2013年6月17日月曜日

橋下さんが7月21日に消えるんだって。

東京都議会選での橋下さんの応援演説を聞いていると、橋下さんはめげていない。
 有無を言わせぬだけの「迫力」で、聴衆を納得させる。
 口がうまい—といえば、その通りだろう。
 でも、「技術」ではない。

 内容が「技術」を追い越しているのだ。
 これは—と思う。
 そう簡単に、「維新の会」はつぶれはしないな。

 ところが、新聞では7月の終わり頃には橋下さんがいなくなるそうな。
 どうして、そうなるのだろう。
 理由を見てみよう。

 以下、記事を抜粋。

 日本維新の会共同代表の橋下徹大阪市長
 今のところ、窮余の一策は見つからない。
 日本維新の会は、橋下徹共同代表(大阪市長)による慰安婦発言が響き、有権者が離反し、参院選では芳しくない結果ばかりが取り沙汰されている。

 だが、野党による保守合同論や、憲法改正の要件を緩和する96条改正問題など、選挙後に持ち上がること請け合いの政治課題をことごとく実現不可能なものにしてしまった。
 橋下氏の「罪」は、深い。

 「選挙は負け。もう遅い」
 土俵際に追い詰められると、にわか集めの党体質にありがちな弱みが浮き立ってくる。
 過日、維新幹部に接したときのこと。「橋下氏は好きなタイプじゃないね」。
 投げやりな言葉を浴びせられた。

 世論調査などによると、維新は当初、参院選で選挙区と比例代表をあわせ、15議席程度の獲得が予想されていた。
 「与党の過半数獲得阻止」というスローガンも夢物語というわけではなかった。
 ところが、慰安婦発言後、減退し、今では約5にまで激減した。

 件の幹部は、橋下氏をかばう気持ちなどさらさらない。
 橋下氏の「賞味期限」に敏感なだけである。
 選挙後の政局で主導的な立ち位置を占めるのは絶望的になった-。
 そんな歯がゆさが発言の背後に見て取れる。

 別の維新幹部は、東京都議選の帰趨について、告示前に耳を疑うような発言をしている。
 「選挙は負けですよ。もう遅い」。
 関係者は「維新を腰掛け程度にしか思っていない」と吐き捨てた。

 保守合同、憲法改正…すべてが不透明に
 維新が参院選で惨敗すると、保守合同論の動きがにぶるのは間違いない。
 民主党には、自治労や日教組など官公労系労組の組織内議員がいて、憲法問題など党の背骨部分で両論ある、情けない体質を引きずっている。

 党内には、「脱組合」を唱える保守系議員は少なくなく、維新など第三極が躍進すれば、手を握る構想もささやかれていた。
 ところが、維新が「脱落」したことで、合同論は水泡に帰した。

 よしんば、現在の野党間で合従連衡が起きようとも、国民の期待を集める勢力にはならない。
 勢いを加速させるのに必要なのは、「新しい息吹」なのである。
 憲法改正問題の先行きにしても、不透明感を増幅させた。

 橋下氏の失言がなくても、参院では、改憲勢力がそこまでの議席を獲得するのは、困難視されていた。
 ため、自民党には、維新が一定勢力を参院で占めることを見越し、民主党の前原誠司元外相とパイプがある橋下氏を「頼みの綱」に、民主党の保守系議員を取り込み、改正を成し遂げたいとの思惑もあった。
 これもまた、ご破算といってよい。

「7月21日」は舞台から去る日?
 大阪維新の会関係者は、橋下氏について「さすがに元気がないみたいだ」と気遣う。
 政治家としての道筋が暗澹としてきたのだから、落胆ぶりは察して余りある。
 持ち前の強気な言動も鳴りを潜めた感があり、巻き返しの攻め手もない。

 「国民がノーといえば参院選で敗北する」
 橋下氏は、日本外国特派員協会での記者会見で、参院選の結果次第で、共同代表を退く考えを示唆した。
 現状のまま選挙戦に臨めば、辞任の流れは阻めないだろう。

 続投しても、再浮上の芽はありそうもない。
 参院選の投開票日は7月21日、この日は事実上、橋下氏が国政の表舞台から身を引く節目となるかもしれない。


▲補足、感想など

 は、は、は、----
 要するに、7月21日の投票日で、維新の会は大敗し、橋下さんが責任をとる—といっているのか。

 馬鹿馬鹿しい。橋下さんのもつ「怨念の強さ」をバカにするな。
 そんなことでくたばるものか。

 そもそも、橋下さんの慰安婦発言が「失言」か。
 これが失言なんぞという人間は、よほど、頭が悪いのだろう。これは日本人の名誉を守るための発言だ。
 日本人をバカにするな。
 こんな記事を書くなんて、サンケイの朝鮮系の記者であろうが、日本人をこんな記事でミスリードできると思うのは間違いだぞ。

