▲中国の習近平さんについて、アメリカ政府の見方がわかれているようだ。
筆者の感想は—というと。
この人、まず、科学的思考ができない。だから、合理主義者ではない。
もっとはっきり言うと、頭がそんなに良くないのだろう。
中華思想にとりつかれた危険かどうかは分からないが、ナショナリストだ—と思える。
また、太子党であることから、わがままに育った、まぁ、育ちの良からぬ人だろうなぁ。
以下、新聞から抜粋。
「アジア重視戦略」を強調するオバマ米政権は、習近平総書記に対し、東アジアの域内バランスを崩す中国の軍拡路線を牽制しながら、米経済再生への協力や国際秩序の構築で手を携える「競争と協調」の新たな関係を模索している。
クリントン国務長官は、「国際社会で建設的な役割を果たす中国を歓迎したい」と新体制に期待感を にじませ、「公正で透明、国際社会の規範や基準」を順守するよう求めた。
オバマ政権は習氏の総書記就任を見据え、昨年副大統領が訪中して対米観を探った。
2月の習氏訪米では大統領執務室で会談する「首脳級の扱い」で歓迎。
9月に習氏の消息が途絶えた直後には、訪中していた国防長官が会談し、関係の深化を内外にアピールした。
ただ、習氏に対するオバマ政権の評価は、「過去の中国指導者よりも自由な合理主義者との見方と、危険なナショナリストとの見方で揺れている」とされ、人物像解明への手探りが続いているのが実情だ。
オバマ大統領は再選を決めた選挙戦で、「中国は敵対者であり、潜在的パートナーでもある」と主張。中国に法令順守を求めながら、 協力関係を築く方針を打ち出しており、早期に首脳会談を行って連携強化を模索するとみられる。
▲補足、感想など
アメリカ政府の懸念もよく分かる。
そして、ヨーロッパ諸国のグダグタぶりをみていると、もはや、ヨーロッパ諸国に期待するのはもう10年先だな—と思うのも無理はない。
ヨーロッパの階級社会というものに風穴が開かないかぎり、ここしばらくの景気回復は
無理であろう。
ヨーロッパの階級社会というものに風穴が開かないかぎり、ここしばらくの景気回復は
無理であろう。
それに較べれば、アジアの方が活気がある。
アメリカとしては、これからベトナム、インド、インドネシアなどと関与して、自国の製品を買ってもらおう*---と考えている。<そのあたり、日本と同じ立場である>
ただ、中国というなんともしれぬ国家があり、その指導者が交替した。
さて、この指導者はいったいなにものだ?--というのが、オバマさんなどの疑問であろう。
筆者なりの見方を示そう。
冒頭でふれたように、習近平さんという人は合理主義者ではない。
それは、先日来の反日運動の経緯とか、その着地点への方向性の見極め方から分かる。
科学的な、合理的な思考ができない。
いや、できない—というと失礼か。合理性というものより、中華思想が勝ってしまう人とでもいえばいいのかな。
中華思想というものが、もっと表にでれば、それこそ危険なナショナリストにでもなる人であろう。
この合理性・科学性の弱さというものは、今、中国で頻発している暴動などへうまく対応できないだろう—という推測ができる。
仮に、中国が分裂するという事態に陥るならば、それはこの習近平さんの時代ではあるまいか。