2015年10月11日日曜日

難民受け入れに不安が高まる。トイツ人。

なんというか。
 ドイツ人って頭デッカチだ。
 2011年の福島原発事故の時もそうだ。
 日本の原発事故を聞くと、すぐ国内の原発による稼働をストップして、太陽光発電に移行する。

 ところが、太陽光だとコストが膨大となるというので、今度は火力発電と他国から電気を買う—という方向へ再転換した。

 このドタバタで見えるのは、先が見えないというか、視野の狭さ、科学知識の乏しさというものを感じてしまう。

 そして、今度は、難民騒動だ。
 そこにあるのも、やっぱり、メルケルさんの「先の見えなさ」だ。
 視野の狭さ—頭でっかちで、その決断が、どのような物事へ波及していくか--が分からない。
 だから、原発の廃止の決断と同じで、その後の方針があっちへ、こっちへと振れてしまう。

 ドイツ国内でもこの難民の受けいれについて、不安が高まっているようだ。

 以下、新聞から抜粋。

 メルケル首相が難民に門戸を開き、国民が拍手して難民を迎え入れて1カ月。
 ドイツでは、押し寄せる難民の多さに不安が高まっている。

 メルケル首相の支持率も大きく下がっている。
 政府高官は移民や難民の中にテロリストが入り込む可能性について懸念を表明し、ドイツ各地では収容施設を設置するスペースが不足している。

 秩序を重んじるドイツで、メディアは移民が野宿したり、施設でけんか騒ぎを起こしたりするため、警察官が出動するなど現場の混乱を報じている。
 世論調査で、政府の管理能力に対する国民の信頼が失われつつあることが明らかになった。

 「(ドイツに流入する移民が)単に多すぎるということだ」と言うのは、ドイツ東部ドレスデンに住む教師のカリン・パリッツさん(57)。
 特に最悪なのは「全てが組織的に行われていない」ことだと指摘した。

 欧州がこれまでに直面した危機とは異なり、移民問題はドイツ国民の日常に直接影響を及ぼしている。
 講堂や体育館、見本市ホールは臨時収容施設として使われている。

 政府関係者は移民の態度が悪いと不満を口にし始め、移民の流入で犯罪が増える可能性があると不安を煽っている。

 デメジエール内相は、公共テレビに出演し、「夏までは、移民はドイツにいられることに感謝していた」としたうえで、今では、移民の中に「施設が気に入らないという理由でストを起こしたり、食べ物が気に入らないという理由でトラブルを起こしたり、施設内でケンカをする」人たちがいると述べた。

 内相は、治安担当者との会議後、ドイツ国内のイスラム主義者が一人で移動している未成年者を含めた移民に接触していると指摘。
 さらに、情報機関からの情報として、過激派組織「イスラム国(IS)」の戦闘員が移民や難民にまぎれてドイツに潜入しようとする可能性があると述べた。


▲補足、感想など

 --- 移民の中に「施設が気に入らないという理由でストを起こしたり、食べ物が気に入らないという理由でトラブルを起こしたり、施設内でケンカをする」人たちがいる ---って。

 分かりきったことだろう。そんなこと。
 母国でも下層にいるからこそ、難民もどきとなったものだ。

 この難民たちが、まともな労働者となるまで、どれだけの手間と時間を要すると思うのか。
 いや、どうしても「使い物にならない」多数の人間がいる。
 彼らは、犯罪者となってドイツの治安・秩序を破壊していくだろう。

 こういう難民を受け入れるという「決断」というものは、「人道主義の美名の下」で、狂ったような人によってなされてはなるまい。

 難民・移民の受け入れとは、「国家百年の大計」なのだ。
 100年先を見通してなされるべきことなのだ。

 ドイツは、たぶん、スウェーデンのごとき、秩序・治安の悪化にこれから悩まされるだろう。
 また、この異民族を批判するということを「人種差別」「ヘイトスピーチ」なる言葉で、封殺されるであろう。

 今、メルケルさんの「決断」というものが、どのような果実をつけるのか、100年とはいわず、10年先には充分、誰の目にも分かるようになるだろうな。