▲衆議院が解散すると、早速、円が安い方へふれ、日経平均も少し上がった。
円安に振れる—たって、見かけは大したことではない。
しかし、fxなどをしていれば、面白い展開だと思える。
表題の問いだが、筆者には予想できなかった。
筆者の頭が鈍いのかなぁ。
このあたりを、英国紙がとりあげている。以下抜粋。
円はドルに対して長年上昇してきたが、「サヨナラ」を言うときがきた。
40年以上にわたって円は上昇し続けてきた。
1971年以来、ドルは円に対して77%以上下落している。
今はファンダメンタルズ要因とテクニカル要因の双方とも、多くのシグナルが円安を示しており、向こう数カ月間でドルは円に対して5%以上上昇する可能性もある。
ドル高の方向を示すシグナルは、ドルが14日に200日移動平均線がある1ドル=79.73円を突破した時に現れた。
この水準は新たな支持線になる可能性がある。
また、ドル・円相場は市場モメンタムの上下を測定するエリオット波動サイクルの前半にあるようだ。
円が目先大幅下落することは明らかだ。
市場は現在、第3波の一番上に向かっている。第5波は上回って、2011年4月に付けた1ドル=85.53円を目標とする可能性が高い。
現在の水準1ドル=81.15円に照らすと、85.53円はドルが円に対して5%以上上昇することになる。
そのほかのテクニカル要因も円安を示している。
しかし、ファンダメンタルズ要因もドルに対する円安を示している。
1つには、来月の総選挙を経て次期首相に就任すると目される自民党の安倍総裁が大規模な追加量的緩和の可能性を示唆していることが挙げられる。
安倍氏は、日銀はインフレ・ターゲットを2~3%とし、そのためには無制限の金融緩和をするべきだと述べた。
現在のインフレのゴールは1%であり、日銀は今年、これに向けて小刻みに債券購入枠を増やしてきた。
それ以上のインフレ・ターゲットに向けて無制限に債券を購入することになれば、日本円の唯一の魅力として残っていたセーフヘイブンとしてのステータスは消え去るだろう。
さらに日本の国内総生産(GDP)は7-9月期に前年比マイナス3.5%となった。
だが、円安は日本のトップメーカーにとってありがたい話だ。
ソニーやパナソニック、シャープなど、一時は民生用エレクトロニクス業界を席巻した企業はいずれも円高によって利益が打撃を受けている。
これら企業やその他の輸出業者にとって円安は再びトップの座に返り咲くチャンスを与えてくれるかもしれない。
▲補足、感想など
円は1ドル=85円に向かって安くなるというのか。
もし、fxをやっている人がいるなら、大きなチャンスだということだな。
冒頭でふれたように筆者は”衆議院の解散=円安にふれる”ということが予測できなかった。
自分の”鈍さ”を恥じるばかりだ。
まぁ、と思う。
誰もが予測できるなら、皆同じ行動にでる筈。fxなんて儲けることができるわけもあるまい。
また、新聞の記事のとおりに本当に動くかどうかも分からない。
ただ。
円が円安の方向へ動きはじめた—ということだけは確かのようだな。
1ドル=90円くらいになれば、日本の企業も随分楽になりそうだが。
この根底の根底にあるのは、アメリカの思惑かもしれないな。
アメリカの景気回復の兆しが見え始めた?ことで、日本への円高圧力を緩めた--ということかもしれない。
この根底の根底にあるのは、アメリカの思惑かもしれないな。
アメリカの景気回復の兆しが見え始めた?ことで、日本への円高圧力を緩めた--ということかもしれない。