▲フラ下がり—という首相が廊下で、記者からの質問を受けるという習慣が、小泉さんのころあった。
安倍さんは、この形の質問を拒否したという。
それを元毎日新聞の記者が批判している。
まぁ、なぁ—と筆者は思う。
失言を恐れる?
まぁ、そのとおりだろうなぁ。
でも。
人というものは、得手不得手があるのだ。
安倍さんという人は、失礼ながらそれほど「頭の切れる人ではない」
なにか、不意打ちのような質問を受けたとき、トンチンカンな答弁をしてしまう可能性はある。
確かに野党であるときはなんでも言える。
しかし、一旦、首相となれば、それは日本国という国を代表した答えであり、意見となるのだ。
昔、大平さんという大臣がいた。
記者からの質問を受けて、答えるまでにあ~とか、う~とか長い間、考えてやっと答えていた。
なぜ、そんなことになるのだ?--という質問に対して、答えは確かに記者に対してしているのだが、その向こうにはアメリカ、中国、ヨーロッパ諸国の国民が聞いているからだ--と答弁した。
つまり、安倍さんの「ぶらさがり拒否」の理由はこれだろう。
簡単に答えることもできないし、一旦、声にしてしまえば、それは日本という国を代表した日本という国の意見となってしまうのだから。
以下、新聞から抜粋。
安倍晋三首相は、首相番記者のブラ下がり取材を拒否、早くも限界が見えた
◆安倍晋三首相には、心底からガッカリした。
それは、「ブラ下がり取材」拒否を決めたからである。
これでは、前首相と変わらないではないか。
何が最大の問題かと言えば、首相番記者の機能と役割、使命を否定することになる。
さらに、首相番記者の質問に、答える能力がないと認定されかねない。
悪く言えば、「馬鹿」であることを天下にさらす結果になる。
安倍政権誕生早々から、首相番記者の「ブラ下がり取材」を拒否するには、都合が悪いことを質問される可能性が高いと憂慮でもしているのであろうか。
答えられないと、政権維持が難しくなると恐れているのでは。
◆菅元首相は、本当に「馬鹿」な首相だった。
こんな馬鹿が日本にいるのかと、中国の胡錦濤国家主席をガッカリさせたに違いない。
野田前首相は、「ブラ下がり取材に応じて、ボロを出すくらいなら、
最初からブラ下がり取材を拒否することだ」と強くアドバイスされて、拒否し続けた。
何のために、JR船橋駅や津田沼駅頭で「朝立ち」を続けて、当選してきたか分からなくなった。
全国各地の国民有権者の「信」を失い、結果、現職議員を落選させることになったのである。
これは、茶の間に向けての「窓口」を自分でシャットアウトしたことによる結果であった。
◆この点、偉いのは、小泉純一郎元首相であった。
一日、2回、「ブラ下がり取材」に応じて、
時には、名答弁も使いながら、多くの国民有権者を楽しませてくれていた。
答えられないことは答えなくても良いのである。
そんなことは国民有権者は、百も承知である。
次男の小泉進次郞青年局長は、父親顔負けの応答を記者たちに対して行なっている。質問を受けることを決して嫌がらない。
「当意即妙の答弁ができるようになるための訓練をしているのです」
将来、大臣から首相に登って行くための訓練を自ら課しているということだ。
これに比べれば、安倍首相は、劣る政治家である。
記者の質問に堂々と答えられない、失言を恐れるようでは、安倍晋三政権の前途は決して明るくはない。
▲補足、感想など
新聞記者ってえらそうにしゃべるなぁ。
これなどどうだ。
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さらに、首相番記者の質問に、答える能力がないと認定されかねない。
悪く言えば、「馬鹿」であることを天下にさらす結果になる。
---か。
だから。
安倍さんは、それだけ当意即妙に答えることができないのだ。馬鹿といわれればまぁ、その通りだろう。
でも、なによりも日本のことを、日本人のことを考えている「馬鹿」なのだ。<安倍首相—済みません>
頭が切れて、これだけ偉そうにいう元新聞記者と比べて、日本という国を・日本人を真剣に考えてくれる「馬鹿」な首相とでは、人間としてどちらが立派なのか?
何度でもいいたい。
人間には、神様から頂いた才能というものがある。その才能により個人として「得手不得手」というものがあるのだ。
安倍さんには、ぶら下がりの質問に答えることは不得手なのだ。
上でもふれたが、安倍さんの答えは、即、日本という国を、日本人を代表した「答え」なのだ。
答える記者の向こう側には、アメリカ人、中国人、ベトナム人、ヨーロッパの諸国の国民がいて、安倍さんの答弁を聞いているのだ。
迂闊な答弁など、許されるわけもあるまい。