2012年11月5日月曜日

バナナの値段が下がっている。


フィリピンからのバナナの輸入量が増えているようだ。
その背景には、中国とフィリピンとの領土問題があるのだとか。
中国がフィリピンへの嫌がらせとして、バナナの輸入を制限したらしい。
まぁ、中国人という民族の性格の悪いことをみよ。
朝鮮民族と双璧の世界での嫌われ者であろう。
人間ってやつは、感情の動物だ。
いま、中国で忍耐しているイオンとかトヨタ(あぁ、滋賀の平和堂なんてスーパーもあったな)など、「損得感情」だけで中国で仕事が続けられるのか。
以下、新聞から抜粋。

フィリピンバナナが大量に日本へ輸出され、価格が下がっている。
背景には、中国とフィリピンとの間にある軋轢の影響がある。

190円台は1979年以来の安値水準
総務省小売物価統計によると、バナナの店頭価格は201110月に1キロあたり225円だったものが、20126月以降に200円程度まで下落。
需要が高まる89月上旬にかけ210円程度まで回復したが、再び下落に転じている。
10月上旬には192円まで値下がりした。
190円台は1979年以来の安値水準にあたる。
ここ数年(平均値)は、 2008年が248円、09225円、10年には226円で推移していた。

安値の原因は、輸入量が増えていることだ。
バナナは9割以上がフィリピンからの輸入品。
農林水産省の農産物輸出入情報によると、バナナの輸入は8月だけで約9万トン、62億円に のぼり、1218月の累計では約75万トン、500億円を輸入している。
前年同期と比べて、輸入数量で23025トン(3.2%)増えた一方で、価格は12億円(2.4%)減っている。
安く仕入れているため、安く消費者に届いているというわけだ。

■南沙諸島の領有権めぐる対立が背景
フィリピンが日本向けのバナナの輸出を増やし始めたのは、20125月ごろから。
この頃、中国とフィリピンの間では南シナ海での「にらみ合い」が激しくなって いた。
南沙諸島の領有権をめぐる対立だ。
5月に中国海軍の艦船が、フィリピンが 領有権を主張するパラワン島沖のイロコイ礁近くで建築資材を降ろし、ブイや杭を設置する 行動に出るなど、「一触即発」の状況だった。
中国はフィリピンにとって、日本に次ぐ世界第2位のバナナの輸出先。
しかし、中国が対立の「嫌がらせ」の一環として、 フィリピンバナナの輸入を制限し始めた。
中国がフィリピンからの輸入バナナの検疫を強化し、大連港や上海港では通関できなかったバナナが腐るなどしてフィリピンの業者に 19億円相当の被害が出ているという。
そこでフィリピンでも、中国向けバナナの輸出を減らし、その分を日本に振り向けて いるようだ。


▲補足、感想など
まぁ、中国から嫌がらせを受けている仲間同士ということでもある。
核心は、バナナの痛みやすさかな。
検疫の期間を延長されると、商品価値がなくなってしまうのだ。
だから、安くしても日本人へ売った方が得だというフィリピン側の判断があるのだろう。
まぁ、販売業者のドールだっけ、日本の商社の子会社だから、そのあたりのこともあるのだろうな。
掲示板をみていると、フィリピンから日本という国は頼りにされているようだ。
そういえば、こんな記事(一部抜粋)があった。
--ここから
2012.5.24
南シナ海の平和と安定は、東南アジア諸国にとって不可欠であるだけでなく、シーレーン(海上交通路) の安全確保という観点から日本の国益でもある。
 日本は政府開発援助(ODA)を活用して、フィリピンに巡視船を供与する方針だ。
フィリピンの海上警備の 一助となるし、中国をけん制する上でも重要だろう。
--ここまで--
どうやら、日本からフィリピンへ「巡視船」を供与するようだ。
ぜひ、中国へ対抗するもの同士として、共に頑張りたい。