先送りしている小池氏の姿勢を「評価する」は54%、「評価しない」は37%だった。  7月2日投開票の東京都議選で、移転の可否を「争点にしてほしい」は40%、「しなくてもよい」は53%だった。

 都議選に向けて、地域政党「都民ファーストの会」は都議会の単独過半数を目指している。
 都民ファーストが「過半数を占めた方がよい」「占めない方がよい」はいずれも41%だった。

補足、感想など

 判断を遅らせている理由は。

 --ここから--

・「目指すべきだ」と答えた人のうち、「さらに安全対策をとった上で移転するべきだ」は68%、「今の状態で移転してよい」は29%だった。

・移転の判断を先送りしている小池氏の姿勢を「評価する」は54%、「評価しない」は37%だった

 --ここまで--

 これか。
 なにか、この頃、こういう感覚に訴えるということが流行るなぁ。
 原発の再稼働の議論に通じている。

 合理的に考えれば、地下からどんなものが噴出しようと、地上の実際に作業しているところと遮断すればいいこと。
 このあたり、技術者に任せれば、どうでも遮断してくれる。
 
 実際の仕事の上では、こういう風にある現象を「現実にすりあわせて」動いているのだ。
 そうしないと、物事が前に進む訳がないではないか。

 なんどでも言いたい。
 日本の技術者を信頼してあげてほしい。
 日本の技術者は優秀だ。彼らに任せてあげてほしい。