2013年6月11日火曜日

橋下さんの訪米、アメリカから拒絶される。

▲ふ~ん。
 本当のことを言うと、拒絶されるのか。
 ならば、別にアメリカへ行くことはない。

 誤解もへったくれもあるものか。バカを相手にするな。

 以下。新聞から抜粋。

 旧日本軍の従軍慰安婦発言をめぐり、日本維新の会共同代表の橋下徹大阪市長 (43)が訪問予定だった米サンフランシスコ市が、「公式訪問としては 扱わない。表敬訪問も受けない」と拒絶の文書を大阪市に送っていた。

 直前まで橋下氏は訪米に意欲を示していたが、訪問先の厳しい姿勢が訪問断念の発表に至ったもようだ。
 大阪市は 文書を受け取ったが公表していない。

 大阪市とサンフランシスコ市は50年以上前から姉妹都市関係を結び、先方か らの文書では「訪問先のすべてで抗議集団に囲まれるだろう。警備体制の費用 が多大な負担になる」などと忠告。
 サンフランシスコ などを訪問予定だった橋下氏は、5月13日に慰安婦問題などについて発言し ていた。

 日本維新の会幹事長の松井大阪府知事はこの日、米国での大都市経営視察のため、サンフランシスコに向け関西空港を出発。
 橋下氏への現地の批判には 「誤解を解きたい」と説明に意欲を示している。
 現地の警備会社にボディーガー ドを派遣させる予定。


▲補足、感想など

 橋下さんの発言のどこかおかしいのか。
 あぁ、
 米軍に日本の風俗を勧めたところか。

 風俗を勧めたところが、「女性の尊厳が--」とかなるといのか。

 この齟齬の核心は一体なんなのかな。
 やはり、日米の宗教観の違いが一番の大本にあるのだろうな。

 アメリカの建国は、イギリスの清教徒の入植から始まっている—という伝説を信じているのだろう。
 で。
 戒律の厳しいキリスト教徒には、ある目的の仕事をする場合には、当然、「性欲」は抑制できるもの---、それが当然だと考えているということだろう。
 そもそも、戦闘集団が「女のこと」など考える訳がないではないか—と。

 建前といえば、建前。
 ただ、キリスト教徒の場合、戒律もあって、この「建前—ある目的がある時、性欲など抑制できるはず」ということを頭から信じているということなのだ。つまり建前=真実 だ。

 だから。
 米軍という戦闘集団は、「女のこと」など考える訳がないし、性欲は目的の前には抑制できるもの—というのが共通認識なのだな。

 対して、日本は。
 日本へ入って一層ゆるくなった仏教は、日本化された仏教へ変化をとげ、僧侶が肉食妻帯するまでになった。
 更に、一休禅師のごとく、放埒無頼な生活を続けつつ、宗教家として高みに昇りつめるという先達まで現れた。
 こうして、日本という国は性欲を含む本能の部分を自然なこととして、受け入れ、その上で緩い戒律の下で暮らしていく—という「暮らし方」に落ち着いたのだ。
 ついでながら、現在、日本での宗教活動は、カルト宗教を除いて自由だ。
 その中で、日本でのキリスト教徒が2パーセント程度であるということは、日本人の宗教との関わり方、また戒律というものをどう見ているのか—が分かろう。

 つまり。
 日本とアメリカとでは、「性」というものへの見方・感覚が違うのだ。
 アメリカ人からすれば、米軍というものは戦闘集団だ。
 戦闘を考えている人間が「性欲」を抑制できないわけはない—と考える。<上でもふれたように建前だけれど、建前=真実だ>

 そこに、日本人である橋下さんは、米軍の司令官に、「どうしているのですか」と無遠慮に尋ねる。
 米軍の司令官は、顔をこわばらせながら、「ジョギングなどで発散しています」なとと答える。
 そこから、更に無遠慮に橋下さんは、「それでは--」「日本の風俗を利用したらどうですか」--と追い打ちを掛けて、司令官は卒倒するような思いで、顔を更にこわばらせた--ということだ。

 まぁ。
 橋下さんの言い方は、振り返れば、「つっこみ過ぎ」ではある。
 しかし。
 日本人からすれば、「性の問題をどうしているのか」--というのは、大声でいうことではないとしても、まぁ、「質問の一つ」としてそうおかしくもあるまい。

 こうして、一連の慰安婦発言を総括してみると。
 橋下さんは、「ツッコミ過ぎ・無遠慮すぎ」という部分は謝罪したとしても、「女性の尊厳がどうたら」--ということには関係がない。

 上でもふれたように、「性」というものへの「日米」の視点の違いなのだ。
 謝罪するとか、慰安婦がどうした—とか関係がない。
 男だけの集団があった時、「性」という問題を「直視」しないでいいのか—ということが橋下発言の「核心」だ

 「性」の問題につき、米軍の中でもなんらかの対応策は取られているだろう。
 しかし、それは「外に」「日本人へ」向かって説明できるようなものではあるまい。

 アメリカの国民が、橋下発言をどう捉えたのか—筆者には理解できない。
 ただ。
 橋下さんがアメリカへいって「謝罪する」というようなことでないことは確かだ。
 拒絶されるというなら、アメリカなど行く必要もない。