▲大阪市で一部、土曜日の授業が再開される。
2013年春から、大阪市の全小学校・中学校で復活するようだ。
筆者は賛成だ。
学力の低下に対応するには、授業時間を増やすということが、最善の手段だ。
大阪市が始めれば、他の市町村でも復活するだろう。
日本を繁栄させるためには、まず、「教育」だ。
その一番大事なことをキチンとすることが大事なのだ。
以下、新聞から抜粋。
大阪市は来週、一部の小学校で土曜日の授業を復活させ、ゆとり教育からの脱却を進めることを 決めた。
大阪の橋下市長は「大阪の子どもたちの学力が低下していること、非行率が高いこと、これは まぎれもない事実ですから、とにかく先生たちには頑張ってもらいたい。
その先生を支えるための 税投入は、惜しみなくやっていきたいと思いますね」と述べた。
土曜授業は、10年前に完全週休2日制の実施にともない、廃止されたが、学力向上を掲げる 橋下
市長が市長選挙で復活を公約に掲げていた。
土曜授業では、通常の科目に加え、英語教育や防災教育を行ったり、保護者や地域の人を 講師として招いたりすることが検討されている。
大阪市教育委員会は、来週5つの小学校で先行実施したあと、2013年度から全ての小中学校で 導入する方針だという。
▲補足、感想など
そもそも、「ゆとり教育」とは、小学校・中学校の先生方が土曜日を休むための口実だった。
普通のサラリーマンは土曜日は休みなのに、自分達だけはなぜ—という疑問というか不平に対応するために編み出した理由付けであった。
そのゆとり教育により、現場でなにが行われたか?
円周率を3 と教え、教科書は薄いものとなりはてた。
この世代はもう成人となったはず。
ヘマをすると、「このゆとりが」--と叱責の声が飛んできて、さぞかしくやしい思いをしているだろう。
技術の世界ではそんなものだ。
筆者は団塊の世代で、「詰め込み教育」を受けた世代だ。
昭和40年代だったかな。この詰め込み教育というものへの批判が強かった。
でもなぁ、と思う。
詰め込み教育を受けていることで、世の中にはこんな面白いこと・興味深いことがいっぱいある—と知っているのだ。
先日、このブログで、落雷で飛行機がへこんだ—というニュースを読んで、その理由を筆者なりに推定したことがある。
飛行機の機体がへこんだという現象---から、ジュール熱までなかなか連想できまい。
このあたりだな。
筆者はいまもって、「知識は力だ」と信じている。
知識こそ、未来を切り開き、自分の生活を生き生きとさせてくれる「鍵」だと信じている。