2012年11月7日水曜日

やはり、任命責任を問われても致し方あるまい。野田首相。


▲田中文科相の3大学新設不認可問題は、一転して、認可する方向へ。
しかし、この不認可 →認可 の紆余曲折がいかにも不条理だ。
合理的な紆余曲折なら、まだ、我慢もしよう。
こういう不合理な、不条理な判断をする人間を文科相という大事なポストにつけたことがそもそも間違いなのだ。
これは野田さんが「任命責任」と問われても致し方あるまい。
以下、新聞から抜粋。

田中文部科学相は7日、来春の開学を目指す3大学の不認可問題について 「(不認可の)処分はしていない。世間は誤解している」と述べた。
田中氏は認可しないと判断したが、文書通知が終わっておらず不認可処分は出ていないとの文科省側の説明に沿った発言で、学校側は反発を 強めそうだ。
同時に「できるだけ早く新基準をつくり、3大学も新基準で判断したい」と強調。
一方、藤村官房長官は「審査の経過があり、マラソンで言えば42キロ地点に来たらゴールがない状況は困る」と指摘、結論を急ぐべきだと。
田中氏は札幌保健医療大など3大学への認識に関し「3校のどこが悪いなんて具体的に知りませんし、悪いとも思って おりません」と述べ、3校の個別の事情を精査していないことを明らかにした。
近く設置予定の大学設置認可に関する検討会議のメンバーをめぐっては人選を進めている」と説明。
自民党は公式の場で初めて追及。
s氏が判断の理由を尋ねると、真意が伝わらなかったとし「現時点で不認可という 」との発言をめぐり審議は紛糾。
s氏は「平気でうそをつく」と追及、田中氏は「うそはついてない」と応酬。
s氏は「後でルールをつくって審査しては開学が間に合わない」と撤回を要求。
田中氏は「新基準で審査しないと、社会が求める人材を生み出せない。非難は覚悟の上でやっている」と応じた。
3大学は札幌保健医療大(札幌市)、秋田公立美術大(秋田市)、岡崎女子大(愛知県岡崎市)。
自民党など野党側は、 田中氏の判断が行政に大きな混乱と停滞を招いたとして政治責任を問い、撤回を求めている。

これから、一転する。

 田中文部科学相は7日午後、記者団に対し、来春の開学を目指す秋田公立美術大など3大学について「3大学を認可する」と述べ、一転して新設を認める考えを表明。
 田中文科相は、これに先立つ衆院文部科学委員会で「大学の設置認可のあり方については、今後、抜本的な見直しを行う」とした上で、「3大学の新設については、本委員会での審議や諸般の事情も鑑み、現行の制度にのっとり適切に対応する」と。


▲補足、感想など
田中さんの言い分は、合理的ではない。
これから決める新基準で判断すると--。自分が追い詰められると、一転、認可することに。
こういう人に対してどうすればいいのだ?
そもそも、大臣をするような「資質」・「能力」ではないということが分かる。
冒頭でふれたように、野田さんに任命責任が問われても致し方あるまいな。