2020年11月29日日曜日

ひきこもり → 孤独死 について思う

 

「他人の目」が怖いという人がいる。だから、真夜中にウロウロして、近くのコンビニでモノを買うそうな。「精神が萎えている」といえばいいのかな。誰しも、タイミングとしてありそうなことだ。筆者は中村天風さんが好きだ。

 天風さんの言っていることは単純明快だ。「そりゃなんやかやあるだろうさ。でも、あんたは、まだ生きているじゃないか。ならば、なんでもできる」「とりあえず、家の前の道路でも掃除したらどうさ」---てな感じかな。筆者は、まったく同感する。その通りだと思う。

 他人の目が怖くたって、今、筆者が書いているようなブログなんて、誰でもできるぞ。できることからすればいいじゃないか。イロイロやっていれば、自分の好きというか合っていることが見つかるさ。

 以下、記事から抜粋。

 「ひきこもり死」を防げるか・・・高齢親失った中高年 「8050(はちまるごーまる)問題」「ひきこもり」の人たちは、全国に100万人以上いると推計される。実はその半数以上にあたる61万人が中高年(4064歳)であることが、昨年内閣府が行った初の調査結果で明らかになった。親とともに「ひきこもり」の子が孤立する「8050(はちまるごーまる)問題」は、高齢化が進んだことで最終局面を迎えている。親が支えられなくなり、生きる術を失うなど、ひきこもった末に命を落とす「ひきこもり死」が全国で相次ぐ命の危険が迫っているにもかかわらず、残された子がひきこもりを続けるのはなぜなのか。この問題に出口はあるのか。2年前の冬のことだった。取材班は、あるひきこもり男性の死に直面した。神奈川県横須賀市に暮らす56歳の男性は、10年前に両親が死亡した後、自宅に一人取り残され、貯蓄を切り崩しながら暮らしていた。ガスや水道は止まり、家屋の外壁は朝顔のつるで覆い隠され、庭先はゴミであふれていた。市の福祉職員は支援の必要性を感じ、訪問を続けていた。56歳男性はこう話していたという。「いざという時にお金がないと困るので、なるべく使わないようにしている」男性は、腕の骨やあばら骨が浮き出るほど痩せ細っていた。「病院に行かないと。あなたの命が危険です」と説得にあたる職員に対し、男性はていねいな口調で「自分の力で何とかしたい」と繰り返し、支援を断り続ける。やがて男性は、職員が訪問しても顔を出さなくなった。職員が警察と一緒に踏みこんだところ、男性はゴミに埋もれた状況で亡くなっていた。栄養失調による衰弱死。1月初旬、冷えこみの厳しい日のことだった――。男性は最後まで「自分の力で何とかしたい」とし、支援を受けようとはしなかった。命の危険が迫っているのに、なぜそのような選択をしたのか。取材班は、男性と過去に接点を持った人々を訪ね歩いた。幼少時代を知る近隣住民。中学、高校時代の同級生、塾講師。そして職場の同僚ら。数十人の証言を得るなかで浮かび上がってきたのは、「(男性は)まじめだった」という言葉だった。56歳男性の名は「伸一さん」という。伸一さんは、高校卒業後、英語を使った仕事に就きたいと英文科を目指して大学受験に取り組んだ。しかし、成績は思うように上がらなかった。やがて進学を諦め、ハローワークで仕事を探し始める。非正規で複数の職場を渡り歩いたのち、診療所の医療事務で正規採用される。喜んだのもつかの間、伸一さんは厳しい現実に直面する。経営拡大路線を進める職場の業務は多岐にわたり、覚えなければならないことも多く、伸一さんは深夜まで残業する日々を送っていた。当時の上司はこう言っている。「まじめな性格のあまり、できないことをできないと言えない人だった」結局、伸一さんは職場を去る。その後、再就職に苦戦。心のバランスを崩し、30年以上にわたりひきこもることになっていくのだった。この間、伸一さんは何を考えていたのか。部屋から見つかった遺品に目を凝らしていくと、本人はこの生活から抜け出したいと願っていたことがわかった。ノートには、英文法を勉強していた証拠が残されていた。痕跡は亡くなる直前まで続いている。あるページには「ハローワーク」「申し込み締め切り」などの文字が残されていた。最期まで、伸一さんは仕事を見つけたいという意思を持っていたことがうかがえた。しかし、それがかなうことはなかった。ノートの最後のページには、こう書き残されている。「人生とはこうも、悲しいものなのか。悲しみに、満ちているものなのか」昨年、内閣府が公表した調査結果によると、中高年のひきこもりは全国に約61万人いると推計されている。ただし、その実態はほとんど明らかになっていない。全国には、ひきこもりの相談を受ける、自治体が設置した窓口が存在している。彼らはいったいどんな現実に直面しているのか。今年、NHKは全国の1400に及ぶひきこもりの支援窓口にアンケート調査を行っている。その結果、ひきこもりの末に亡くなる「ひきこもり死」の危険があったと答えた窓口は、333にのぼった。支援に乗り出しながら、「ひきこもり死」を止められなかったケースは72件にも及ぶ。

