2012年11月17日土曜日

野田さんは、男らしく潔い。


▲金曜日16日に衆議員が解散した。
 民主党内からも、アレコレ批判の多い解散ではあったが、自分達の能力不足を棚にあげ、見苦しい。
 野田さんは、批判は多かったが、最期はまさに「潔い」といってよい。
 潔いというのは、日本人の感覚からすると美点だし、讃えられてしかるべきだと思える。
 いま、まさに国民の信を問うべきタイミングであろう。
 菅さん・鳩山さんなど、どうも行動が見苦しい。
 そういえば、管さんの街頭演説は、「売国奴」とかのヤジが多くで、しゃべるのもたいへんらしい。
 まぁ、菅さん、鳩山さんなどは、今回の落選組のうちであろうから、最早どうでもいい人だ。<あぁ、小沢さんもそうだな、ただ、落選はしないのか>
 で。
 12月での選挙の結果どうなるのだろう。
 その推定の数字がでてきた。
 まず、新聞記事から抜粋。

 野田佳彦首相は16日午後、衆院解散を断行した。
 民主党内のクーデターに先手を打ち、 自民、公明両党との「近いうち(に国民の信を問う)」との約束を守る大勝負だが、 「自爆解散」とか「破れかぶれ解散」と揶揄する向きもある。
 現状で、選挙結果はどうなりそうか。
 政治評論家の小林吉弥氏による政党別獲得議席予測では、 安倍晋三総裁率いる自民党が220議席を獲得し、公明党(28議席)と合わせて過半数に達する。
 野田首相の民主党は99議席まで転落、大阪市の橋下徹市長が代表を務める「日本維新の会(維新)」は60議席になるという。


▲補足、感想など
 記事をまとめてみよう。
 自民 220
 公明 28
 民主 99
 維新 60
 か。
 別に筆者は、選挙のプロではない。
 上の記事の印象からすれば、民主はもう少し減るような感じ。でも、維新が60以上になるとも思えない。
 自民がもう少し多くなるのではないのかな。
 でも、単独過半数を越えない。
 このあたりが微妙なところなのだな。
 安倍さんとしては、自民で単独過半数を超えたい。240以上にしたい。
 対して、石原さんは、それじゃ、和歌山になんとかいう媚中派もいるし、自民では、中国に強硬にはでられないだろう。
 そこで、自民 プラス 維新 という形で連立を組たい。つまり、自民に241を越えてほしくない。
 そのあたりを狙ったものか、石原さんと橋下さんとでは意見の異なることも多いが、少数では連立の相手にならない。
 そこで、小異<とも思えないが>に目を瞑って、自民と連立を組む人数にしたいということが本音であろう。
 その形で、とにもかくにも、自衛隊を国防軍にするとか、尖閣諸島近海に侵入してくる中国船に対して銃撃できるとかの法律を改正してしまおうと考えているということだな。
 つまり、すぐにしなければならないことをやるためには、例え合意できる部分は小さくても、その部分だけに特化して、残りの部分はとりあえず、無視してしまったということか。
 石原さんの年齢を考えると、政治家としてはもう数年しかもつまい。
 その数年の内にしなければならないことを、安倍さん プラス 石原さん というタッグで、ことを進めてしまおうということか。
 なるほど。
 石原さんが、太陽の党を数日で解散してしまうという理由がよく理解できるではないか。