 この程度の中傷などしれている。
 2011年の「大阪市長選」のときの「中傷記事」を転記してみようか。

--ここから--

 橋下府知事の記事が相次いでいる。
 大阪府の橋下徹知事に逆風が吹き始めたのか。
 橋下知事について「ウソを平気で言う」といった厳しい関係者証言などが並ぶ雑誌記事が相次いでいる。

 府知事選と大阪市長選のダブル選の投開票日は、あと1か月後の20111127日だ。選挙戦への影響はあるのだろうか。

 「大阪では売れ切れ店続出」
 橋下知事は市長選へ転じ、現職の平松邦夫市長と対決する。
 知事選は、橋下知事後継候補の松井一郎府議と倉田薫・池田市長との争いが軸になる構図が固まっている。

 そんな中、月刊誌の「新潮4511月号は、「『最も危険な政治家』橋下徹研究」と題して4人の筆者による4本計30ページの特集記事を載せた。
 記事のテーマはそれぞれ、橋下知事の心理分析や出自、政策(大阪都構想)批判など。いずれも橋下知事に対し、厳しい視線が感じられる内容となっている。

 筆者のひとりは、「日本の路地を旅する」(文芸春秋)で大宅壮一ノンフィクション賞を受賞したノンフィクション作家の上原善広氏。
 この本について文芸春秋はサイトで「路地(被差別部落)をその出身者である著者が訪ね歩く」と紹介しているが、今回も上原氏は橋下知事にかかわる場所や人を丹念に訪ね歩き、これまであまり知られていなかった側面について報告している。

 別の筆者である精神科医でノンフィクション作家の野田正彰氏の記事では、「橋下青年の高校生のころを最もよく知る先生」が語った内容として、「嘘を平気で言う。
 バレても恥じない」「彼を評価する先生は、まずいないのではないか」といった酷評もある。

 また、橋下氏が、前の府知事選に立候補表明する直前まで、「2万パーセント(立候補は)ない」とテレビカメラの前で語っていたことを取り上げ、橋下氏による激しい誇張は、豹変することや煙にまく「予兆にみえる」との分析も書かれている。

 「新潮45」は大阪では売れ切れ店が続出。全国展開している大手書店の大阪市北区にある複数の支店に聞いてみると、「売り切れで今、追加発注中」「一度売り切れて、本日追加入荷しました」といった反応だった。

 この「新潮45」の反響に刺激されたのか、週刊新潮(113日号)と週刊文春(同)も、橋下知事の生い立ちや親族などに関する記事を載せ、1027日には首都圏の店頭に並んだ。週刊新潮は8ページも割いている。

 「メディアの姿勢に疑問」の反発も週刊新潮の記事は、先に発売された「新潮45」を踏まえた内容で、週刊文春の記事も、橋下知事について、「変節と裏切り」が「人間性を探る上で欠かせないキーワードだ」と指摘。
 両誌とも期せずして橋下氏に対し厳しいスタンスの内容となっている。

 選挙を直前に控えた時期のこうした記事に対し、橋下知事側ではどう捉えているのだろうか。1027日夕の段階では、「(記事に関する対応は)議論していない」(大阪維新の会事務局)、「(知事)本人から特に対応の指示はきていない」(橋下知事の後援会事務所)とのことだった。

 春の統一地方選で、橋下知事が代表を務める大阪維新の会が、大阪市議選とならんで力を注いだ市議選の舞台だった堺市の市議に記事のダブル選への影響を聞いてみた。
 自民党の野村友昭市議は、「記事は読みましたが、橋下知事の人気は、(記事にあるような視点とは)別のところにある」として、「影響は少ない」とみている。
 逆風にはならないとの見立てだ。

 維新の会の池田克史市議は、「影響はないと思う」と話した。

 政策を主体に訴えており、有権者に政策を判断してもらうものだからだという。

 ただ、選挙直前の時期にこうした政策に関係しない部分に力点を置いた記事が続くことに対しては、「メディアの姿勢に疑問を感じる」としている。

--ここまで--

 こんな中傷記事の氾濫する中で、市長選を戦ってきたのだ。
 慰安婦発言など、しれたもの。
 
 ぜひ、橋下さんには頑張ってもらいたい。