2013年8月9日金曜日

冷たい平和時代に突入した日中関係—か。

▲いや、そもそもが—と思う。
 頭のキレがも一つの習近平国家主席が、軽率な判断で始めた昨年夏の「反日騒動」が日中間のこのどうにもならない膠着状態を造ったのだ。

 国家主席になるところで、点数稼ぎというか、国民の前で「日本を懲らしめてやる」といういいかっこをしたかったのだろうなぁ。
 その日本を「舐めた」判断が、ここまでの状況に至ったということだろう。

 いいじゃないか。
 別に、お互いが嫌いなのだろう。

 日本は、中国・韓国・北朝鮮をのぞいて、日本プラスインドプラスアセアン諸国で緩いブロック経済をつくり、彼らと今後20-30年の繁栄の時を迎えようとしている。
 日本のことなぞ、ほっとけよ。
 お間抜けな弱い日本兵を殺す「反日映画」を大量につくって楽しんていればいいではないか。
 あぁ、南京虐殺の映画を一杯作るそうな。お好きにどうぞ。

 以下、中国の新聞から抜粋。

 日本の22DDH大型準空母「いずも」が86日に進水した。
 日本のネットユーザーはこれに興奮し、 喜びの声をあげている。
 中国のメディア・専門家・民衆はほぼ一致して、 「これは日本軍国主義の復活の大きなシグナルだ」としている。

 日本政府が頑なに、中国領の尖閣諸島の「国有化」を実施してから、中日両国の食い違いと論争が増加しており、多くの重大問題においてほとんど逆行していると言える。
 過去1年間の中日関係の観察により、両国はすでに「冷たい平和」の時代に突入したと考えられる。

 「冷たい平和」とは何か?どのような特徴を持つのか?
 「冷たい平和」とは、国家関係の「準健全」な状態であり、次の三つの大きな特徴を持つ。

 (一)両国の指導者の交流の激減と停滞。
 中日の長官クラスの接触は過去1年間で数えるほどしかなく、 政府首脳の接触は行われていない。
 両国の外相は同時にASEAN外相会議に出席しているが、 両国の会談は実現していない。
 日本の首相は中国側の指導者との会談を希望すると重ねて表明しているが、 釣魚島問題で誤った立場を貫き、さらに国内では中日関係について公平な発言をした日本政府の元要人を抑圧している。

 中日には、首脳会談の政治的な基盤が存在しない。
 本来ならば1年に1度開催される中日韓3カ国の首脳会談は、今年の開催が疑問視されている。

(二)経済・貿易協力の原動力の欠如。
 中日が再び宝鋼集団のような、国家級の大型提携プロジェクトを実施する可能性はなくなった。
 弁護士事務所によると、日本の大企業の顧客はすでに対中投資を減らしており、さらに中国に設立した企業を東南アジアにシフトする計画を立てているという。
 今年上半期、中欧・中米の貿易額が増加しながらも、中日の二国間貿易額は0.2%減となった。

(三)民間の対立ムードの蔓延。
 中国日報と日本の某機構の最新の共同調査によると、釣魚島問題や歴史問題による影響を受け、 中日両国の国民の相手国に対する好感度は、2005年の調査開始以来で最低値を記録した。
 日本人の90.1%、中国人の92.8%は相手国に対して悪印象を持っており、 両国関係が引き続き悪化すると回答した人も昨年より増加した。
 中日間のこの「冷たい平和」を形成した直接的な原因は、日本の釣魚島問題に対する頑なな態度だ。

 日本が中国の国力の上昇を不快に思い、アジアの二流国に成り下がりたくないと考えていることが、その深いレベルの原因となっている。
 そのため中日の釣魚島の係争は一つの島を巡る係争ではなく、総合的な国力と国家の意志の駆け引きとなっており、 その結果は両国の東アジアにおける将来的な地位を決めるだろう。

 「冷たい平和」となった両国関係は表面的には平和であり、冷戦のような公の対立、真っ向からの鋭いやり取りとは異なる。
 しかしその関係には活力が乏しく、発展が原動力を失っており、水面下の駆け引きが増加する。
 さらに深刻なことに、「冷たい平和」は冷戦に変化する可能性がある。

 日本の国家政治は全体的に右傾化している。安倍政権は軍拡と同時に、平和憲法の改正を全力で推進している。

 不幸なことに、日本の右傾化と軍拡政策は、短期的に米国の「アジア太平洋リバランス戦略」に迎合することで、 米国が同地域における指導的な地位を維持する支柱・補助と見なされ、同盟国の米国から放任されるだろう。

 日本政府に徹底的な方針転換を迫るのは、短期間内ではほぼ不可能だ。
 中日間の「冷たい平和」は、中日両国にとっても、そしてアジア太平洋にとっても喜ばしいことではない。
 両国の識者は何をするべきだろうか?

 (筆者:宋栄華 中国公共外交協会秘書長)


▲補足、感想など

 中国人の文章を読んでいつも思う。
 中国人にとって、中国のgnp が日本の gnp を追い越した—というニュースは、中国人の常識をひっくりかえすほどのニュースだったのだなぁ。

 「日本人を追い越した」というニュースは、中国人を「天にも昇る思い」をさせたようだ。
 日本人からすると、人口が日本の10倍以上もあるのだ、当然、どこかで追い越されるだろう—とまぁ、どうということのない--日本で話題になったかなぁ--話だ。

 ところが。
 中国人の感覚はどうも異なるようだ。
 一旦、gnp で追い越したのだから、中国人は強者だ、日本人は弱者だ—だから、中国人は日本人を下に見て当然だ--と考えるようだ。

 そして、上で日本人が「別にどうでも--」という態度をとるのを、中国人をうらやましがっているのを隠しているのだ--悔し紛れに--と解釈する。

 なんだ、これは---
 こういう民族って一体なんなんだ?


 物事の変化を、感情を混じえて解釈するというのか。
 物事の変化を科学的に冷静に見ることができない—というか。
 そういえば、韓国人も同じようなものの考え方をするなぁ。
 いや、よく似た民族だ。

 話がどこかへいった。
 冒頭で、習近平さんの「軽率な判断」についてふれた。
 しかし、よく考えてみると、この判断の背景にも、「gnp で日本を追い越してやったそ、もう中国の方が日本より強者なのだ」という意識があるようだ。

 そして、今、日本が脱中国を急いでいるが、これも、gnp で追い越した中国の「足をひっぱってやろう」と日本が考えている—と解釈しているようだ。

 ヤレヤレ、中国人には、科学も合理性も似合わない。

 物事をこれだけ「感情を混じえて」判断する国家・民族では、科学も工業を発展はしない。

 そのあたりが中国人自身も分かっているのだ。
 だから、他国の情報を盗もうとするのだ。
 レノボのpcへの工作をみよ。 日本のnec pc にも同様の工作がなされているだろう。

 日本人は、中国人にこれまで以上に用心しなければなるまい。
 中国人の日本への移住など、制限すべきだ。

 最後に決め台詞を。
 尖閣諸島は日本の領土だ。日中間に領土問題は存在しない。