2014年2月21日金曜日

日本女子アイスホッケーチームの評判。

う~ん。
 どう言えばいいのだろう。

 日本もやっとこういう女性達を檜舞台へ送ることができるようになった—と言えばいいのかな。
 チームとして強かったか—といえば、まぁ、疑問ではあるが、これは競技人口というものと関連しているから、簡単ではない。

 試合としては全敗?ということになったのかな。
 でも、試合でのマナーとか、試合後のパフォーマンスとかが、随分評判がいいようだ。

 「可愛らしさ」というものとはちょっと違うような---
 そんな美醜を言っているのではないのだ。

 挙措(きょそ)という言葉があるが、そんなもののなかに、いかにも温和な家庭で、躾よく育った—という「育ちのよさ」というものが表面ににじみ出ている感じなのだ。

 例えで出すのはちょいとまずいかもしれないが、韓国のキム・ヨナ選手と比較すると、このアイスホッケーの女子選手達の振る舞いの優雅さというものがよく分かる。

 以下、新聞から抜粋。

日本女子は全敗で最下位 アイスホッケー

 ソチ五輪の女子アイスホッケーの7、8位決定戦で日本はドイツに2―3で敗れ、5戦全敗で最下位に終わった。 五輪では1998年長野大会と合わせて1010敗。

 日本は第1ピリオド、反則で1人少ない状態で先制点を許した。1340秒に久保(西武)が決めて追いついたが、第2ピリオドに反則で迎えたピンチなどに2失点。第3ピリオドに米山(三星ダイトーペリグリン)が1点を返したが及ばなかった。
 5、6位決定戦は地元ロシアがフィンランドと顔を合わせる。

 男子の準々決勝進出決定戦でスロベニアはオーストリアに4―0で勝ち準々決勝に進んだ。
 ロシアはノルウェーと対戦。



▲補足、感想など

 ちょっと、海外の掲示板から評判を書き写してみょう。

--ここから--

自分達は最高の時間を送ってるんだ、って感じが伝わってくる……。
  ああいう満面の笑みをしてる様子を見るのって大好きだ。
  オリンピックに一番大事なのは、そういうことじゃないのか!

一方では伝統的な面(お辞儀)を忠実に守りながら、
  モダンな形態(アイスホッケーをプレーする)と結びついてる。
  日本人のそういった様を見るのって、クールだよね。

そして試合の後には観客、選手、審判にお辞儀をしてる。
  疑惑の判定があったのにも関わらず、なんて礼儀正しいんだ。

--ここまで--

 そりゃ、オリンピックだし強くなければならない—とは思う。

 今現在、世界レベルでみれば、強くないかもしれない。
 でも、試合に向き合う姿勢、試合後の立ち居振る舞いというものでも、十分に世界にアピールできるのだ。

 そして、上の感想にあるごとく、「今あるこの試合を、この場所で」、最高の時間を送っているのだ—と、選手が思い、観客もその思いが分かる--

 冒頭の感想に戻る。
 日本は、ようやく、こういう女性達を檜舞台に立たせることができるようになったのだな。


※追記。

 上でふれた日本の女性達の評判の文章を読んだことがある。たぶん、指し示しているものは同じだと思う。

--ここから--

 今から数年前になりますが、ペナン島(マレーシア)で年老いた インド系のサムロー運転手と話したことを思い出しました。 

 年老いて痩せこけたサムロー(三輪自転車タクシー)運転手の彼は 日本からペナン島へ観光に来る女性をベタ褒めしていました。 

 どうベタ褒めしていたかというと、「私はインド系で貧乏な年寄りのサムロー運転手だ。 
 ペナン人も欧米人もみんな自分のことを馬鹿にした態度をする。 

 でも日本の女性だけは決して自分を馬鹿にした態度をしようとしない。 
 「日本人は良い」と言っていました。

 観光客には欧米人も多いのですが、 
 「日本人(特に女性)の育ちの良さ、礼儀正しさは世界一」なのだと思いました。 

--ここまで--