▲習近平国家主席は、昨年秋「反日騒動」を起こすとき、どんな「落とし所」を考えていたのかなぁ。
落とし所?
そもそも、そんなもの考えてもいなかった--か。
ちょっと、脅せばすぐに日本がへたれる—と思っていたということなのだな。
習近平という人は、50台末くらいか。
すると、文化大革命は知っていても、抗日戦争の頃の話は父親から—ということなのだな。
毛沢東さんとか周恩来さんとか先の大戦を経験した世代は、決して日本人を挑発しなかった。
それは、日本人の核となっている「部分」をよく知っていたからだ。
日本人はテンション民族で、「追い詰められた時」、窮鼠、ネコを噛むところか、トラでさえ噛み付く—という性格を知っていたからだ。
日本人の「日常の顔」に騙されるな。
追い詰められれば、トラであろうとライオンであろうと噛み付くぞ。
いや、話がそれた。
上の話を続けると、すぐに折れるさ—と高をくくって、反日騒動をおこしたが、一向に日本が折れてこない。
さらには日本企業がドンドン東南アジアに資本をシフトし始めた。
で。
どうすればいいんだ?--と頭を抱えた習近平国家主席が、乏しい日本とのコネを探して、創価学会に智慧を求めた--と昨年の記事にあった。
そんなことで、公明党の山口さんが「棚上げ論」を打ち出したが、連立を組む安倍さんから批判されて撤回—というしまらない経緯となった。
う~ん。
この一連のできごとを昨年夏ごろからふりかえってみよう。
ことの発端は、野田さんの尖閣諸島の国有化からだ。
これに反発した習近平さんが、中国で反日騒動を引き起こした。日系の店舗、工場等が破壊された。→上でもふれたようにすぐに日本が妥協案を出すとか思ったのだろうな。<夜郎自大という諺ぴったりだ>
→このあたりにこの習近平さんという人の「地頭の悪さ」を感ずる。
何も先が読めていないのだ。一旦、拳を振り上げたがどこに下ろすか、いつ下ろすか—という見通しがない。
一昨年度かな。gdpが日本を追い越した—中国は大国だ式の単純な頭で、日本を攻撃した--ということであろう。
その後、日本企業の中国の脱出、レアアースを日本が買わなくなった—とか様々な形で日本から反撃を受けて、いよいよ習近平さんは追い詰められているということだ。
アメリカのクリントン国務長官あたりかも反撃を受けて、じゃ、落とし所を「一旦棚上げ論」にもっていきたい—と考えているということなのだ。
でも。
日本人の大部分は、日中の間に「領土紛争」はない—という姿勢だ。「棚上げ論」など知ったことではない。
以下、新聞から抜粋。
中国共産党の習近平総書記が、山口那津男代表の帰国直前に会談に応じたことには、狙いがある。
最大の狙いは安倍政権内の親中派政党、公明党を取り込むことで「尖閣諸島の主権棚上げ」に向けた日本国内の世論形成だ。
日米外相会談で米国が尖閣問題での日本支援を鮮明にしたこともあり、これを機に習指導部は日本領侵犯といった強硬一辺倒策から、政治工作にも重点を置いた硬軟両様の作戦への転換を進めるとみられる。
習氏は山口代表との会談に先駆けて朴槿恵韓国次期大統領特使の金武星氏と会談した。
まず中韓関係の緊密ぶりを“誇示”して日本側をじらした後で、山口代表と会い、日中国交正常化交渉時に双方の橋渡し役を担った公明党に“恩を売った”。
中国側が「尖閣の主権棚上げ支持派」とみなしている公明党を取り込むことを突破口に、日本国内で棚上げ論を広げ、
「日中間に領土問題は存在しない」とする安倍政権への包囲網を形成しようとの狙いがありそうだ。
続いて中国は村山富市元首相や加藤紘一元自民党幹事長を招くが、
政界、経済界など日本各界を巻き込んだ招待攻勢が今後活発化するとみられる。
習氏の軌道修正には、クリントン米国務長官が尖閣諸島をめぐって「日本の施政権を害そうとする
いかなる一方的な行為にも反対する」と対中警告を発したことが大きく影響していそうだ。
中国は、尖閣諸島周辺の領空を侵犯。領海侵犯は続いているが、13日以後は領空侵犯はしていない。
習氏はかねて「戦勝国である中米が連携して日本に厳しく対処する」よう呼びかけてきた。
日中間の偶発的な軍事衝突が米軍の介入を招いては元も子もなくなる。
こうした最悪の事態を防ぐためにも、戦術転換が必要だった。
また元来、中国外交は他国との問題が発生した場合に、まず強硬姿勢を示して相手の譲歩を促しながら徐々に“落としどころ”を探る方法をとる。
その意味では今回の習氏の対応も従来の方式の繰り返しと言える。
▲補足、感想など
習近平さんは、胡錦濤さんより「頭が悪い」なぁ。
まぁ、頭が悪い—こともさりながら、「民主主義」というものを理解していない--ということなのだな。
だから、創価学会の池田さんと、村山さんとか組織のトップを取り込めばコッチのものだ—とか簡単に考えるのだろう。
民主主義とは、個人個人が勝手にアチコチを向いているということだ。
創価学会の池田さんが、村山さんが「右向け」と叫んでも、個々はバラバラに判断して、右を向いたり左を向いたりするのだ。
そのことが習近平さんには想像がつかないのだな。
まぁ、こう考えると、中国・習近平さんの振り上げた拳の「落とし所」はどこにもない—ということだな。
これは習近平さんは、自分の判断ミスとして、国内向けになんとか誤魔化すしかない。
まぁ、間抜けな日本兵を一杯だした映画を作って中国人をなだめればいいことだ。
日本人には関係がない。
大事なことを再確認しよう。
日中間に「領土問題」は存在しない。尖閣諸島は日本の領土だ。