2014年2月28日金曜日

日本は大したことはない—と中国人。

いや、なにかというと、日本の防衛省が次期輸送機を開発していて、それがうまく行かなかった—と発表した。 
 それに対する中国人の反応が表題だ。

 確かに、日本人は大したことはない。
 その通りだ。

 でも。
 そこに至るまでに、ちょいと考えておかなくてはならないのではないか。

 まず、日本は「失敗した」と公表する。対して、中国人は仮に失敗しても「失敗した」と公表するか?
 メンツがどうたら—となるのではないか。

 次に、「失敗したと公表」 で、だから 「日本は大したことはない」--なのか。
 なにか、「失敗したと公表」 → 「日本は大したことはない」 が短絡的すぎると思わないか。

 これは民間で言えば。
 例えば、自動車のリコールと同じだな。
 日本のトヨタとかホンダとか、しょっちゅう「リコール」を発表して、部品の交換などを行っている。
 で。
 中国の自動車会社がリコールを発表するとか聞いたことかない。(それほど売れもしないのか)

 そういえば思いたした。
 アメリカのGMの責任者が同じようなことをいっていた。それを紹介。

 --ここから--

 2012/06/13()

 米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)のアカーソン最高経営責任者(CEO)は株主総会で、「昨年の米国のリコール(回収・無償修理)台数のうち、 日系メーカー2社だけで半数近くを占める」と指摘した。

 その上で、「GMは全体の 3%未満だった」と強調し、高品質をアピールした。
 品質への取り組みについての 株主からの質問に答えた。 

 --ここまで--

 リコールを公表しなかったから、ウチの車は高品質だ—と言っているのだ。このGMの責任者は。
 「技術者でない」ということがまるわかりであろう。
 そして、これほど「技術」というものが理解できない人間が、自動車会社の責任者となっている—という状況に、アメリカ企業の「ピント外れぶり」を感じないか。

 いや、話がどこかへ行った。

 中国人の話だった。

 核心はなにか。
 それは「合理的な思考」「科学的思考」ができない—ということだ。
 そして、このような「合理的思考」のできない人間を「中国の教育システム」は生み出しているということなのだ。

 どこかオカシイ。
 中国の教育全体が。使い物にならない人間ばかりを生み出しているのではないか。
 このあたり、韓国に似ているな。

 なんというか、「抜け目ない人間」「やり方はどうでもいいから、金を握ればいいのだ式の人間」が一番、尊敬される国家ということなのだろうな。

 以下、新聞から抜粋。


 防衛省は、次期輸送機XC-2の地上試験で不具合が発生したと発表した。
 XC-2は2014年度の開発完了に向け、航空自衛隊岐阜基地で技術・実用試験が実施されている。
 防衛省によれば、機内の気圧を一定に保ちながら高高度を飛行するうえで機体構造強度を確認するため、設計時に想定した荷重(機内外の気圧差)の約1.2倍の圧力を機内に加圧したところ、 同機の貨物扉、後部胴体などに損壊が発生したという。

 防衛省は今回発生した不具合について、損壊の詳しい状況について確認を行ったうえで、 不具合原因の究明、対応策の検討を行うとしているが、
 中国ではXC-2に不具合が発生したことについて歓喜の声があがっていたので紹介しよう。

 中国の百度の掲示板にたてられたスレッドでは、 「機体の破損は材料強度と機械工学の設計ミスであり、最初からやり直す必要があるため、 XC-2は廃止になるのではないか」との推測があった。
 同推測に対し、「これはグッドニュースだ。日本に祝電を送らないと」、 「なんて喜ばしい!」など、失敗を喜ぶコメントが続々と寄せられた。

 日本の技術力は多くの中国人も認めるところではあるものの、今回の不具合発生に対し、 「われわれは日本のレベルを高く評価しすぎていたようだ。日本の軍事工業は当てにならないな」など、 日本の技術力は“たいしたことがない”と思った中国人ユーザーも少なくないようだ。

 一方で、冷静な中国人もおり、「失敗は成功のもとだ。

 日本が失敗したとは考えないほうが良い」、 「警戒を怠ってはダメだ。なんだかんだ言って日本には実力がある」 などの意見も寄せられた。
 XC-2は実用試験で損壊が発生したことは事実だが、 今回の失敗は今後の開発に向けての貴重な糧となることは間違いない。

 感情的に反日を煽り立てるばかりでなく、 失敗がどのような結果につながるかを冷静に考えることのできるユーザーもおり、 やはり中国人は「あなどれない」といったところか。


▲補足、感想など

 --感情的に反日を煽り立てるばかりでなく、 失敗がどのような結果につながるかを冷静に考えることのできるユーザーもおり、 やはり中国人は「あなどれない」といったところか。--か。

 まぁ、その通りだろうな。

 でも、日本人が中国のなんとかいう飛行機の開発に失敗(あぁ、そもそも公表もしないか)を聞いて、記事のような反応をするかなぁ。

 別に、日本人は、中国人を100年遅れのノロマとは思っているが、そんな「上から目線」でものは考えない。
 冒頭でふれた「合理的思考」ができる日本人が多い—ということだろうな。

 中国人の反応の根底にあるのは、「100年遅れの劣等感」のような下敷きがあって、日本が失敗したの、中国がうまく追い越したの—という事柄に対して、「過剰な反応」を示すということなのだろうな。

 しかし。
 全体となにか異様なものを感じるのは、1980年代から続く「反日政策」のせいだろうな。

 なにか、日本の人口の減少傾向をみて、移民がとうこう—という話があるようだが、反日政策を四半世紀も受けている中国人を日本へ入れるということはリスクが高すぎる。

 中国人(韓国人も)は、「仮に移民政策をするとしても除外すべきだ」