▲いや、もう古い話だ。
7月の参議院選の前くらいの話だけれど。
中国がロシアと合同で演習した—という話だ。
なんでも、タイの新聞紙の見方では、「日本を威嚇」するのが目的だったらしい。
でも、日本ではそんなこと話題にもならなかった。
あぁ、このブログで取り上げたかもしれないなぁ。
でも。
そもそも、中国とロシアでは首脳同士が「相容れまい」。
だって。
ロシアのプーチンさんは、ロシアの大地と「討死」覚悟の人だ。
対して、中国の習近平さんは、一旦、自分に危険が及びそうになると国外脱出を準備している人ではないか。
この組み合わせの奇妙さを見よ。
戦いというのは、生きるか死ぬか—ということだ。
なにかあれば「逃げ出そう」という人間を信じて、共に戦えるか。
プーチンさんが、そもそも習近平さんを相手にすまい。
なんとも奇妙は話だなぁ、と思っていたら、掲示板に書き込みがあった。それをご紹介。
--ここから--
◇2005年以来、中ロ軍事演習では
ロシア側の全ての演習費用(食費や出張費用まで)を全額中国側が負担していて、
内実は、中国が土下座でロシアと演習させてもらってる
--ここまで--
まぁ、そんなところだろうなぁ。
以下、新聞から抜粋。
タイ紙バンコクタイムズは、中国がロシアとの合同軍事演習で日本を威嚇しようとしても、
海上自衛隊の規模や実力と比べれば、何の脅威にもならないと報じた。
記事は、7月上旬に日本海で行われた中国海軍とロシア太平洋艦隊の“熊とパンダの共演”で、
中国は参院選を控えた日本を威嚇したつもりのようだが、海上自衛隊の規模や実力と比べれば、
中国海軍編隊など何の脅威にもならない、と指摘。
その証拠に北海道の宗谷海峡をオホーツク海に向けて通過するといパフォーマンスまで実施したにもかかわらず、
参院選で大きな課題として取り上げられることはなかった。
中国は参院選の隙をついて、
日本の指導層や有権者を脅かそうとしたようだが、すべて空振りに終わった、との見方を示した。
▲補足、感想など
日本の指導層及び有権者を脅す---か。
いや、一向に。
自衛隊があるから、中国を恐れていない—ということではない。
具体的な戦力となると、それは自衛隊ということになるから、当然、そうではあるのだが。
日本人は、中国人を恐れていない—というところに核心がある。
中国人には弱点がある。
それは、自分の姿を正しく捉えることができない—ということだ。
敵を知り、己を知れば云々という戦略がある。
この己を知るということが極めて難しい民族が「強い訳」がない。
話がどこかにいった。
この記事がタイの新聞だというところにも興味深い。
タイが日本をどうみているか—ということでもあるのだろう。
今後、20-30年間という日本の繁栄の如何は。
日本 プラス インド プラス アセアン諸国 という組み合わせがうまくいくかどうかに掛かっている。
うまい距離をとりながら、仲良くやっていきたい。