▲金曜日16日に衆議員が解散した。
民主党内からも、アレコレ批判の多い解散ではあったが、自分達の能力不足を棚にあげ、見苦しい。
野田さんは、批判は多かったが、最期はまさに「潔い」といってよい。
潔い—というのは、日本人の感覚からすると美点だし、讃えられてしかるべきだと思える。
いま、まさに国民の信を問うべきタイミングであろう。
菅さん・鳩山さんなど、どうも行動が見苦しい。
そういえば、管さんの街頭演説は、「売国奴」とかのヤジが多くで、しゃべるのもたいへんらしい。
まぁ、菅さん、鳩山さんなどは、今回の落選組のうちであろうから、最早どうでもいい人だ。<あぁ、小沢さんもそうだな、ただ、落選はしないのか>
で。
12月での選挙の結果どうなるのだろう。
その推定の数字がでてきた。
まず、新聞記事から抜粋。
野田佳彦首相は16日午後、衆院解散を断行した。
民主党内のクーデターに先手を打ち、 自民、公明両党との「近いうち(に国民の信を問う)」との約束を守る大勝負だが、 「自爆解散」とか「破れかぶれ解散」と揶揄する向きもある。
現状で、選挙結果はどうなりそうか。
政治評論家の小林吉弥氏による政党別獲得議席予測では、 安倍晋三総裁率いる自民党が220議席を獲得し、公明党(28議席)と合わせて過半数に達する。
野田首相の民主党は99議席まで転落、大阪市の橋下徹市長が代表を務める「日本維新の会(維新)」は60議席になるという。
▲補足、感想など
記事をまとめてみよう。
自民 220
公明 28
民主 99
維新 60
か。
別に筆者は、選挙のプロではない。
上の記事の印象からすれば、民主はもう少し減るような感じ。でも、維新が60以上になるとも思えない。
自民がもう少し多くなるのではないのかな。
でも、単独過半数を越えない。
このあたりが微妙なところなのだな。
安倍さんとしては、自民で単独過半数を超えたい。240以上にしたい。
対して、石原さんは、それじゃ、和歌山になんとかいう媚中派もいるし、自民では、中国に強硬にはでられないだろう。
そこで、自民 プラス 維新 という形で連立を組たい。つまり、自民に241を越えてほしくない。
そのあたりを狙ったものか、石原さんと橋下さんとでは意見の異なることも多いが、少数では連立の相手にならない。
そこで、小異<とも思えないが>に目を瞑って、自民と連立を組む人数にしたい—ということが本音であろう。
その形で、とにもかくにも、自衛隊を国防軍にするとか、尖閣諸島近海に侵入してくる中国船に対して銃撃できる—とかの法律を改正してしまおう—と考えているということだな。
つまり、すぐにしなければならないことをやるためには、例え合意できる部分は小さくても、その部分だけに特化して、残りの部分はとりあえず、無視してしまった—ということか。
石原さんの年齢を考えると、政治家としてはもう数年しかもつまい。
その数年の内にしなければならないことを、安倍さん プラス 石原さん というタッグで、ことを進めてしまおう—ということか。
なるほど。
石原さんが、太陽の党を数日で解散してしまう—という理由がよく理解できるではないか。