▲核心は1960年代以降、種を撒き続けて、今、蒔いてきた種からの収穫を自ら刈り取らざるを得ない時期が来たということだ。
もっと端的にいえば、「身から出た錆」ということだろう。
除け者扱いされるのは、当然ではないか。
繰り返せば、日本をいくら叩いても日本は韓国に対して謝罪も賠償もしないよ。
以下、新聞から抜粋。
「外交は両国の関係だけで見るものではない。地球儀を眺めるように世界全体を眺望しなければならない」。
就任直後、日本の安倍首相が明らかにした外交観だ。
日本のメディアも安倍首相の首脳外交を「地球儀外交」と呼んだ。
就任後今まで安倍首相が訪問した国は16カ国だ。
早期の米国訪問計画がずれ込むと、彼は1月に東南アジア3カ国(ベトナム・タイ・インドネシア)を訪れた。
2月の米国、3月末にモンゴル、4月末~5月初めにはロシアやサウジアラビア・アラブ首長国連邦・トルコを訪問。
5月末に韓日中首脳会談が失敗に終わり、安倍首相はミャンマーに変更した。
6月にはポーランド・英国・アイルランド、7月末に東南アジア3カ国(マレーシア・シンガポール・フィリピン)に行った。
1カ月に1回の外国歴訪だ。
安倍首相は外交を自画自賛し、野党代表に反論された。
▲安倍首相「ロシアで外相・防衛上の2+2会議を創設することにしたし、
日本の首相として初めてアイルランドを訪問するなど自由と民主主義を共有する欧州諸国との関係図が強化された。
多くの国が日本に期待をしている。外交はこのように地球全体を見ながら行わなければならない」。
▲志位共産党委員長「韓国と中国が抜けている。それは問題ではないのか」。
その頃から朝日新聞などは「ドーナツ外交」という表現を使い始めた。
安倍首相の訪問国を真ん中がぽっかりと空いたドーナツ形になるという意味だ。
最も重要な中国・韓国との外交梗塞を皮肉る否定的意味が強い。
安倍首相が就任後ずっと「中国包囲外交」路線を取ったのは
「先に中国周辺国との連係を強化して中国に圧迫を加え、日中関係で主導権を握る」という意図であった。
つくり出した単語が「価値観外交」だ。
「自由と民主主義・人権の価値観を共有する国家との関係を強化する」という主張だ。
民主主義が確立されていなかった中国を周辺国から「仲間はずれ」にするというプランだった。
2006~2007年の第1次安倍内閣の時もこれと似た「自由と繁栄の弓」構想があった。
北欧と東欧・中央アジア・インド・東南アジア地域の民主化と経済発展を日本が支援するという構想だった。
この地域と日本をつなげば大きな弓の形になるといって、このような名前がついた。
当時「自由と繁栄の弓」構想を立案した安倍首相の側近は、いまも安倍外交チームの主軸だ。
麻生太郎氏は現在、副総理として政権のツートップだ。
また谷内正太郎氏は「内閣官房参加」という肩書を持つ安倍官邸の外交実力者だ。
以前は「自由と繁栄の弓」構想の実務を担当した兼原信克氏が内閣官房副長官補として官邸に布陣している。
自由と繁栄の弓」が「価値観外交」「地球儀外交」に化けただけで、「中国牽制論」が安倍外交の本質であり、
「安倍-麻生-谷内‐兼原」ラインが主導するという点では変化がなかった。
安倍首相にとって、東南アジアは中国包囲の南側基地だ。
彼が1月にインドネシアで発表した「東南アジア外交5原則」はその決定版だ。
「法が支配する開かれた海洋」を掲げた安倍首相は、「中国が国際社会で責任ある行動をしなければならない」
と主張した。
先月末にはフィリピンに日本の海洋巡視船10隻を提供するよう約束した。
「東南アジア偏重外交」という批判にもかかわらず、安倍首相は10月にラオス・カンボジア・ブルネイを訪問して
「東南アジア諸国連合10カ国訪問」プロジェクトを完成するという計画だ。
南側基地が東南アジアならば、北側基地はモンゴルだ。
特使として派遣された塩崎自民党政調会長代理が、
「モンゴルを(日本側に)引き寄せなければならない」と言ったら安倍首相はためらいなくOKサインを出した。
当時、外務省は中国を刺激しかねないと憂慮したが、安倍首相が押しのけた。
モンゴルに行った安倍首相が米国・日本・モンゴルの3カ国政策対話を提案するとすぐに中国は激昂した。
初めは韓国も「包囲の対象」ではない「抱き込み対象」だった。
だが竹島問題と歴史わい曲で
両国関係が揺らいで、「韓国と共に中国を圧迫する」という安倍の計算は完全に狂った。
それで韓国は、中国と共に安倍式ドーナツ外交の穴となった。
このように安倍首相がずっと中国包囲に熱を上げていたが、最近ではドーナツ外交に対する批判が大きく高まっている。
中国を包囲しようとしたが、日本が孤立しているというものだ。
ジャーナリストは、日本を除く韓国・米国・中国の3カ国首脳会談が活発に行われている事実を指摘して
「中国包囲網ではなく日本包囲網であり、これまでの外交方針を新しく構築しなければならない時期が来ている」と警告。
焦燥感も包囲網をつくった日本側がより大きいようだ。
日中平和友好条約締結35周年を迎えた、日本は「戦略的互恵関係によって関係を解いていくだろう」としたが、
中国は「現在の日中関係は非常に深刻な状況であり、両国は『歴史を鏡にして未来を指向する』
という精神で問題を処理しなければならない」と。
▲補足、感想など
はっきり言って、中国・韓国はどうでもいい国さ。
表題でふれたように、ドーナツ外交ではなく、中国・韓国など「ドウデモイイ外交」さ。
記事にある麻生さんの構想だったかな「自由と繁栄の孤(こ)<弓ではない>」に、そもそも韓国が入っていたか。
確か、最初から韓国は、この構想外だった筈だ。
なにか、意図的に間違えたふりをしているな。
このブログでなんどもふれた。
今、日本は、 「日本 プラス インド プラス アセアン諸国」という言わば気のあったもの同士で緩いブロック経済を作ろうとしている。
それは日本のこれから20-30年間の繁栄の如何を左右するものだ。
反日国家である韓国・中国は最初から除外した構想だ。
日本は、上でふれた構想に近未来を賭けている。
韓国は中国と「反日国家同士」で仲良くやればいいではないか。
だから。
ドーナツではなくて、「ドウデモイイ外交」なのさ。