2012年11月27日火曜日

滋賀県の嘉田知事ってなにを考えているのか。


▲嘉田さんって、ケッタイな人だなぁ。頭が悪いのかなぁ。
一体、なにを考えているのだろう?
そういえば、前に京都府知事と共同声明のようなものを発表していたが、中味のないものであった。
どうも、狙いは、原発をどうとからしいのだが、その中味が見えない。
筆者は、このブログで何度も訴えた。
脱原発でも卒原発でもいい。言うのは勝手だ。
それなら、まず、原発に代替するエネルギー源を示してみよ。
それが示せなければ、話は一歩も前には進まない。
京都府知事との共同声明でもそうだ。
原発をどうとかするという話なら、まず、原発に代替するエネルギー源を示せ。
そこに目処がつかなければ、そもそも、こんな議論は、机上の空論そのものだ。
以下、新聞から抜粋。

原子力発電所の再稼働に慎重な姿勢をとってきた滋賀県の嘉田由紀子知事が、原発ゼロ社会の実現を 訴える「みどりの風」(共同代表・谷岡郁子参院議員ら)などを巻き込んだ形での新党結成を検討して いることがわかった。
党名は「日本未来の党」で調整している。
新党「減税日本・反TPP・脱原発を 実現する党」(共同代表・山田正彦元農相、河村たかし名古屋市長)と「国民の生活が第一」(小沢一郎 代表)が脱原発の第3極勢力の結集を目指していることを受け、合流も視野に入れているという。
 嘉田知事は26日夕、報道陣に対して態度を表明する予定。関係者によると、嘉田知事は数日前に上京 し、河村市長らと会談し、「脱原発」の政策などについて意見を交わした。
この席で、河村市長らから 「脱原発」と「生活」が合流して新党が結成された場合、嘉田知事に対し、党首に就任するよう要請があったという。
 嘉田知事は原発依存からの脱却を目指す「卒原発」を提唱しており、発言権を確保するには、第3極 勢力への参加が有効と判断したとみられる。
関係者によると、嘉田知事は知事を辞職しない考えという。


▲補足、感想など
なんというかなぁ。
いまは、原発を再稼働するしかないということを直視せよ。
冒頭でふれたように、原発に代替するエネルギー源が実用化するには、もう、20-30年という歳月が必要だ。
そして、代替するエネルギー源を開発するためには、原発を稼働させて「通常の生活」ができる環境を作らなくてはならない。
通常の生活とは、食事の準備ができ、家庭では電気が点き、工場で機械が、事務所でpcが動くという環境を整備するということだ。
嘉田さんの主張をきいていると、この「20-30年の代替エネルギー源開発に必要な歳月」というものと、「通常の生活を維持」するという視点がまるっきり抜け落ちている。
いま、脱原発とか卒原発とか言って騒いているうちに、「誰か」が原発に代替するエネルギー源をみつけてくれ、「誰か」が実用化してくれるだろう--、それまでは火力発電に頼るしかないが、高い天然ガスとかを輸入しなければならない、すると、電気代が高騰する国民はきっと高い電気代にも耐えてくれるだろう---てか。
こりゃなんだと思わないか。
こんな「蜃気楼」のようなことを考えて、やれ脱原発の、やれ卒原発のと大声で喚いているのか。
バカバカしさの極みではないか。
もう、こんな非科学的な、蜃気楼のような話を止めよう。