2012年11月16日金曜日

中国の習近平さんは、合理主義者か危険なナショナリストか。


▲中国の習近平さんについて、アメリカ政府の見方がわかれているようだ。
筆者の感想はというと。
この人、まず、科学的思考ができない。だから、合理主義者ではない。
もっとはっきり言うと、頭がそんなに良くないのだろう。
中華思想にとりつかれた危険かどうかは分からないが、ナショナリストと思える。
また、太子党であることから、わがままに育った、まぁ、育ちの良からぬ人だろうなぁ。
以下、新聞から抜粋。

 「アジア重視戦略」を強調するオバマ米政権は、習近平総書記に対し、東アジアの域内バランスを崩す中国の軍拡路線を牽制しながら、米経済再生への協力や国際秩序の構築で手を携える「競争と協調」の新たな関係を模索している。
 クリントン国務長官は、「国際社会で建設的な役割を果たす中国を歓迎したい」と新体制に期待感を にじませ、「公正で透明、国際社会の規範や基準」を順守するよう求めた。
 オバマ政権は習氏の総書記就任を見据え、昨年副大統領が訪中して対米観を探った。
2月の習氏訪米では大統領執務室で会談する「首脳級の扱い」で歓迎。
9月に習氏の消息が途絶えた直後には、訪中していた国防長官が会談し、関係の深化を内外にアピールした。
 ただ、習氏に対するオバマ政権の評価は、「過去の中国指導者よりも自由な合理主義者との見方と、危険なナショナリストとの見方で揺れている」とされ、人物像解明への手探りが続いているのが実情だ。
 オバマ大統領は再選を決めた選挙戦で、「中国は敵対者であり、潜在的パートナーでもある」と主張。中国に法令順守を求めながら、 協力関係を築く方針を打ち出しており、早期に首脳会談を行って連携強化を模索するとみられる。

▲補足、感想など
アメリカ政府の懸念もよく分かる。
そして、ヨーロッパ諸国のグダグタぶりをみていると、もはや、ヨーロッパ諸国に期待するのはもう10年先だなと思うのも無理はない。
ヨーロッパの階級社会というものに風穴が開かないかぎり、ここしばらくの景気回復は
無理であろう。
それに較べれば、アジアの方が活気がある。
アメリカとしては、これからベトナム、インド、インドネシアなどと関与して、自国の製品を買ってもらおう*---と考えている。<そのあたり、日本と同じ立場である>
ただ、中国というなんともしれぬ国家があり、その指導者が交替した。
さて、この指導者はいったいなにものだ?--というのが、オバマさんなどの疑問であろう。
筆者なりの見方を示そう。
冒頭でふれたように、習近平さんという人は合理主義者ではない。
それは、先日来の反日運動の経緯とか、その着地点への方向性の見極め方から分かる。
科学的な、合理的な思考ができない。
いや、できないというと失礼か。合理性というものより、中華思想が勝ってしまう人とでもいえばいいのかな。
中華思想というものが、もっと表にでれば、それこそ危険なナショナリストにでもなる人であろう。
この合理性・科学性の弱さというものは、今、中国で頻発している暴動などへうまく対応できないだろうという推測ができる。
仮に、中国が分裂するという事態に陥るならば、それはこの習近平さんの時代ではあるまいか。