補足、感想など

 ふ~んと思う。人生とはこうも、悲しいものなのか。悲しみに、満ちているものなのか---か。だから、心の持ち方次第なのだ。「まだ、こんな経験をしていない、まだこんなところにも行っていない」と、やりたいこと、いきたいところが一杯ある、希望というか、やりたいことに満ちた人生じゃないか。そこに向かって、今、できることからすればいいことだ。文を書く、絵を書く、歌を歌う、そろばんの練習をする、pcでプラグラムを組んでみる、家の前掃除してみる、漫画を書いてみる、料理をつくってみる、植木を育ててみる---なんでもできるじゃないか。他人の目が怖くてもできるじゃないか。上の記事には、日本人からの感想が書き込まれていた。いくつかを拾ってみよう。

 -ここから-

3 なんかこう可哀想だなやはり安楽死制度でしか救えない人もいるんだな

7 同業種で転職すりゃよかったのに

8 こもりびとは定着しないのか

9 勇気出して米英ワクチンの治験やりなよ親にも金入るし人類から英雄扱いされるよ

10 引きこもりの未来まで心配できるか!!!!!

12 名引きこもりはこのままほっとけよその方が都合いいだろコロナだし

14 納税者は今を生き延びる事に必死だ。てめえらでどうにかしろ。

15 なんの生産性のないヒキニートおじさん助けるより今も自殺しまくってる働き盛りの若者を助けないの?

16 防ぐ必要がねえ支援も何もなしでいい

19 京都や登戸の事件のように外に向かって危害を及ぼさないのなら放っといてもいいだろう

22 死んだところでなんか問題あるの?無理に干渉されて生き延びさせられたほうが当人たちも困るだろ

26 引きこもり時代は治験バイトやってたわ研究所に20日間くらい監禁されて薬の経過を見るんだけど三食つきのふかふかベッドでスマホやり放題但しカメラで監視されてるのでオナニーは無理だけどこれで月収3070万円くらいだった薬開発に貢献できるし金も稼げるしマジおススメ まぁ寿命が30年くらい縮まるかもしれんけど引きこもりなんて無能遺伝子は1日でも早く無くした方が良いから国力の底上げにもなるネトウヨニートもその命を国の為に捧げろ

28 みんな何十年間も死ぬ気で働いてるんだし引きこもりは最後ぐらい苦しめよ

29 行くべきは病院なのにな大人しくしてりゃ優しくしてくれるよ家や世間はヒキを人間扱いしないけど病院はしてくれるわ大人しくするのが条件だけどなビジネスだろうが人から優しくされるとヒキといえども気持ちに変化が生じるあと薬な今は大量処方みたいなことしないから昔よりは安全だから

30 ひきこもりは食材をうまく入手できれば調理能力を上げまくれてミシュラン星レベルの実力を手にすることも可能

31 じゃあ生活保護出すの?wwwww

32 皆冷たいねえ他人事じゃないだろうに

35 死に場所の問題だけなのでは?

38 クズが死ぬのは仕方ないだろ

39 ハローワークで仕事を探したところで人生詰んだな

45 接触拒否の引きこもり助けろとか無理言うなよ

46 浜松市で昨年11月、空腹のホームレスの女性が市役所に運ばれ、福祉担当職員らが取り囲むなか心肺停止状態となり、翌日死亡した。敷地内の路上で寝かされ、市が与えた非常食も開封できないまま息絶えた。「すべきことはやった」と市は説明する。だが、なぜあと一歩踏み込めなかったのか。女性の死は重い問いを投げかけている。市によると、11月22日昼ごろ、以前から浜松駅周辺で野宿していた70歳の女性が駅地下街で弱っているのを警察官が見つけ、119番通報。救急隊は女性から「4日間食事していない。ご飯が食べたい」と聞き、病気の症状や外傷も見られないことから、中区社会福祉課のある市役所へ運んだ。女性は救急車から自力で降り、花壇に腰を下ろしたが、間もなくアスファルト上に身を横たえた。連絡を受けていた同課は、常備する非常用の乾燥米を渡した。

★食べるには袋を開け、熱湯を入れて20~30分、水では60~70分待つ必要がある。 守衛が常時見守り、同課の職員や別の課の保健師らが様子を見に訪れた。市の高齢者施設への短期収容も検討されたが、担当課に難色を示され、対応方針を決めかねた。運ばれて1時間後、野宿者の支援団体のメンバーが偶然通りかかった。近寄って女性の体に触れ、呼び掛けたが、目を見開いたままほとんど無反応だったという。職員に119番通報を依頼したが、手遅れだった。メンバーは職員に頼まれ、救急搬送に付き添った。 「職員が路上の女性を囲み、見下ろす異様な光景でした」とメンバーは振り返る。「保健師もいたのに私が来るまで誰も体に触れて容体を調べなかった。建物内に入れたり、せめて路上に毛布を敷く配慮もないのでしょうか」。女性に近寄った時、非常食は未開封のまま胸の上に置かれていたという。「すべきことはやった」=緊張感を持って注視、食用には水分が必要である乾燥米を「水分無しで支給」

48 ほっといていいやん引きりたいんだから

49 そこまで困窮したならバイトでもいいから働けばいいのに死ぬのも自由だよな

51 清掃でも配送でも何でもいいからちょっと仕事したらいいんだけどななんでそれが嫌なんだろうな

53 まあでもこうやってひきこもりの死が相次ぐと大変だし、昨今は非正規雇用も多いからね。BIしかないだろう

 -ここまで-

 他人の目が怖い、他人と関わり合いたくない---てな人も多いのだろう。でも。心の持ち方次第だ。中村天風さんの本を読め。自分のもっている「能力」を信じろ。できることからやればいい。