▲もう、10年くらい前かな。
イタリア、ローマ市に旅行にいったことがある。
ローマ市の中央に、大理石(たぶん)でつくられた巨大な「戦没兵士の碑」というモニュメントが建てられている。
ここを、365日、24時間、二人の衛兵が守っている。
しかも。
国の名誉を守るために戦って亡くなられた兵士達への「いかなる批判」も、これを断固として拒否している。
筆者は、イタリア人の戦没兵士達への「姿勢」はこれで正しいと思う。
日本の靖国神社もこうあるべきだと思う。
英霊達は、365日、24時間、子孫である衛兵によって守られて当然ではないか。
日本の・日本人の名誉を守るために戦って亡くなられた兵士達への「いかなる批判」もこれを断固として拒否すべきだ。
イタリア人って、日本の技術者等と比較すれば、その「根性のなさ」等で批判される人々だ。
それでも、「国の名誉を守るために戦って亡くなられた兵士達」への畏敬の念の現し方は見習うべきものだ。
そこにローマ帝国あたりからの「伝統」のようなものがあるのだろうな。
以下、新聞から抜粋。
中国メディアは、安倍晋三首相が靖国神社への参拝を見送る意向を固めたことを速報した。
一方、自民党総裁として私費で玉串料を奉納する方針について、国営通信の新華社は首相が「悪評の高い神社にささげものをする」と反発した。
参拝見送りについて新華社は「(首相が)中韓両国との緊張関係がさらに高まることを懸念した」
とする日本の報道を引用。古屋圭司拉致問題担当相兼国家公安委員長らが参拝を検討していることも伝えた。
中国は、首相が15日に靖国神社参拝を強行するか神経をとがらせ、歴史を無視している」とした特別番組も放送。
玉串料奉納は首相の「歴史軽視」の一環として批判を強めるとみられるが、
「レッドライン(許容できない一線)」と位置付ける参拝が
見送られる見通しとなったことで、「関係改善に向けたサイン」(中国政府関係筋)
との受け止めも出ている。
▲補足、感想など
中国人の戦没者記念碑ってないのか?
朝鮮戦争の時に戦死者達への記念碑はないのか?
このあたり、さっぱり分からないな。
朝鮮戦争の頃は、まだ、日中戦争の名残があって、命令指揮などがうまくいっていたのだろうな。
しかし、今ならどうだ。
習近平さんって、そもそも、戦争の最前線に立つ人なのか。
自分の危険が迫ると、アメリカあたりに逃げ出そうと財産とか子供等を移住させている人であろう。
安倍さんと同じで、人民軍の総指揮官の立場であろう。
安倍さんは、日本という国土の上で、「死ぬ覚悟」だ。
習近平さんはどうなんだ?
中国という大地と「討死」する覚悟があるのか。
総指揮官が逃げ出す準備をしているような軍隊がそもそも戦えるのか。
兵隊は上のそのあたりの覚悟には敏感だ。
最前線に立った時、指揮官が逃げ出して、戦闘になるものか。
つまり、口だけ—ということか。
これなら、確かに、中国版「靖国神社」など不要だろうな。
日本には、なにはともあれ、「靖国神社」が存在する。
対して、中国には「戦没兵士の碑」とか「靖国神社」というものすら建立できまい。
硫黄島で戦った栗林忠道中将は、部下である2万人以上の兵士達に対して、「突撃する時、オレは先頭に立つ」と常々、言い続け、部下達を掌握していた。
昭和20年春、最後の突撃を敢行するとき、栗林中将は言葉通り、先頭にたって米軍への攻撃をした。
戦いの後、栗林中将の死体は見つからなかった。副官によってどこかに埋まられたものらしい。
指揮官とはこういうものだ。
いつでも逃げ出す準備をしているような人間には指揮官は務まらない。
指揮官もいない(つまり、戦えない)中国人に、日本の靖国神社を非難されるいわれはない。