2013年8月20日火曜日

新日鉄住金が記事を否定。

▲昨日の記事は、どうやら、共同通信の「飛ばし記事」であったようだ。
 しかし。
 新日鉄住金の「否定の仕方」に、なにか含みがあるような気がする。

 う~ん。
 もう一企業では、できることに限りがある。
 これは、日韓基本条約を完全に否定する「行動」なのだ。国と国との約束の話ではないか。

 これから先は、日本の国が、安倍さんが「判断」し、決定することだ—と日本という国へ、安倍さんへ「振っているのだと」思う。

 そりゃそうだろう。
 まず、国が動くべきことだ。
 安倍さんがなにか言ってしかるべきことではないか。

 安倍さんはなにを怯えているのか。なにをためらっているのか。
 まず、安倍さんが動け、安倍さんが発言せよ。
 「国と国との問題を一企業の話に矮小化するな」


 以下、新聞から抜粋。

 新日鉄住金 プレスリリース
  2013年 昨日(8/18)の一部報道について

                        2013/08/19
                  新日鐵住金株式会社

昨日(8月18日)、当社が韓国の戦時徴用訴訟において敗訴時に 賠償の意向、との一部報道がございました。

当社は、先般のソウル 高裁の判決は、徴用工等の問題を完全かつ最終的に解決した 1965年の『日韓請求権協定』、すなわち国家間の正式の合意を否定するなど
不当な判決だと考えており、7月30日に大法院(韓国最高裁)に上告いたしました。

今後、大法院にて、当社の主張の正当性を明らかにしていく所存です。
                                     

▲補足、感想など

 しかし。
 新日鉄住金もどうも反応が鈍いなぁ。
 日本の国民の「反応の様子」「安倍さんの様子」を窺っていたとしか思えない。

 昨日・今日の国民の反応をみて、このままではウチは売国奴扱いとなる、とりあえず、「賠償を否定」する側に立とうと決めた—ということだろう。
 これで、仮に韓国の最高裁の判断が出たときは、そこで「安倍さんの発言」を期待している—ということであろうと思える。

 まぁ、日本の一企業としては、「精一杯の判断と行動」だと思える。
 
 もう一度大切なことを繰り返そう。
 韓国の最高裁の判断がでた時点で、もはや、韓国という国と日本の一企業との問題ではなくなるのだ。
 そこで、韓国という国と日本という国との関係に「土俵が移行」するのだ。

 安倍さんは、日韓基本条約を否定する「判断」に対して、日本として「どう行動するか」--明確に意志表示をせよ。

 ここで、国の指導者の「出番」が回って来たということだ。
 安倍さんが率先行動せよ。